みんなのシネマレビュー

甘い生活

The Sweet Life
(La Dolce Vita)
1960年【伊・仏】 上映時間:174分
ドラマコメディモノクロ映画
[アマイセイカツ]
新規登録(2003-08-31)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-26)【にじばぶ】さん
公開開始日(1960-09-20)


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監督フェデリコ・フェリーニ
キャストマルチェロ・マストロヤンニ(男優)マルチェロ
アニタ・エクバーグ(女優)シルヴィア
アヌーク・エーメ(女優)マダレーナ
イヴォンヌ・フルノー(女優)エマ
マガリ・ノエル(女優)ファニー
アラン・キュニー(男優)ステイナー
レックス・バーカー(男優)ロバート
ジャック・セルナス(男優)セルナス
ニコ[女優・音楽](女優)本人役(ノンクレジット)
堀勝之祐マルチェロ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
翠準子シルヴィア(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
中田浩二ロバート(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本フェデリコ・フェリーニ
エンニオ・フライアーノ
トゥリオ・ピネッリ
ブルネッロ・ロンディ
ピエル・パオロ・パゾリーニ(ノンクレジット)
音楽ニーノ・ロータ
フランコ・フェルラーラ(指揮)
撮影オテッロ・マルテッリ
配給イタリフィルム
ジョイパック(リバイバル)
ザジフィルムズ(リバイバル)
美術ピエロ・ゲラルディ(プロダクション・デザイン)
衣装ピエロ・ゲラルディ
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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11.《ネタバレ》 あまりに膨大な事柄が含まれすぎていて、脳がクラクラと揺れている。

天使の笑顔。
天使の声が聞こえず、思い出せもしないマルチェロのやり取り。
マルチェロと父親の間柄。
まるでマルチェロ、そして己の転落を表しているかのようなステイナーのオルガン。
その音色を聴くことが耐えられずにその場を離れるマルチェロ。

などなど、あまりに象徴的なことが多過ぎて、どうやっても脳裏に焼き付く映画。





タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 03:53:48)(良:1票)

10.20才の頃に見て、最初はあまりわからなかったけど、どうしてもこの作品について書かなければならず、再度見て調べものもした。産業の振興と文化・価値観の変容、信仰の退廃を善と取るか悪ととるか。主人公が終わらない夜から抜け出すように朝の道を歩く姿は再出発のようなもを感じさせた。簡単に言うと馬鹿をやって大人になるって感じ。そういうバカなプロセスも大切なのかも。 yukaoriさん 7点(2003-12-08 01:52:26)(良:1票)

9.筋は面白くないが、マスコミ界のデタラメさが、とんでも映像で繰り広げられる。81/2より、個人的には落ちるが面白い。 にけさん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-30 10:19:10)

8.《ネタバレ》 華々しいスターの交遊を見ていた記者のマルチェロは、自分もデタラメになり、最後一気に爆発する。「甘い」生活を見ていても、仕事と割り切んなきゃ・・。スターの周りって生活破たんする人、多そぉ~。怖!。 トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 11:49:10)

7.もしかすると有名な話なのかもしれないけど、中盤でマルチェロがうるさいと言ってラジオを止めさせた「天使のような少女」が聞いていた曲は、ラストのストリップの音楽と同じ“パトリシア”だったのね。その曲に導かれて怪魚の海岸に「天使のような少女」が戻ってきたとも取れるわけか。この二つのエピソードは対照されているよう。少女もやがて喧騒の中でタダレていくぞ、という幻滅の予感なのか、あの曲にいざなわれてもまだ少女はなんとか怪魚の腐臭からは隔たっているぞ、という確認なのか。観るごとに発見のある映画だ。それはともかく、本作は以後続くフェリーニ・ワールドとでも呼ぶしかない偉大な山脈への習作って気がする。前作『カビリアの夜』までで、物語を語っていく才能は十分に証明された。しかし監督はそれに飽き足らなかった。ここから物語を壊していく映画群・真にフェリーニの世界が始まる。冒頭、キリスト像を引っ提げたヘリコプターの影が路上を滑りビルの壁面を這い上がっていき、物語ではなく映像で何事かを見せていく姿勢をはっきり示している。以後も、物語を語るまいという意志と、まだそれに代わるものが整っていない困惑とが、渾沌としたまま展開されていく。だからちょっとおとなしい。古邸探検のエピソードなんか、以後のフェリーニだったら人々のメイクがどぎつくなっていただろう(カラーだったらもっと青く)。スターに群がるパパラッチや聖母を見たという混乱あたりに、かろうじてフェリーニ的祝祭感が味わえるが、ラストのドンチャン騒ぎなどあんまりドンチャンしていない。早朝の噴水にあったような喧騒の後の静けさが、すでに疲れとともに忍び寄ってるみたい。だいたい海が本物の海だ。フェリーニ・ワールドへ向かう化学変化が起こり始めた作品って感じで、奇っ怪に変貌するかも知れぬ気配をみなぎらせつつ、かろうじて「普通」にとどまっている緊張、それが本作独自の面白さなんだろう。現代の馬鹿騒ぎの背後から忍び寄る古代ローマの影の静けさ、ってのは彼の重要なモチーフであり、ロータの音楽も何か古代ローマをほうふつとさせた(レスピーギ『ローマの松』の“カタコンブ”に出てくる五拍子の弦楽器の刻みに似たモチーフが聞こえたり)。『フェリーニのローマ』は、歴史を越えたローマ巡りという同じテーマに、カラーで再挑戦したとも言えそうだ。 なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-22 09:39:37)

6.《ネタバレ》 何かを成し遂げたいと思いながらもズルズルと現実に流されて結局何もしない。この映画を見ている誰もが思い当たる事だと思う。作家志望の主人公は、そんな我々の姿を反映している。甘くない、苦い映画だ。 amickyさん [地上波(字幕)] 7点(2011-09-24 07:42:33)

5.オープニングのざわめき、退廃的なエンディング。その間をつなぐ断片的なストーリと映像美、所々に目に飛び込んでくるローマの街並み・・・冗長とも思える。しかしその余剰と思われがちなシーンがこの映画の醍醐味。ストーリー性重視で見ると足元をすくわれる。 円軌道の幅さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-28 16:53:16)

4.長かったが、当時のイタリアのセレブ階級の人たちのドキュメンタリーをみているよう。 HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-09 22:06:19)

3.《ネタバレ》 「185分」という非常に尺の長い作品。
本来、私は長尺の作品は苦手としているのだが、本作品は例外。
退廃したローマの風俗を余すことなく味わうことのできる本作は、感動的ラストシーンを持って終焉を迎える。
不毛で乱痴気なパーティが終わった後、主人公は気だるい体を引きずって海辺へと向かう。
そこで顔見知りの少女と再会する。
その海辺における、「主人公と少女との再会シーン」はあまりに素晴らしすぎる。
そして、あまりに眩しすぎた。
やっぱりフェリーニは凄い。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-03 16:06:50)

2.《ネタバレ》 馬鹿な大人のやるせなさ、何かストーリーあるの?って感じのよく分からない映画ではありますが、何故こんな長丁場をグイグイ引き付けるのか? とにかくオムニバスか?と思わせるほど、クールな映像(シーン)と音楽が完璧に並列だ。ある意味起伏の無い構成が現実的で余計に締めつけられるのだ。そして酒と女と婚約者、老いた父親と少女の瞳、爽やかな自然の光も時に眩しすぎて辛い。
よし坊さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-22 23:37:13)

1.《ネタバレ》 三時間弱はある映画なのに、これほど短く感じるとは思わなかった。あの少女が出てきた時、ラストでこの娘が救ってくれるに違いないと思ったんですけど、また退廃的な甘い生活に戻っていくわけですね。それにしてもフェリーニの映像とニーノ・ロータの音楽が組み合わさったときの麻薬性はすごい。まだまだケツの青い僕がこの映画の魅力を100%理解しているわけはないですが、ほんとに完全に時間を忘れて楽しめました。今なら81/2を前より楽しめる気がする。 アンダルシアさん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-01 06:16:24)

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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 6.28点
000.00% line
124.65% line
236.98% line
336.98% line
400.00% line
5716.28% line
636.98% line
71125.58% line
8613.95% line
9511.63% line
1036.98% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 8.75点 Review4人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1961年 34回
監督賞フェデリコ・フェリーニ候補(ノミネート) 
脚本賞フェデリコ・フェリーニ候補(ノミネート) 
脚本賞トゥリオ・ピネッリ候補(ノミネート) 
脚本賞ブルネッロ・ロンディ候補(ノミネート) 
脚本賞エンニオ・フライアーノ候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ピエロ・ゲラルディ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞(白黒)ピエロ・ゲラルディ受賞 

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