みんなのシネマレビュー

マルタの鷹(1941)

The Maltese Falcon
1941年【米】 上映時間:101分
サスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリーハードボイルド小説の映画化
[マルタノタカ]
新規登録(2003-10-18)【InVincible】さん
タイトル情報更新(2023-01-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(1951-01-26)


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監督ジョン・ヒューストン
キャストハンフリー・ボガート(男優)サム・スペード
メアリー・アスター(女優)ブリジッド・オーショネシー
ピーター・ローレ(男優)ジョエル・カイロ
バートン・マクレーン(男優)ダンディ刑事
シドニー・グリーンストリート(男優)ガットマン
イライシャ・クック・Jr(男優)ウィルマー・クック
チャールズ・ドレイク(男優・1917年生)(男優)リポーター(ノンクレジット)
クレイトン・ヘイル(男優)速記者(ノンクレジット)
ウィリアム・ホッパー(男優)リポーター(ノンクレジット)
ハンク・マン(男優)リポーター(ノンクレジット)
ウォルター・ヒューストン(男優)パロマ号の船長 ジャコビ(ノンクレジット)
久米明サム・スペード(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎ジョエル・カイロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
細井重之ダンディ刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西田昭市(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
上田敏也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩見竜介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
矢島正明ナレーション(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ダシール・ハメット「マルタの鷹」(早川書房)
脚本ジョン・ヒューストン
音楽アドルフ・ドイッチ
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
編曲アーサー・ラング(ノンクレジット)
撮影アーサー・エディソン
製作ハル・B・ウォリス
ヘンリー・ブランク
ワーナー・ブラザース
配給セントラル
美術ロバート・M・ハース
衣装オリー=ケリー(gowns)
ヘアメイクパーク・ウェストモア
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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11.《ネタバレ》 聞いたところによると、この映画は原作からセリフと人物の動きだけを抜き出し、それでシナリオを作ったそうです。客観的な描写に徹したハードボイルド小説の映画化としては、理にかなっているでしょう。ただし上映時間が限られていたためか、セリフがやたら早口になっています。とはいえ、映画のテンポ自体はたいへんよく、展開が早いので、マイナスばかりというわけでもありません。
原作は学生時代に読み、意外と面白かった記憶があります。改めて映画を見てみると、ミステリーとしての要素よりも、スペイドの探偵としての矜持に強く惹かれます。正体不明の相手との、虚々実々のやりとりも面白い。そのやりとり自体が魅力なのであって、話がどう転がるかということは、その結果でしかない。そういう意味では、その場面だけの刹那的な魅力を感じられるかどうかが、評価の分かれ目かもしれません。
ちなみにレイモンド・チャンドラーの(映画化)作品にもそういうところがありますが、ハメットはチャンドラーと違い、長編小説をちゃんと構成できるだけの力量を持っていた。それが映画作品にもよく表れています。この筋書きもチャンドラーが書いたら、行き当たりばったりでわけのわからない代物になっていたでしょうね。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-14 18:13:31)(良:1票)

10.いいとこも悪いとこも痺れるとこももったいないとこも、皆様私の言いたいこと全て語ってくれてるので省略します。ストーリーや演出は二の次、ハンフリーボガードの色気と存在感を楽しむ映画です。文句なしに格好いい。 460さん [DVD(字幕)] 7点(2019-06-24 02:29:17)

9.全体的に緊張感に欠ける演出は少し緩慢だと思いますが、ハードボイルドな世界が確かに存在しスピーディで、太った男やカイロなどの人物造型は面白く何よりボガードが良いです。ストーリー展開にしろ、あのシーンにしろこのシーンにしろ全てがボギーのために用意されていると言っても過言でないほどボギーを見て楽しむ映画だと思います。ただ、相手役の女優さんの存在感が欠如しているように見えます。これは個人的な女優の趣味の問題や見せ場が乏しいという次元の話ではなく、美しく撮ろうという心遣いがなされていないように思え、明らかに魅力に乏しい印象を受けてしまいます。せっかくのボギーの男振り、ファム・ファタールならば観客を魅了してくれないと。 ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-02 18:18:41)

8.《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの格好良さが良いです。また、メアリー・アスター扮する謎の美女オーショネイとのやり取りから、「最後はオーショネイをかばって、ボガード扮するスペードが罪を被るのかな。」とか、「スペードは本当は感情に流される人なのでは。」と思わせるところが出てきますが、最後のシーンで冷静に美女を警察に突き出します。感情に流されているかのように見せて、実は全てにおいてクールであるというスペードのハードボイルドさに痺れます。 まいったさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 21:48:05)

7.これはもうハンフリー・ボガートの独壇場ですね。頭が切れてキザで渋くて、そして品格ただよう魅力、これが決まりに決まってますね。あの早口の英語の発声さえも、自分には楽器で奏でた魅力的なリズムのように心地よいです。
よし坊さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-07 23:28:31)

6.この映画の最大の致命傷はファム・ファタールたるメアリー・アスターにその雰囲気が欠けてしまっていること、これに尽きるのではないか。彼女自身は好演しているのだがハードボイルドで魅力的なヒロインの造詣は絶対であるだけにちょっと残念。「これはなんだ」「夢のかたまりさ」かっこいいぜ、ボギー。 Nbu2さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-16 23:20:55)

5.《ネタバレ》 「ハードボイルド」の傑作、ハンフリー・ボガードの出世作など、映画史上で重要な作品。
<BR>殆どが部屋の中という場面設定ながら、人物描写と緊張感はなかなか見せる。
<BR>
ハンフリー・ボガードの渋い魅力が全開。決してハンサムじゃないのにやっぱりかっこいいよねぇ。
この作品の前までは彼は悪役ばかりだったそう。<BR>
この後カサブランカなどに出て「かっこいい」イメージが定着した感じ。しかも「ちょっと影のある感じ」がいいのだ。<BR>
最後のなかなか意表をつく結末も○。ただ最後まで見ても謎は解けるけど彼の気持ち(ヒロインへの愛は本当はどうなの?とか本当に悪と取引しようとしたの?)とかその辺はポーカーフェイスに隠されて読み取れない。 アポロさん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-24 16:41:01)

4.「黄金」に続くこれがジョン・ヒューストン監督の映画では二作目の観賞ですが、「黄金」ほどの切れ味、面白さは感じられなかったものの、これはこれでなかなか面白い映画ではありまして、はっきり言って近頃のアメリカ映画よりはずっと面白い!この映画もそうだが、ハンフリー・ボガートは正にハードボイルドの代名詞とでも言うべき男の美学というものが感じられます。こういう役をやらせたらハリウッド映画の歴史において、ハンフリー・ボガートを超える俳優は果たして存在するのかと、いつもいつもハンフリー・ボガートの出ている映画を観る度に思います。 青観さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 21:59:49)

3.ボガート、カッコよすぎです。なんだか全部持ってっちゃってズルいという気さえします。ここまでカッコよくされちゃうと後から超えることはほぼ無理ですね。女には決して惑わされないその姿に惚れました。 えいざっくさん 7点(2004-08-08 23:50:56)

2.冒頭の事務所でのシーン、ボガートがキザでカッコいいです。 しまうまんさん 7点(2004-06-12 13:07:21)

1.まぁ中身は普通なんだが、ボガードの役どころが渋すぎ。なんか信念を持っている男のあり方に魅せられてしまった。「男は仲間をやられちゃ黙っちゃいない。」は印象に残った。ハードボイルドか、ん~渋すぎる。 アルカポネさん 7点(2004-01-20 19:11:00)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.32点
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100.00% line
200.00% line
325.88% line
438.82% line
5617.65% line
6514.71% line
71132.35% line
8411.76% line
925.88% line
1012.94% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1941年 14回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞シドニー・グリーンストリート候補(ノミネート) 
脚色賞ジョン・ヒューストン候補(ノミネート) 

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