みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 面白かった。保険金目当ての殺人容疑をかけられた球磨子はワイドショーのネタとしては最高の悪女。そんな球磨子から時折感じられる弱さや孤独感といったものが印象的で、桃井かおりの演技力が感じられる。「悪い女」だと認めつつも、球磨子も愛する福太郎の心情を理解するのは少し難しいが、だからこそ驚きもあった。ただ、息子の宗治が「父とは会っていない」と言い張ったら行き詰まると思うが、その場合、弁護士先生はどういう手を打ったんだろうか? 事故を起こしそうになった経験から「自殺」の発想が出てくるのは良かったが、そこからの展開はやや都合が良いように思えた。裁判後のワインをかけ合うシーンは必見。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-30 23:58:34)(良:1票) 8.コメディでもないのにめっちゃ笑えます。桃井かおりはここまで来ると憎たらしいを超えて痛快で気持ちいいんですよね。マスコミも司法も道徳もバカバカしいと笑い飛ばす、もはや存在自体がアンチミステリーですらあります。この映画のメッセージは無理して他人の目を気にして生きる必要なんてないってことだと思います、そう見れば最高のハッピーエンドです。この映画で野村芳太郎はビリー・ワイルダーを超えたと言っても過言ではありませんね。ただ映像的にはテレビドラマレベルと揶揄されても仕方ない感はあるのでそこはちょっと減点です。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-04-25 23:55:41) 7.《ネタバレ》 あまり見ないジャンルの作品ですが、こちらの点数が高かったので。桃井かおりが炸裂してますねぇ。上手い下手ではなく、存在感が凄い。鬼塚球磨子という毒女を完全に自分のものにしています。他の出演者、柄本明、鹿賀丈史、小林稔侍、松村達雄、山田五十鈴、それぞれ皆さんちょい役ではありますが、味がある。とても自然で、まるでそこに実在している人物のように、演じるでもなく収まっている感じがいい。特に一番の見せ場、ワイン掛け合いのシーンはしびれました。事件が二人を呼び寄せ、それぞれ一人ずつ身内を失ったものの、特段何事も無かったかのように、二人はそれぞれの道を孤独にも強く生き進んでいく。そんな女たちのお話でした。 【ちゃか】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-07 18:01:35) 6.《ネタバレ》 なかなか楽しめる法廷サスペンス。 桃井かおりは、考えうる最低の女を見事に演じている。 一瞬流す涙のシーン、これがあるかないかで全体の印象は結構違うだろう。 わき役もそれぞれいい味だしてる。 雑誌記者役の柄本明(若い!)。 鹿賀丈史は、根は悪い人じゃないキャラで好感度高い。 丹波哲郎の意味のない登場、エグゼクティブ・デシジョンのスティーブンセガールか?! 【エンボ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 09:44:34) 5.物語は松本清張の法廷サスペンスなんですが、法廷に入ってからは、桃井かおりの存在が、むしろ喜劇調へ引張っていくほどの面白さがあった。桃井かおりのふてぶてしさと、岩下志麻のキャリアウーマン弁護士役の競演は双方の持ち味が全快で見応えがあり、突如マダム山田五十鈴の登場で私の笑いも全快となった。でも、あの判決には少しガッカリしたかな。裁判後も、桃井が岩下にワインをぶっかけたり、性格・生き方が全く異なる二人のバトルは最後まで楽しめます。理論で動く岩下志麻、感情で動く桃井かおり、どちらの女性を・・・いや、どちらも・・・(NFC) 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:30:20) 4.《ネタバレ》 思いっきりネタバレです。 やっぱり殺人だった! のほうが面白いのでは? 息子の証言により無罪になりましたが、息子はそのその時父親とはガラス越しにしか会話していない。 球磨子が・・・声は録音テープ、手紙の差し入れはガラス越しに・・・(手紙は事前に球磨子が用意)。 勿論保険金は貰えて、最後の電車の中でタバコふかしながら、回想・・・・ ちょっと無理があるかな? でも、これも二人の女優の共演で楽しかったです。 【yoshi1900ololol】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-24 08:38:18) 3.《ネタバレ》 コレは面白い! やはり松本清張のサスペンスはわかっていても面白い。 昔観た「鬼畜」「天城越え」もまた観てみよう。 そして最近見直した「砂の器」といい、 同じパターンだった・・ このあざとい演出は野村監督の技なのか原作からくるものなのかは不明。 今作はコメディかとも思わせるくらいの法廷劇が見事に笑える。 計画的な殺人容疑者桃井かおりの無計画さも見事だが、 弁護士役の岩下志麻の事務的なそっけなさは、 かっこいい~と見ほれてしまった。 保険金目当ての殺人容疑事件を当事者発見者、 報道側裁判側そしてお得意の容疑者の過去に至るまでの描写、 どれをとっても見事で飽きることがない。 桃井の親友であるチンピラ役の鹿賀もはまりすぎ。 エンディングは黒澤明の「悪いやつほどよく眠る」のような感じで、 真実は一体どこにあるのかないのか・・ その後味は不気味なものでも嫌悪感を覚えるものでも爽快なものでもなく、 なんともいえないしたたかさがある。 大人のサスペンス娯楽といっていいだろう。 私は邦画はあまり観ない方だが清張に代表されるサスペンスは、 洋画より地域の細やかな描写が親近感を感じるしテンポも悪くはない。 法廷モノでこれだけ笑えるドラマは珍しいだろう。 ワインを岩下にかける桃井のシーンも見世物。 そしてクライマックスの松本清張のお決まりシーンの、 それは言えない・・シーン。 またかと思いつつこれが楽しみ。 今作では泣きを誘うまでには至らなかったが、 感動作というのではないので仕方がないかも・・ しかしそれでもその真実が明かされたとき、 脚本のうまさや演出の見事さに深いよなぁと感心してしまう。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:09:51) 2.《ネタバレ》 これ見て以来、車の中で空き缶を放置しないように心がけるようになりました。交通安全協会推薦映画!(←嘘) 【nizam】さん 7点(2004-04-20 12:41:03) 1.ワインをぶっかけるシーンが迫力満点ですね。北九州で実際に起きた保険金殺人事件をモチーフにしているわけですが、桃井かおりは絶対にやっているよね(微笑)。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-01 08:46:20)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS