みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.へなちょこボクシングや、へんてこカラテとの、異種格闘技戦の火花を散らし、ますます妖怪映画(?)への道を突き進む三四郎シリーズ。冒頭の不良外人とのやりとりなど、細かいカットによるコミカルな演出がなかなか楽しかったりします。特に、新弟子の左文字が入門後、徐々に上達していくのを表現する場面での、見事なまでの手抜き、いや違った簡潔さ、これにはつい笑ってしまいました。クライマックスの雪山での死闘、なんでわざわざこんな場所で戦うのか、と言えば、それは「クロサワ映画だから」としか答えようがないのですが、今作の場合、敵役のカラテが、できそこないのカンフーみたいにぎこちなく、観ようによっては「あー、極寒下のロケが過酷過ぎて、体がかじかんでこんなにギクシャクしてるんだなー」とも思えてしまうのですが(笑)。三四郎シリーズ、この先もっと続編が作られてたら、どこまで“壊れて”いったことか、気になりますね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-24 07:28:15)(笑:1票) 5.2015.05/09 鑑賞。続編はさすが黒澤でも劣るのか・・。藤田進が純な姿三四郎を好演も今の時代ではもてないだろうなあ・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-10 16:18:14) 4.《ネタバレ》 これまた三四郎のバカ素直な生き様を心地よく感じる佳作であり快作です。あまり黒澤を意識しないで見れば、単純に終戦間近に公開されたこの作品の映画価値を感じます。前作と違って異種格闘技になる意味での安っぽさはありますが、主要キャストの憎めない演技力で飽きさせない流れになってます。源之助と鉄心の2役を演じ分けた月形龍之介は特に素晴らしく、ギラギラしてただけの前作よりもずっと人間味が増していいです。負けを負けと認める潔さってなかなか持てないですけどね(前作の志村喬先生も良かったけど)。 最後の雪降る峠での格闘は、わざと鉄心の気迫だけを押し出すために露出を変えて顔を落としたのかな?とか考えすぎてみたり(笑)姑息にも寝込みを襲おうとした弟が、小夜との夢を観てるであろう三四郎の笑顔に、まさに人間的にも完全敗北する瞬間のあの笑顔が強烈に印象に残りました。格闘技の強い弱いではなく、人間としての度量をはかる映画だったなあと。 小夜とのロマンスのシーンも数少ないけどいいシーン多かった。お父さんのお墓参りのシーンの後姿、小夜に片想いしてた源之助が車に乗る時の微妙な寂しげな顔と三四郎・小夜の表情、そして神社で、別れを言った後も何度も何度もお辞儀をしあう姿。あれがほのかな愛ってやつなんだなーと。戦争中に「笑った相手に負けたな」なんて映画を作っちゃった黒澤監督はやっぱりタダモノではないです。甘いけど前作と同じく7点! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-05-07 23:53:42) 3.前作同様おもしろいです。三四郎の笑顔がいい。スパラーとの戦いってのはちょっといらないかもだけど、月形龍之介が実に素晴らしいです。コメディでもいけるんじゃってくらいのあの唐手…。それでいてギラギラした魅力もある。雪山の対決の表情がよく見えないのが残念。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 22:06:08) 2.東宝の横車で無理矢理作らされた続編なのに加え、戦時中ゆえ国威高揚色を強要されたことで、黒澤御本人もあんまり気に入っていない旨のコメントを残している本作。ま、確かに前作と比較すれば新鮮味も無く、やや見劣りする出来なのは否定しません。が、いくら気乗りしなくてもせめて観客を楽しませるモノに仕上げようという黒澤の強いプロ意識が全編に漲っており、続編としては充分に及第点をクリアしていると感じました。殊に源之助が三四郎を訪ねる場面に見られる”漢(おとこ)”同士の友情、自分自身の強さに嫌悪さえ覚え苦悩する三四郎の描写など矢張り「上手い」と唸らされます。とは言え、監督自身が「乗っていない」影響はアリアリです。例えば前作を超えるインパクトにしようと米人ボクサーとの賭け試合や鉄心&源三郎兄弟との雪山での決闘を据えたプロット。確かに派手なので一見狙いは達成されているかに思えますが、デビュー作に込めた気概は感じられず、深みに欠けていた気がします。特に源三郎は河野秋武の怪演も相俟って結構面白いキャラクターになりそうだっただけにラストは拍子抜けでした。残念。 【へちょちょ】さん 7点(2004-10-11 00:16:31) 1.敵兄弟は48時間2の元ネタ?アメ公が前座というのは本宮系劇画の源流?色んな所に影響与えてるんだなと思いました。ラスト雪山中の決闘で画面が平べったくなってしまったのが残念。 【番茶】さん 7点(2003-12-17 21:13:20)
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