みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.やっぱり青春は自転車だな。音楽もスカルラッティのソナタのような清潔なピアノの響きで、自転車に合う。学校の床に貼られたラブレターを剥がそうとする二人、最初のうちは丁寧に手でやっているのだが、あとは足になる。するとまるでダンスを踊っているよう。そういえば後半、講堂にきちんと並べられた椅子の間でのケンカも、しだいにダンスを思わせていく。やさしい接触は恐いけど、叩き合うなら自然に触れあえる。ケンカもダンスの一種なんだ。自転車という道具だてがありながら、相乗りはしないで、それぞれのチャリンコを走らせ続けているのもいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-11 12:21:37)(良:1票) 7.ベタな青春映画なんですが、秘密を共有する事で大切な人との関係が壊れる等、なんとも甘酸っぱく、互いの微妙な関係が学生時代を思い出させ心に染み込んできます。自転車で大好きな女の子と道ですれ違った時胸がキューンとなる感覚です。映像も綺麗な映像ですし、主演の2人が日本の若い俳優さんと比べ、生き生きとして爽やかでとても良いです。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-03 18:01:16)(良:1票) 6.《ネタバレ》 アニメ映画「幸福路のチー」(2017)の主役だったグイ・ルンメイ(桂綸鎂)という人が顔出しで主演している映画というので見た。これが映画初出演とのことで、その後は香港や大陸にも活躍の場を広げているらしい。 全体的には青春映画のようで、自分としては登場人物に共感できたわけでもなかったが、しかしラストがけっこう感動的で最終的には好印象だった。終幕場面の背景音楽からエンディングテーマにつながる流れも好きだ。 個別の場面としては全校注視の中で偽手紙を蹴り剝がしたのと、体育館で延々とどつき合いをするのが印象的だった。また題名と関係あるかわからないが、夜の青さに目を引かれる映画だった。 若い人々にとって未来が見えないのは不安だろうが、何も決まっていないのだから自分次第と思えばいいだろうとはいえる。しかしその決まっていないこと自体にも不安があり、それで何かが決まっているかのように予言する占いや、勝手に都合のいい結果をもたらすまじないを好むのかと思ったりする。この映画では、結果的に未来に向けた視野は広がったが、同時に何も決まってはおらず、これから何が起こるかわからない状態をそのまま受け入れて進む覚悟ができたように見える。 また主人公男女が惹かれ合う気持ちは正直よくわからなかったが、普通一般のスケベ本能を超えたところで、その人物そのものの存在を欲したということかも知れない。主人公がLGBTQのうちのLと決まったわけでもないらしく、これから何が起こるかわからないにしても、信頼できる水先案内人を得た気がしたからこそ前向きに生きる気分が生まれたのだと思われる。 ちなみに登場人物が通う「師大附中」とは「國立台灣師範大學附屬高級中學」のことらしく(エンドロールに名前が出る)、けっこう名のある実在の高校らしい。軽薄に見える奴はいるにしても、ゴミをちゃんと捨てるとか椅子を直すのを見ると基本的にまともな連中なのだと思わせる。 ほか雑談として、校舎の外で聞こえたブラスバンドの曲は、国歌とされる「三民主義」と、「國旗歌」という曲を続けて演奏していたようだった。国を象徴する曲なので直立不動で聴くのが建前らしく、例えば夕方に国旗を生演奏付きで降納していたということか。一応そういう厳粛な場面で、男女2人が個人的な揉め事を起こしていたことになる。 また今回は「噁」という漢字を新しく憶えた(噁爛、噁心)。「木村拓哉」は前から知っていた。 【かっぱ堰】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-31 08:48:37) 5.最近この手の青春映画が好きなのだが、それはたぶん俺がすでに違う世界に住んでいて、安心して遠くからその世界を眺められるようになったからだろう。主人公の揺れる思いを心から感じることはできなかった。それでも、そんなこともあったかもしれないという記憶のはじっこに触れてくる感覚があって、見ていて飽きなかった。「あと一言が足りなくてもどかしい」、そんな映画が好きな方におすすめの1本。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-19 20:18:42) 4.ほほえましい。主演の女の子はたまにさっぱりした浜崎あゆみみたいな顔を見せますね。 【バチケン】さん 7点(2005-01-28 20:00:54) 3.時間がゆっくり流れているようで久々に落ち着いて観れる映画でした。ごまかしの効かないまっすぐな演技がとってもよかったです。ちなみに台湾の友達はみんなチェン・ボーリンカッコいいって言ってました。 【ノス】さん 7点(2004-09-20 18:45:52) 2.高校生活をもう一度やり直したくなる逸品。 メインの3人のやりとりは素晴らしかったですね。 行動に移せないもどかしさ、おまじないに頼ってしまう純粋さ…。 俺にもこんな若かりし頃があったんだなぁ…と少し鬱になったのは俺だけではあるまい(泣) 【ふくちゃん】さん 7点(2004-09-07 16:14:39) 1.このタイトルで、台湾映画で、ってなると、自然光を生かしたロングショット、望遠レンズを多用し、長まわし、と、ホウ・シャオ・シェンの縮小再生産かい、って感じで、どーも観る気が起こらず、で、観たら、案の定そうで、しかも、深夜のプールやら、がらんとした体育館やら、自転車の高校生やら、登場するイメージがどうも陳腐で安直。やれやれと思ってみていたら、物語上のある仕掛けが妙に利きはじめ、そうなると、今まで陳腐だと思っていたイメージが俄然普遍性をもちはじめる。うむ、よくできた青春映画だ。よーする、こーゆーの好きな人にはこたえられまへん。「がんばっていきまっしょい」が好きな人は必見ですな。 【まぶぜたろう】さん 7点(2004-01-17 02:51:20)
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