みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 ライトノベル原作の青春SFファンタジーで、普通に安っぽいところもあるので映画として素晴らしいともいえないが、自分としては嫌いでない。 序盤は意味不明の点が非常に多く、もしかして全部がこんな感じかと思っていると次第に話がつながって来るので安心する。手の込んだ作りだが連係ポイントは目に見えており、全体構造がしっかり組まれていることは容易に想像できる。終盤で夜空をのぼっていく光(またはその尾)は、ばらばらな登場人物を結ぶ共通体験であるとともに、それぞれの体験が本当に日常を超えた世界につながっていたことの視覚的な証明になっている。 青春ドラマとしても、登場人物それぞれの不安感や不全感、やるせなさやもどかしさが感じられ、満たされた心や満たされなかった心、満たしてやれた安堵や満たしてやれなかった悔いが表現されていて切ない。事件に関わった人物が結果的に同じところへ収束していくわけでもなく、それぞれの関わり方に応じて「いろんな思い(を)抱えて生きていく」という終幕も、多くの人々に向けた青春ドラマとしてふさわしい。残った人々がこれから何をすべきかという問いかけもあり、また一時的または部分的にでも心を満たしてくれた相手への「ありがとう」が2回、絆創膏が1回あったのが和ませる。 基本的には原作がよかったのだろうが、原作がよかったことを想像させる映画にはなっている。ちなみに来年またTVアニメで放送されるそうで、いまだに人気のあるシリーズらしい。 また美少女が多数出ているのはこの映画としての長所である。個人的には、それほど美少女風でもないが真面目で純粋な委員長(演・広橋佳以、現在は引退とのこと)が最後まで無事でいることをひたすら願いながら見ていた。また内気な眼鏡っ子役は清水真実という人で、個人的には「がんばっていきまっしょい」(1998)の“ヒメ”役を見て以来の目立つ役だったが、この人が最後ににっこりした場面は嬉しくなった。 ほか主演女優はこの当時よく知らなかったが、普通に女子高生をやっているところなどは脱力するほど可愛らしい。低身長で童顔なのに妙な扮装をして超人的な力を発揮するのはかなり変だが嫌いでない。終盤で名乗りを決めた場面は格好よかった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-11-13 22:29:04) 1.《ネタバレ》 この映画は嫌いじゃない。高校生男女の青春ホラー映画で、スタッフとキャストが真面目に作った映画と思う。でも空回りしている気がする。なぜなんだろう。●たぶん問題なのは、漫画やアニメの世界を「そのまま」実写でやったこと。クサいセリフが多過ぎるし、ブギーポップに魅力がない。高校の文化祭で、日本人顔の役者たちがジョセフィーヌやスティーブンと真面目に呼び合う感じで、苦笑いしてしまう。●村井さだゆきは、たぶん脚本家として実力があるハズ。でもこの映画では説明セリフが多過ぎる。●一言でぶった斬るなら「ダメなオタク映画」。センスがない、なさ過ぎる。●「ぼくは自動的なんだよ」なんてセリフを実写で言わせるなよ。つまり企画が悪いんだ。『男はつらいよ』を1980年代に「リアルなキャラデ」でアニメ映画にするようなもんで企画が間違ってる。えっ、この例えが間違い?★ラスト、二人のヒロインが初めて出会って握手する。★7点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-18 19:19:36)
【点数情報】
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