みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.これはねー、もうなんてったって、”にっかつ純文学ちょっとだけよロマンポルの”ってな感じかなあ。黄色いTシャツ着たおっぱい小僧もビニールハウス女の横山エリも遠い昔の、畑あぜ脇に捨てられた”ガビガビのエロ本”をおもいだしていいなあ。なんてったって舞台がいい!栃木、茨城、群馬を舞台にした映画をもっと造ってもいいじゃないか!(さらば愛しきとか、月はどっちにとか、恋するトマトとか、うなぎとか、雰囲気好きです)ぼくがいちばん好きなシーンはね、結婚まえに石田えりを永嶋の自宅につれてきた時、 ボケたバーちゃんがいるんだよね、そこで昼飯かなんかで、永嶋がバーちゃんにトロロこんぶかなんかでお吸い物作ってあげんだよ。それを、石田はいやがるの。なんか所帯じみてて。いいシーンだなあれは。名作! 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-03-24 01:16:13)(良:1票) 5.農協の場で現われかける問題、農政批判を、「土着の力強さ」というようなことでねじ伏せてしまった感がなくもないのだが、主人公のタイプの新鮮さに希望を託しているのだろう。フワフワしているような、しっかりしているような、その柔軟性。今までの映画の類型だと、「フワフワ」は完全にグレちゃってチンピラになってしまい、「しっかり」のほうは“なんとか青年団”的にコチコチになってしまう。その二つのタイプを止揚してるというか、とにかく一人格のなかに同居させている。そこに希望の可能性を信じようとしている。昔も今も、農が基本だとか何とか言いながら、映画はもっぱら都会を中心に描いてきて、農業を描くとなると社会派的な主張があるものだけに限られてきた感がある。そういった流れの中で、本作はなんらかの主張より前に存在するナマの「農家の青年」というものを見せてくれた。後半が面白かった。選挙及び選挙違反などに、こんなもんだろうなあ、というリアリティがあったし、ビンで鯉を獲る工夫や、七尾伶子と原泉の愚痴の言い合いも楽しい。ただ時々若き永島君が、陰にこもったヤラシー目つきするのはいただけなかった。もっとあっけらかんとしてほしいところ。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-12-25 12:02:21)(良:1票) 4.《ネタバレ》 「ATG製作邦画」といえば、私の中では真夜中の深夜放送で親に隠れこっそり観ていたエロ映画という印象。ニキビ面思春期時代の消し難き思い出。他にも「サード」や、ATGではないけど「もっとしなやかに、もっとしたたかに」とか。「ヒポクラテスたち」みたいな生真面目作品もあったはずなのに。当時、田舎の地方都市でただ漫然ノホホンと日々を過ごしていた中学生には、都会VS地方という構図がいまひとつ理解できない部分もあったけれど、ルックスからして土臭い永島敏行と石田えりの、演技以前「その辺歩いてそうなあんちゃんや姉ちゃん」的存在感に圧倒されました。あと忘れられないのは↓皆さん既に述べられてる若き日の石田嬢の例の件、プラス、アカペラで♪クック、クック、クック。クック~青い鳥~♪歌唱シーン。何故にここで桜田淳子?何故にここで「わたしの青い鳥」??カラオケがまだなかった時代、こんな風に時代的に少し前の流行歌を人前で披露するのがフツ―だったんかなあ・・・。アナクロ過ぎんか?「てんとう虫のサンバ」ならまだしも。今考えてもなんだか不思議。(追記)↓anemoneさんのレビューを改めて拝見し「青い鳥」には、実はそういう意図があったんだって瞠目。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 7点(2024-09-23 08:36:30) 3.《ネタバレ》 都会との決別は特に描かれていないようにも思うけど、考えざるを得ない。 失踪した父親が売ってしまったがため、小さくなった畑地でこじんまりと先の見えないトマト農家。 長男は都会で就職。 母親は嫁姑に苦しみ旦那は失踪。 前途多難じゃん。田舎の実家を継ぐのは大変だよ。 でも石田えりはよかったなあ。そんな主人公の境遇なんてぶっとばしてしまうくらいの天真爛漫さがあるもんな。 ジョニー大倉がとんでもなくよくて。演技が素晴らしくて。主人公の親友役をやるんだけど。半端なく良かった。とんでもない告白をするんですよ。 そこで永島さんと石田さんが農家を守りながら帰ってくるのを待つんだろうなあ。 永島さんの軽さの中に多少のあきらめにも似た落ち着きを持ったキャラ、石田さんの瑞々しいある意味もっともまっとうなキャラ、そしてジョニー大倉を筆頭に個性的な脇役陣の染み入る演技をなめるように感じ取る映画なんだろうなと。 【JF】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-02-16 12:13:46) 2.昔は田舎だったのだろうが、今は大きな団地も建ち都市化が進んでいる。主人公のハウスの土地も地上げ屋が駐車場にと狙っているのだが、彼は百姓に徹する農業青年、見向きもしないところはまさにJA推薦映画。 飾らなくたくましいところが何より良い。女癖が悪いところは父親譲りだが、きれいな嫁さんをもらい落ち着くことだろう。 それにしても見合いの席からモーテル直行とは進んでる。石田えりの見事な脱ぎっぷりも見事。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-24 22:42:36) 1.雰囲気はとても好き。新人時代の永島の演技はまだまだでクサイが、ギラついたエネルギーを感じてそれなりに評価できるか。何となくもう少しメリハリが欲しいと昔思ったことを思い出した。今観ても同感。 【monteprince】さん 7点(2004-12-01 19:54:31)
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