みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
57.【2012/4/30レビューを変更しました】 公開当時、クライムアクションに3時間という長さはかなりの衝撃でした。そこまで長いクライムアクションは「スカーフェイス」くらいしか前例がなく、その「スカーフェイス」にしても成り上がり者の一代記という大河要素があったため、純粋な犯罪映画でこの上映時間は異例中の異例。実際、本作をはじめて鑑賞した時には退屈に感じたし、世間一般の評価もそれほど高くなかったと記憶しています(決して駄作ではないが、これだけのキャストと上映時間を費やして作る内容ではないという意見が多かった)。映画を観る目がそれなりに肥えた(つもりの)現在の目で見ても、本作は上映時間の使い方がうまくないという印象を持ちます。大銃撃戦でテンションがピークを迎えた後に、1時間もダラダラと映画を続けたのは失敗でした。「事が起これば30秒フラットで高飛びする」が口癖だった職人気質の犯罪者が、銃撃戦後数日もロスに留まってはいけません。あの数日を数時間に凝縮し、厳しい環境下で厳しい判断を瞬時にこなしていくという展開にした方が面白みがあったと思います。。。 ただし、本作には素晴らしい要素が多いことも確か。年月を経ることで作品の評価が上がっていき、最終的にはジャンルの代表作となったことにも納得がいきます。銃撃戦の演出は、いまだにこれを超える映画は存在しないと言い切れるほど完成されているし、捜査官と犯罪者がともに優秀であることを観客に伝えるためのエピソードの積み重ねも実に丁寧です。そして、本作が傑出しているのが捜査官と犯罪者の関係性で、互いに敬意と友情を感じつつも、プロとして戦うべき覚悟も固めているという熱いつながりには悶絶しました。それを象徴するのが、はじめて二人が言葉を交わすカフェの場面です。捜査官パチーノは仕事に打ち込みすぎるあまり家族とうまくやっていくことができず、プライベートが破綻寸前に追い込まれたことで、犯罪者デニーロに会いに行く決心を固めます。デニーロは敵ではあるが、数少ない自分の同類である。彼の人生観、仕事に対する思いを聞くことで、迷う自分が進むべき道を見つけようとするのです。そして、「普通に暮らす気はない。あくまでプロに徹する」というデニーロの言葉を聞き、パチーノは自分の生き方に自信と確信を取り戻します。最後には「今度会う時はお前を殺す」と言い合って別れる二人。熱すぎるでしょ。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-08-05 12:22:42)(良:2票) 56.《ネタバレ》 良くも悪くも非常にマイケル・マンの美学が炸裂している作品だと思います。技術的な面では矢張り銀行襲撃時の嵐のような銃撃シーンが白眉。腹に響くような重量を感じる銃声には度肝を抜かれます。ストーリーも実に丁寧な作りで、孤独を抱えつつも仕事に没頭し、そんな孤独から抜け出したく思っても簡単には上手く抜け出せない男をデ・ニーロとアル・パチーノが見事に演じています。このふたりは言わば合わせ鏡の様な存在で、そんな彼らが最後に握手を交わして終わるシーンには、善悪を超えて相手を讃え合った様で泣けました。 しっかし単純な問題として上映時間が長いですねー。なんと170分。なんでこんなに長いかというと必要のないシーンが多いからだと思います。マイケル・マンの映画ではよくある事ですが、本当にストーリーの関係のない只の夜景が良く映るんですよね。個人的にマイケル・マンの映画で最も苦手なこういう要素がてんこ盛りだったので、その点は結構辛かったです。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-20 09:03:04)(良:1票) 55.《ネタバレ》 これが男の美学なら、女の人が呆れるのも無理ありませんね。 ドラマ性を保ちつつ銃撃戦もド派手に。 これだけ長尺にも関わらずじっくり楽しめました。 パチーノとデ・ニーロってキャスティングじゃなかったら全然評価が違っていたかもしれませんが。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-21 09:10:47)(笑:1票) 54.《ネタバレ》 特濃男汁が飛び散る男による男のための映画。アル・パチーノが刑事になって過剰かつオラオラな演技を披露すれば、デ・ニーロは例のキメ顔を惜しみなくさらしながら盗賊団の首領を熱演する。これが3時間続くのは正直少ししんどいんだよなあ。初鑑賞は中学生の頃だったと思うが、その頃から比べると評価は落さざるを得ない。僕も年をとりました。 この映画のテーマは「仕事と女(家族)」なんだということも今回鑑賞して気づいた。刑事にしても盗賊についてもみんな女のことで悩んでる。女って奴は何でこうも分からず屋かねえ。ジャスティンにしてもシャリーンにしても旦那の足を引っ張ってばかりじゃないか。男ってのは忙しいんだから家のことはお前らがきちんとやれよ。という男の目線には納得できるところもあれば納得できないところもある。ただし、この映画は設定からして、男の味方をしやすく作られているのだ。この映画に出てくる女達は弱すぎる。何だかんだで男におんぶに抱っこなのだ。これじゃ男たちが上に立とうとするのも無理は無い。現代から見ればそういう設定が少し時代遅れに見えてしまう。 でも、この映画が良いのはそんな小難しいところじゃない。とにかくこの映画のアクションシーンの迫力は圧倒的だ。特に銀行強盗のシーンとラストの空港での追跡シーンは白眉である。色々と欠点はあるけど、憎めない作品だ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 00:37:19)(良:1票) 53.私事でこのときのデ・ニーロの格好(ダブルのスーツに白シャツ)に憧れてダブルのスーツをヤフーオークションで落札してよく会社帰りはネクタイ外してなりきってました。でもチャリで通勤していたのでケツのところスレてしまい着なくなりデ・ニーロへの道は遠のいてしまった。 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-06-05 14:38:07)(笑:1票) 52.《ネタバレ》 ちょっとした違和感に、いやいやそれはないやろ〜とつっこんでしまうか、前向き肯定的にスルーしていくかで、作品の評価はずいぶん違ってくるわけですが、やっぱりこのふたりの競演ではそりゃ多少のことはどうでもいいってなっちゃいますかね。 ドジな警官の不測の音に集中するデニーロとパチーノのアップの顔などシビれますな。 ただ不要なカットも多い気がしたので、かっこいいことだけに徹した、いいとこ取りの編集で2時間ぐらいにぎゅっとまとめちゃったら、もっと大好き!って言える作品になっていたかもと思います。 【jetter3】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-19 11:44:48) 51.《ネタバレ》 都心での銃撃戦は見ものですが、前に撃ったかと思ったら後ろ向いてまた撃ちまくるって、多分そんな状況では本人が撃たれまくるんじゃないかなって思いました。アルパチーノの演技、力は入っているが一緒に観ていた奥さんが「なんかこの人の演技がどうも」って言ってて、確かに名優ではあるが、ゴッドファーザーの時の静かでいながら存在感抜群に比べると、だみ声で叫びまくるのは彼を知らない人からすると少し変に思えるのかもしれません。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-18 12:25:46) 50.主人公二人とも傷を抱えている。でもどちらかというと刑事側の方が深いか。 途中ダレるが、終盤は秀逸だなので、ここまで辿り着けば評価も高くなる。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-04-30 16:08:41) 49.ネットで「カリートの道」と「スカーフェイス」と本作のどれが面白いかという記事を読んだとき、この作品だけ見ていなかったので鑑賞。 3時間あっという間に見ることができた。 市街地での銃撃戦も面白かった。 でも人間ドラマとなると、登場人物が多すぎて散漫に見えた。 ナタリーポートマンなんかどうでもいいって感じ。 デ・ニーロはカッコよかった。 パチーノは何やってもハマっている。 でも、ずば抜けてここがいいというインパクトがなかった。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-12-06 19:23:01) 48.見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの漢の映画。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-10-24 01:58:18) 47.デニーロとアルパチーノのいい時代での共演でとにかくカッコいいです。でもシナリオが銃撃戦がド派手なだけで内容がつまらんですね。好演の2人で7点です。勿体無い作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-24 21:10:03) 46.やはり主役の二人の存在感は抜けている。それ以外にもサイドストーリーでも飽きることなく長時間観ることができた。デニーロがいきなり女性に入れ込むかなと思ったけど、男と女なんてそんなものか。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-16 00:41:08) 45.「パチーノが完全にデニーロ&その仲間たちに喰われてるヨ・・」パチーノファンとしては内容そのものよりそれが第一印象。なので2点くらい減点。なんとまぁ勝手なレビュー、というかレビューじゃない。デニーロチームの緊張感・隙のなさに長尺が気にならないほど惹きこまれましたが、ラストが少し肩透かし。銃撃戦は見事の一言。 【460】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 18:43:04) 44.アクションシーンよりドラマ性が強い作品で、三時間近い長編だが、 犯人たちは結束力が高く、各登場人物たちのキャラ描写がしっかり描かれているのが特徴。 途中で飽きることなく、長さをまったく感じなかった。本作の一番の見せ場でもある、 デニーロとパチーノの絡むシーンに関しては、多少こじつけがましいところがあり、 序盤にもうワンクッション、二人の間の描写が欲しかった気がする。 役者としてのガチンコ対決は見応えたっぷりで、久しぶりに満足感一杯のアクション映画だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-21 18:28:56) 43.《ネタバレ》 ゴッドファーザーの二大俳優がマイケル・マン監督の下で直接対決。港のサシでの決闘はシビれました。史上最長12分間に及ぶ銃撃戦。狙撃手の視点から覗いた独特のカメラアングル、渇いた銃声などマイケル・マン監督のこだわりが凝縮されていました。評判を違えぬ熱き男の傑作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-08 21:50:12) 42.アルパチーノとデニーロの共演、最高ですね。よく比較される二人ですが映画の中の役柄的にもお互いの人生を重ね合わせてる感じがまたイイです。ラストの緊張感もはんぱなかったです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-10 11:55:54) 41.《ネタバレ》 アルパチーノとデ・ニーロという夢の共演だけで最高!作品もとても良かった。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-14 11:36:24) 40.余計なエピソードも多く感じて長いけど、刑事とマフィアのボスという『立場』に深みを持たせる意味で、敢えてこう撮ったのだろうと理解しています。銃撃戦も大迫力で、男のドラマを上手く撮るマイケル・マン監督らしくて素晴らしかったです。パチーノとデニーロという2大スターの共演てだけで客が呼べるのに、直球の男のドラマなのがいい。最後の握手は、お互いを理解しながら戦わざるを得ない男の立場そのものを物語っている気がしました。本当にカッコいいです。「24」で砂漠に突っ込んで死んだ彼、ちょい役でしかも情けない役でしたねえ…。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2007-10-09 11:16:10) 39.3時間もいらない映画だと思います。女性が絡んでくるシーンははっきり言って蛇足でした。あそこ削って2時間半くらいにまとめたら、もっと良かったのに。そういった意味で非常に惜しい作品です。 鉄砲の音は迫力があり大変素晴らしいのですが、テーマ曲含めてなんだか音楽がボワーンとしてて聞き取り辛かったです。でも曲自体はとてもいいです。(今でも映画とかCMに使われてます) なんだかんだと悪い点ばかり指摘していますが、結構好きなんですよこの映画。デニーロ、パチーノ含め、最高にかっこいいキャスティングだし、銃が出てくるシーンは音響も含めて完璧だし(特にデニーロの銃捌きがいい)、何よりビジュアルが素晴らしい。 個々のシーンが素晴らしいだけに、編集次第でもっと傑作になりえる映画だったと思います。 【osaosa】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-31 01:08:14) 38.《ネタバレ》 3時間近い「熱い」ドラマを堪能した。犯罪者と刑事、対極の立場で、プロフェッショナルとして全力で戦った二人。だからこそあの結末にたどり着いてしまったのだろうか。あれ程切なく、心に余韻が残る握手は見たことが無い。 【ちゃりお】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-15 22:01:03)
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