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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.役者に全てを委ねる(任せる)ジョン・カサヴェテスの原点となる作品はやはりというべきか即興映画だった。タイトルが示すとおり、根底には人種問題というアメリカの影があります。しかし描かれるのは兄の夢、弟の青春、妹の恋。けして人種問題を前面に出さない。迫害の場面があるわけでもなく、黒人蔑視の言葉があるわけでもない。三人の物語の背景として当たり前のように影が存在するだけ。その当たり前に存在するものを空気で見せる。三人の葛藤は特別なものではなく、誰もが持ち得る葛藤として描く。しかしやっぱり背景には影がしっかりと存在する。即興とは裏腹の綿密な計算がなされたであろう演出と即興ならではの生々しさが同居した素晴らしい作品です。 【R&A】さん 7点(2005-03-14 12:01:52)(良:2票)
2.59年とはいえ、50年代でこんなにスタイリッシュな映画があったことに無知な自分は驚いた。新鮮だった。服装も街の景色も小気味よく見ていて飽きない。楽しい。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-30 02:48:13)
1.芸人、それも受けない芸人というモチーフは、監督のデビュー作から登場していた。慣れないジョークの練習をする。歌も本格的すぎて重く、ハショられてしまう。客との関係をうまく演じ切れない芸人。「演じること」へのこだわりは、監督の作劇法にも根ざしていて、おおむね役者に任せたって言うじゃない。演出するってことで(映画の)観客の期待におもねってしまう意識が入り込んでくるのを拒否したかったのか。観客との齟齬を感じる芸人を描くにあたって、そのドラマの演出から姿勢を決めてきている。ステージから降りても、人の暮らしは「演じること」に満ちている。「演じてしまうこと」と言ったほうが正確か。突然現われてくる人種偏見の凄味。妹が黒人青年にダンスパーティを巡って示す高慢な態度、これも「演じること」だろう。他人の存在になにやら作用を受けて、その当人が動かされてしまう。当人が動くというよりも、動かされる・演じさせられる。そういうふうに社会を眺めている監督なのだった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-25 10:02:24)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
14人 |
平均点数 |
5.64点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 2 | 14.29% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 7.14% |
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5 | 4 | 28.57% |
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6 | 2 | 14.29% |
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7 | 3 | 21.43% |
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8 | 1 | 7.14% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 7.14% |
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【その他点数情報】
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