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セックスと嘘とビデオテープ

Sex,Lies And Videotape
1989年【米】 上映時間:100分
ドラマ
[セックストウソトビデオテープ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-07-20)【イニシャルK】さん
公開開始日(1989-12-09)


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監督スティーヴン・ソダーバーグ
キャストジェームズ・スペイダー(男優)グラハム
アンディ・マクダウェル(女優)アン
ピーター・ギャラガー(男優)ジョン
ローラ・サン・ジャコモ(女優)シンシア
スティーヴン・ブリル(男優)酔っ払い
松橋登グラハム(日本語吹き替え版【TBS】)
小山茉美アン(日本語吹き替え版【TBS】)
佐古正人ジョン(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本スティーヴン・ソダーバーグ
音楽クリフ・マルティネス
撮影ウォルト・ロイド
製作ジョン・ハーディ[製作]
ロバート・F・ニューマイヤー
製作総指揮ニック・ウェクスラー〔製作〕
配給日本ヘラルド
編集スティーヴン・ソダーバーグ
録音スティーヴン・ソダーバーグ(ノンクレジット)
字幕翻訳戸田奈津子
その他ジョン・ハーディ[製作](ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
アメリカ南部の町、バトン・ルージュに住む有能な弁護士ジョンと、その妻アンの夫婦。一見理想的な関係を築いている2人だが、そこには“ジョンの浮気”を薄々と感じ、“無意識に彼を避けてしまうアン”の不安定な心があった。そんなある日、ジョンの旧友グレアムが彼らの家を訪れることで靄がかっていた彼らの関係は変化し始める。当時26歳だったスティーヴン・ソダーバーグの初監督作品。'89カンヌ国際映画祭でパルムドール、ジェームズ・スペイダーが主演男優賞を受賞した問題作でもある。

SAEKO】さん(2004-07-24)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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19.直球すぎるタイトル。かといって過激な性描写があるわけではない。「セックス」という単語に過剰反応する中学生のころ、友人が親に隠れて深夜に放送されていたこの映画を録画予約したというのを自慢げに話していたのを思い出しました。内容はなかなか深いですね。親友、姉妹という美しい関係に秘められたグロテスクな背徳。ビデオテープを通してこそ語られる真実の中身。本音と建前、複雑な人間関係などある程度大人になってからじゃないと楽しめない映画ですね。中学生のころ彼はこの映画を後でこっそり観て楽しめたのだろうか? バチケンさん 7点(2004-01-18 17:22:12)(笑:1票)

18.《ネタバレ》 これを撮ったときソダーバーグ26歳ですか、26歳の若造が撮る映画じゃないですね、いろんな意味でね。このまま舞台劇にできそうな登場人物ほぼ四人だけの濃密な演技合戦。“セックス”“嘘”“ビデオテープ”とはこの映画の主旋律を構成する三要素だけど、ひとつ大事なモチーフが抜けていますね。それを加えればこの映画は『セックスと嘘とビデオテープと精神分析』というのが題名としては相応しいんじゃないかな、ちょっと字余り的な心地悪さは否めませんけどね(笑)。ファーストシーンからしてセラピーを受けるアンディ・マクダウェルだし、まるでキンゼイ博士みたいに女性が性について語るビデオ映像を集めるのが趣味のジェームズ・スペイダーだって、そのインタビュー自体がセラピーみたいなもんでしょ。ラストで攻守逆転、マクダウェルがセラピスト・インタビュアーみたいになってスペイダーに挑んでくると、それまで超越的でクールだったスペイダーも悪戯がばれたガキみたいにしどろもどろになるところが面白い。考えてみると、おカネを払ってまで他人に自分のことをペラペラ喋ってすっきりするって、アメリカ人ってほんと変わってます。登場人物四人にはしょうじき誰にも感情移入できませんけど、こういういかにもカンヌ映画祭が好きそうな前衛的なテーマを、ギリギリな線でエンタティメントに仕立て上げたソダーバーグの力量は大したものです。一言いえば、本作で絶賛されたジェームズ・スペイダーのキャリアが伸び悩んでしまったことは残念です。イイ役者なんだけどなあ。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-07 22:33:16)

17.ブラックリストにドはまりNowなので若いレディントンはこうだったのかなと交錯した目でみてしまった。
カンヌで男優賞を取ったジェームズ・スペイダー、よかったです HRM36さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-12 00:51:57)

16.《ネタバレ》 好きな作品だったのに、久々に見てみると大して面白くなかったので自分で驚きました。
グレアムがやってることが、今見ると何だか古臭いなぁと思ってしまったからかもしれません。
昔は秘めやかなドキドキ感があると思ってたけど、そうでもないというか。
結局女性たちは、グレアムという無害な観客の前で自分をさらけ出す快感に酔っているし、
グレアムはそれを後から自分の為に利用するというだけのこと。

ジェームズ・スペイダーが記憶の中では超美形だったのに、そうでもなかったのも軽くショックでした。
今や容貌的には見る影も無いけど役者としては魅力的な「ブラックリスト」の彼を見慣れてしまったせいかもしれません。

嘘つきはダメに決まってるけど、
優しい嘘もあるし、嘘ついた方が良いときもある。嘘も方便。
常に正直なのも生き難いでしょう、などと思えるようになったんですね、私も。

それにしても、何故こうも似てる容貌の人を妹と夫役にしたのか、やっぱり気になりました。
二人が実の兄妹に見えます。

見直してガッカリしたけど、一番病気に見えたアンが結局グレアムを立ち直らせ、自分も自分らしさを取り戻す
というラストは好きです。 nanapinoさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-06-10 13:46:49)

15.《ネタバレ》 タイトルがいいね。最初はエロいのかなぁなんて思ったけど。いやいや、自分も気付きを与えてくれた映画で、何度も観てます。名作だと思います。人に薦めたいけど、タイトルがこんなだから、つい言いそびれちゃって・・(笑)。照れちゃう(笑)。 トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-11-02 04:00:50)

14.《ネタバレ》 タイトルはインパクトあったねぇ(当時の遠い記憶) 若いときは邪念(笑)が多いからきっと素直に観れなかっただろうな 的作品  度合いの違いはあれ、みんな日常的に嘘はついている  その本心な部分を 第三者とビデオテープに告白する  まるで現代の懺悔のような  アンディの胸に光るクロス(十字架)のネックレスが 神への告白を意味するのか   思っていたよりも重く意味深な内容  若干26歳で造る内容じゃないわな ソダーバーグ監督流石デゴザイマス Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-09 08:57:57)

13.《ネタバレ》 人間の根源部分である”性”を扱ったドラマとして十分面白い。何度か観るうちに、また人生経験を積むうちに様々な印象を持ちそうな作品だと思いました。ちなみに自分が思ったのは”男はつくづくバカな生き物だな”ということ。絶対に寝てはいけない女と寝る判断力の無さ。バカですね。自分の女が寝取られたと分かると、「自分だってお前の女と寝たんだぜ」と言わなくてもいいことを言う心理。バカですね。一時の自己嫌悪で捨てたエロビデオは、きっと後でまた見たくなるだろうということ。男はやっぱりバカですわ。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-23 19:47:42)

12.注目された作品だけに、観たかったのですが..ようやく観ることに.. う~ん、明らかに一般向けから逸脱した作品..ですが、この変態、いや、題材で、良く映画として仕上がっていると思います..監督の力量を認めざるを得ませんね~! コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-16 12:38:30)

11.掻い摘んで言ってしまえば、セックスレスの夫婦がいて、夫は妻の妹と浮気していて、それを薄々気付いている妻がふいに現れた不思議な男に惹かれ、夫との別れを決意し、夫は妻も愛人も失い、妻はその男と結ばれるという、なんとも平凡な「昼ドラ」である。だけれど、そこに、各人のとても繊細な心理と動揺を独自の目線で描きつける。
俊英スティーブン・ソダバーグのデビュー作にふさわしい奥深さがそこにはある……のだと思う。ただ24歳の僕には少々そのテーマ自体を、まだまだ捉えきれないところがある。登場人物たちのセックスに対する微妙な感情をそのままに汲むには、経験が無さ過ぎるのが事実。
でも、今作を撮ったソダバーグ、若干26歳。……うーむ、すごいなあ。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-10 01:38:21)

10.主要登場人物が4人だけなので見やすくてよかった。話は、タイトルからもっとえげつないモノかとおもっていたけど結構ふつうだった。そこが残念。 Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-24 22:14:26)

9.ちょっとエッチな映画かと思っていたら、とってもまじめな映画だった。 ぱんちどらんかーさん 7点(2005-02-20 21:34:55)

8.嘘で塗り固められた実際の人間関係を描いた現実と真実はビデオというフィルターを通すことでしか得られない虚しい現実との対比は見事だ。
確かに特にセックスに関しては嘘だらけなのかもしれない。
ジョンは、妻には妹との不倫を隠すために嘘を付き通し、友人のグレアムの彼女を寝てしまえば今度は友人に嘘を付きとおす。
そして顧客(社会)にも嘘を付き通す。
もっとやるのなら妹に「妻と別れる」と告げるくらいの嘘があればもっと良かったのだが。
そうこうしているうちに嘘だらけの人間関係が出来上がる。
しかし嘘が嫌いだからといってグレアムのようにビデオという一方通行の人間関係に逃げて、現実の人間関係に向き合わなくても良いのだろうか。
それをシンシアによって解決している気がする。
質問する側とされる側の逆転現象。
ビデオを確かに真実を映しているが、ビデオに撮られる側=自分をさらすこと、ビデオに撮る側=自分を決してさらさないこととも考えられる。
さらされることがなかった本当の自分をさらけ出すグレアムの恐れをシンシアが見事に引き出している。
やはり必要なのは人から逃げることではなく、相手と話しそして相手を理解することなのだろう。
それによって人と向き合うことだけでなく、自分と向き合うことも出来ると感じられた。
他人の人生に影響を与えたくないと人との接触を拒むことは決して出来ない、人間が生きている限りは。
お互いに向き合い、嘘がなくなったグレアムとシンシアには壁がなくなった近さを感じる。
そして嘘がなくなったシンシアと妹にももはや距離はなかった。 六本木ソルジャーさん 7点(2005-01-02 04:27:56)

7.この作品が作られた当時はホームビデオの急成長期。ビデオと言う新しい媒体を通じて人の心の内面を映し出すという発想は、当時としては優れたものだったのではないでしょうか。もっとも、ある意味今でもそれに変わるような新しい道具は出てきてないような気もしますが。デジタル化しただけのような…
映像的にはかなり古臭く感じるようになってしまいましたが、お約束どおり(?)に進む展開にも関わらず、ついつい引き込まれる作品です。あの旦那は嫌いだなぁ~。 タコ太(ぺいぺい)さん 7点(2004-06-19 21:53:39)

6.大人向きの映画でした。 よしふみさん 7点(2004-04-02 23:12:07)

5.初めてこいつを観たのは、そうねェ~15年近く昔になりますかねェ・・・そん時は正直”ダマサレタ!”って思ったね。だって期待していたもんが全然なかったんだもん。で、今回久々に観たわけですが、なるほどこういう作品なのね。初めて観た時は若かったからね・・・見方が間違っていました。セックスと嘘。こりゃ普通の人間なら避けられない、ある意味人間らしさの象徴みたいなもんかな(言いすぎ?)。そしてカメラに撮られる人々。よく、ビデオカメラに映った自分を見て「オレってこんなやつなの?」って思うことありません?でもモニターに映っている人物がホントの自分なんだよね。何を言いたいのか自分でもさっぱりわからんのですけど、ジェームズ・スペイダーはホントこういう役が良く似合うのでした。 カズゥー柔術さん 7点(2004-03-09 01:22:52)

4.一定以上の歳になった大人なら、誰もが何らかの心当たりを持ちそうな、そういう作品。でも人と一緒に見るのは、気まずい。ビデオはともかく、映画館には、一人で行く人よりカップルや友人と行く人のほうが圧倒的に多いと思うのだけど、皆さんはこういうのを誰かと一緒に観られるのかしら? 「アメリカン・ビューティー」でも思ったことだけれど、不思議で仕方ないです。私には絶対無理なんで。 おばちゃんさん 7点(2004-01-08 19:17:43)

3.あらかた内容は知ってたんですが、実際に見てみると実に深い映画です。殆どの映画の場合、セックスをただ闇雲に見せているだけなのに対し、この映画は、セックスの持つ意味や重要性、そして、それによって人生さえも変わると言う意味付けがされてる事が魅力で、主人公それぞれの関係、エピソードなども、どれも観客を引き込んでしまうくらいじっくりと描かれている。ただ、なんとな~く、この題名じゃ人が寄り付くとは思えませんでしたけど、見た後は、またタイトルの持つ意味が変わってくると思います。 クリムゾン・キングさん 7点(2003-12-27 14:02:08)

2.最後のシーンがとても印象的。あの腕を見つめる目の優しさにこの映画の本質があると思う。本当は言葉なんていらない。人は変わろうと思えば、いつだって変わることができる。周りにある全てのものが自分に与えてくれていることの重要さに気づきさえすれば。 zakkiさん 7点(2003-04-14 19:25:55)

1. コレも今となっては「賞味期限切れ」って感じの映画かな。ビデオテープを駆使した所に当時のカンヌ審査員は斬新さを感じたのかもしれないが、2003年現在これだけDVDが席巻するとは予想できるハズもなかったんだろう。時代に密着し過ぎると、後に何とも間抜けな感じに映るのは避けられないのがコノ手の映画の宿命だと思う。ただソダーバーグという監督に才能が無い、という意味では決してない。弱冠26歳で本作を脚本・監督した手腕は見事だし、2000年のオスカー・ダブルノミネートがそれをハッキリと証明している。ただ、本作の持つ特殊な性質が時代を超えた不朽の名作となりうる可能性を限りなく狭めている気がした迄のコトである。 へちょちょさん 7点(2003-03-01 02:29:32)

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【点数情報】

Review人数 86人
平均点数 5.83点
000.00% line
100.00% line
244.65% line
389.30% line
4910.47% line
51922.09% line
61213.95% line
71922.09% line
866.98% line
955.81% line
1044.65% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1989年 62回
脚本賞スティーヴン・ソダーバーグ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1989年 47回
主演女優賞(ドラマ部門)アンディ・マクダウェル候補(ノミネート) 
助演女優賞ローラ・サン・ジャコモ候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴン・ソダーバーグ候補(ノミネート) 

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