みんなのシネマレビュー

現金に手を出すな

Touchez pas au Grisbi
1954年【仏・伊】 上映時間:96分
ドラマモノクロ映画犯罪ものヤクザ・マフィア小説の映画化
[ゲンナマニテヲダスナ]
新規登録(2003-10-19)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2018-12-08)【イニシャルK】さん


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監督ジャック・ベッケル
キャストジャン・ギャバン(男優)マックス
リノ・ヴァンチュラ(男優)アンジェロ
ルネ・ダリー(男優)リトン
ポール・フランクール(男優)ピエロ
ジャンヌ・モロー(女優)ジョジィ
ドラ・ドール(女優)ローラ
森山周一郎マックス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田昌子[声]ジョジィ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
此島愛子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アルベール・シモナン
脚本アルベール・シモナン
モーリス・グリフ
ジャック・ベッケル
音楽ジャン・ウィエネル
作曲ジャン・ウィエネル「グリスビーのブルース」
撮影ピエール・モンタゼル
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》 ごつい顔のおっさんがなぜにこうもかっこいいのか。それは見ていただければわかるのだが、歳をとることで得られる貫禄?いやいやそれだけじゃない。内面ではいろいろな葛藤がある。若手が台頭してきたギャングの世界での自分の身の振り方、相棒のヘマに対する苛立ちなど。しかし表には出さない。精一杯の大人の振る舞い。これが最後まで貫かれる。相棒を見捨てたって誰も責めはしない。しかし見捨てない。金塊が喪失すればむちゃくちゃくやしい。しかし何もなかったかのように振舞う。相棒の死に悲しむ。しかしそんな素振りは見せない。かっこいい男には哲学がある。この世界に入ってからこの世界を去るまでの貫かなければならない男の哲学。この手の男を主人公にするにはよほど丁寧に人物を描かないとただのかっこつけに終わりかねない。でもちゃんと描かれている。損得なしで貫く男の美学が。これぞフィルム・ノワールだぁ!って感じ。 ↓ん?たしかにラスクうまそうでしたけどフランスではバター(でしたっけ?)塗りたくるんですね。ゲゲッと思ってしまった。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-20 13:20:11)(良:2票)

3.《ネタバレ》 私が鑑賞したDVDのジャケット表紙には、渋いギャバンと若きリノ・ヴァンチュラご両人が、思わせぶりで怪しげな笑みを浮かべるツーショットのシーンが。少し前鑑賞した「地下室のメロディー」(8点)では、ギャバンとアラン・ドロンがほぼ同格主演、丁々発止のやり取りを繰り広げていたので、この映画でもそういう展開になるのかな~と、期待していたのですが・・・。この時期のヴァンチュラは見事なる脇役。ギャバンとの絡みも僅かワンシーンかツーシーンのみ。完全な肩すかし。フレンチノワールものとしては面白かったんですが、最初のハードルを高くし過ぎたせいか少々物足りず。この時ギャバンってまだ50歳?!マジで?!貫録十分だけれど、成熟した男の色気ムンムンですね。昔の50代ってオトナだったんだなあ・・・。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2023-08-07 22:04:25)(良:1票)

2.《ネタバレ》 序盤~中盤は荒事も無く、正直ちょっと退屈(とまでは言わんケドも、ごくまろやか)な感じでもあるのですね。とは言え、言わずもがなジャン・ギャバンの魅力とゆーの自体はこのパートでも際立っているとゆーか、丁寧で隅々まで粋な物腰とゆーのはじっと観ていても決して楽しめないというモノではありません。で、残り30分位からのノワールな展開は、コレはモ~文句の付けドコロが無いと言いますか(前半のまろい雰囲気とも上手いコト整合しつつ)キレ好くパワフルでありつつもニヒルでオシャレ、という極上のモノでありました。ノワールとしてはごくシンプルな作品であるとは思いますが、コンパクトな尺も含めて実はかなり完成度の高い方なヤツだと思いますね。オススメ。

ジャン・ギャバンはかなりの壮年に見えるのですが(実際に50歳だし)マ~幾ら誰にモテていても全く嫌味じゃねーなとゆーか、確かにコレも極上のイケオジなのですよね。で、ソレを彩る今作での彼の情婦ベティとゆーのが、コレまたドエラい美人なのです。演じるマリリン・ビュファードという方は女優としては決して大成したという人でもないよーですが、聞いてみると1946年のミス・アメリカなんだそーで(納得)。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 7点(2022-07-04 21:07:08)

1.ジャン・ギャバンとリノ・ヴァンチュラの対決が柱となっているギャング映画。
終始、淡々と進むが、そこはベッケル作品。
そつなく楽しませてくれる。

そして本作で初めてジャン・ギャバンを心からかっこいいと思った。
貫禄十分のジャン・ギャバン。
男なら誰もが憧れるはず。

更に忘れてはならないのが、ベッケル作品の十八番“平手打ち”。

本作では一回だけでなく、そこかしこでバチッ!バチッ!バチッ!
もう、平手打ちの出血大サービス。
ベッケル作品の平手打ちシーンは、ファンへのサービス?!と感じてしまったほどの、もう見事と言うしかない激しいものだ。
そして、何故だか分からないが、思わず「クスッ」と笑えてしまうのだ。
まさに、ベッケル作品の平手打ちマジックである。

本作は、「ベッケル作品=平手打ち」という図式が最もはっきり分かる作品とも言える。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-12 21:42:23)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.94点
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200.00% line
316.25% line
400.00% line
5212.50% line
6212.50% line
7425.00% line
8637.50% line
900.00% line
1016.25% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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