みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 今考えると、いや、当時から変な違和感は感じないでもなかったのだけど、色々世紀末だったんだなと思う。 何をやっても徹底的に上手くいかない一家と、その周りの人たち。末世的世界観と相まって至る所で予感させる死と破滅っていう概念にはどう捉えて良いものやら、分からない。当時のテレビ番組の手癖のようなものだけど、何が何でも死を感じさせる話運びにはいかがなものかと言いたい。 それから、何か新興宗教めいているのが終始気に掛かる。有機農法を自然に反すると言うような主張をキャラが始めて、それまでに腑に落ちなかったものがスッと降りてくる。要するに、新興宗教だよねこれはと。どこかで聞いたような理屈だよこれはと理解する。 成立しない男女の性行為を、避妊もさせなければ、堕胎もさせない。その上関係の修復も、前提として与えない。このような行きすぎた宗教的な説法のような設定に加えて、有機農法を自然に反すると罰として疫病を蔓延させる。そして金銭的にも困窮させ、合理的な思考を受け手からも奪ってしまう。ある意味観ている間は一瞬でも、 「そうかも」 と思ってしまう。シムシティで市民をいじめて楽しむような恐ろしいストーリーだ。 その後で、草太が死んだのはお前らのせいだと言わんばかりに、重要キャラを殺してしまう。こんなことなら時代に合わせた農業なんてやらなければ良かった。とホントに思ってしまう。恐ろしい。 その後ちょっといい話になって、何となく暖かくなったような気がして終わる。 が、ちょっと待て。どういう風に蛍が生きていくことが子供にとってよりベターなのか、七〇年代や八〇年代の日本のような伝統農法でも科学的でもない、ある種歪んだ農業が九八年より昔と言うだけの理由でより自然である合理的な理由もどこにも示されていない。 オブジェクト指向は目的が手段になるから完全に排除してCOBOLをCUIで逐次型で何万行もスパゲティコードを書くべき、と言っているのと何ら変わらない。いきなりそう言われたら、プログラミングなんかしない私にはそうなのか!と、思ってしまうだろ。 そういう意味で、観てる人間に「どうせわかりゃしねえだろ」といい加減な専門的な出来事を挿入して、それが軽いSFや宗教の類でしかないという事を中途半端に隠そうとしてるところになにやら言い知れない不快感がある。 でも何となく観ちゃう。面白いからだ。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-07-28 22:05:21) 4.《ネタバレ》 別れた男の赤ん坊を産むことを決意する蛍。 蛍は溌剌とした昔の面影はなく常に気だるい感じなので、蛍がシーンにからむと重苦しい。 純とシュウがしばらく離れる理由が、二人とも大人なのに説得力がなく必然性もない。 なんといってもこの回は草太の魅力に尽きる。 思い入れのある人物が死ぬとドラマとはいえ喪失感を覚える。 死ぬのが全然予想されないときはなおさらだ。 正吉と蛍の結婚式で流れる草太の録音テープと回想シーンは年月の重みを感じてぐっとくる。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-27 23:22:59) 3.《ネタバレ》 まさか草太兄ちゃんが死ぬとはなぁ。 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-12 04:06:23) 2.やはり、北の国からは、草太兄ちゃんと雪子おばさんが出てくると面白いと思われ。 そんな僕は、2人の絡みをもっとたくさん見たかったわけで。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-03 20:14:30) 1.このあたりからキャラクターの迷走が始まったような気がするなあ。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2003-12-12 11:54:57)
【点数情報】
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