みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.主演の渡瀬恒彦が、スター俳優であるにも関わらず、走行中のバイクからバスに飛び乗り、自ら運転する大型バスをド派手に横転させる、ノースタントで。 世の好事家たちの文献から聞き及んではいたけれど、この時代の渡瀬恒彦は“ヤバい”。その様は時に狂気的にも見え、故に俳優として魅力的だ。 或る深夜、ふいに古めの日本映画が観たくなり、時刻も深かったので上映時間が78分と短かった本作をサクッと鑑賞。 程よい雑多感や、荒々しい風俗描写がそのまま「娯楽」として“激突”してくるような芳しいエンターテイメントだった。 一台の路線バスに偶然乗り合わせた一般人と、悪党と、別の悪党。 それぞれが孕んでいた欲望と焦燥は、暴走するバスと同調するかのように行き場を見失い、破滅へと突き進む。 先に主演俳優の狂気的な破天荒ぶりに言及したが、この映画の登場人物たちは皆々狂っている。いや、結果的にそもそも人間がうちに秘めている狂気を抑えきれなくなったということかもしれない。 主演の渡瀬恒彦のみならず、脇役の俳優たちもみな個性的で印象的。 特に終始“小物感”を撒き散らし、衝撃的な死に様を見せる川谷拓三が見事。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-27 00:30:27) 1.《ネタバレ》 今の感覚で観れば、普通のテンポなんですが… 昭和50年代の邦画としては、このテンポは特筆モノの速さ。元祖ジェットコースタームービー! 「スピード('94)」の元ネタは本作だ! …は言いすぎかw ▼名も無き乗客たちまで含めて、とにかく登場人物のキャラが濃い。中でも、川谷拓三「ぶち殺したる!」を何回言ったか数えたくなるw 室田日出男のしつこさはホラーに近いしw タイトルといい、あらすじといい、バイオレンスな映画なはずなのに、なんかニヤニヤしちゃうシーンがところどころ挟まるつくりは、さすがの中島監督! ▼ピラニア軍団全盛期の作品で、そこら中に軍団員が出てるのが、また、いい! ってか、本作はピラニア軍団を観るためにある! 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-10-11 09:47:45)
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