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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 ハンフリー・ボガード、エリオット・グールド、ロバート・ミッチャム、フィリップ・マーロウを演じた代表的な三人ですけど、個人的にはロバート・ミッチャムがいちばんイメージに合っている感じがします(原作読んだことないけどね)。ナレーションを多用していることには賛否両論がありますが、レイモンド・チャンドラーはヘミングウェイと並ぶ独特な文体なんだそうで、これで正解なんじゃないでしょうか。それにしても架空の人物とはいえこの三俳優のマーロウはそれぞれ独特で、とても同じキャラだとは思えませんね。 ミッチャム版マーロウの特徴は、とにかく疲労感と厭世観に満ちているところでしょう。「探偵止めて違う人生送りたい」とまで取れるようなセリフまであり、カッコよいヒーローからはほど遠いくたびれた中年大男という風情がイイんです。殴り返しはしましたが、娼館の女将のこれまた大女に凄まじいビンタを喰らうところが笑わせてくれます。この時のミッチャムの表情が絶妙なんですが、意外とあれは素のリアクションだったのかも。そしてシャーロット・ランプリング、ストーリー中盤からの登場ですが出てきた途端にオチが判ってしまうその存在感、やはり彼女の起用はボガード版のローレン・バコールのオマージュなんじゃないでしょうか。そういやシルベスター・スタローンも娼館のボディーガード役で顔を出してましたね。けっこうアクションもあるのにセリフは一言もなし、というのは彼の当時の立ち位置から考えると妥当な扱いだったのでしょう。彼は翌年には『ロッキー』でハリウッドで天下を獲るのですが、本作で同じく用心棒役で出ていたジョー・スピネルを『ロッキー』でも起用しているところは、いかにもスタローンらしいイイ話です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-12 21:29:14)(良:1票) 6.《ネタバレ》 セリフ一つ一つがウィットに富んでて、面白い。チャンドラー作品は、ストーリーテリングの教科書みたいなもんだから、話が二転三転して惹きつけられるよね~。またロバートミッチャッムがどんな時にも慌てない探偵に実にはまってて、他にもチャンドラー・ミッチャムコンビの「大いなる眠り」が某レンタル屋の企画ものでDVD化されてて嬉しい。しかし観終わった後のこの人間不信感はなんだろう(笑)。このような「人間」不在のストーリーには、美人がつきものだが、シャーロットランプリング、こういう世界観にピッタシ!多分、普通の女性なんだろうけど、あの目つきからこういう裏切る美人役が多くなってしまったのは、なんか気の毒だなぁ。他の女優では、キャサリンターナーやキムべイシンガーにもチャンドラー作品に挑戦して欲しかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-15 23:16:40) 5.うらぶれた探偵が魅せる仕事に対する矜持に見惚れ、任務完遂後、遺児のもとに向かう背中が見せるやるせなさと優しさに痺れます。絶世の美女と呼ぶにふさわしいシャーロット・ランプリングの視線で人が殺せるような眼差しにクラクラしました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-06-17 14:42:09) 4.いつも思うけど、私立探偵って全然割に合わんじゃん。 こんだけ殴られたりだまされたりしてて、よく続ける気になるもんだ。 話は複雑なようで、いつも間にか一つになってる。 伏線をうまく回収するという感じではなく、中間がぐだぐだな感じ。 ジョージの健気さに+1点。さらば愛しき女よというのは、誰目線なんだろ。 【Skycrawler】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-09-18 01:41:23) 3.話の内容がもう一つ分かりにくかったところもあった。しかし雰囲気はいいと思う。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-24 06:54:02) 2.テレビ「吹き替え」でもぜんぜん飽きることなく、シブイ空気を満喫できました。 日本語吹き替えの方の声がかなりナイスでした。 【レンジ】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-06-22 15:29:34) 1.今回初めて鑑賞。 若かりし頃、読んだハードボイルド探偵小説。 気だるい雰囲気、フィリップ・モローのイメージ等GOOD。 また刑事役にスパルタカスの剣闘士役のジョン・アイアランドが懐かしく、チンピラ役に ロッキーの若きスタローン。楽しい発見がありました。 【ご自由さん】さん 7点(2004-09-06 17:27:19)
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