みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 その中途半端さと結局は勧善懲悪になってしまったのに、 すっきりしない後味はまるで「宇宙戦争」のような脱力感。 これもまたいいんじゃあないかな。 結局のところ私はブラックなファンタジーが好きなのです。 ホラーがもっとあればいいかなとも思いましたが・・ 特にラストの猫がくわえたある忘れ物・・ これは「ボディスナッチャー」の人面犬のような悪趣味で、 何回か巻き戻して確認し笑えました(という作業自体悪趣味かも) 監督の趣味の悪い策略にケッとしらけることなく楽しめたのも絵の色のおかげ。 キャストは主役がトム・ハンクスということで期待はありましたが、 このハンクスのこわばった偽善の塊のような演技・・うまい。 「ザ・プロデューサー」のケビン・スペイシーを思い出しました。 演技的にはわざとらしいんで今更うまいのはわかってるってとも思いますが、 仕切り屋、知識ひけらかし屋、うそつきと・・古風な嫌われ者を演じていました。 いい人ばかりを演じているハンクスをよく見てきたので逆に感心。 イルマ・P・ホールおばあちゃんも味があってうまかったのですが、 私がこの出演陣のなかでとくに興味を持ったのが意外と地味な役者。 ツィ・マー演じるベトナム?中国?の将軍。 この役者はなかなか面白く作品の古風さを再現。 古風な脚本と最新の役者と80年代ファンタジー映像の融合が私に合いました。 ハンクスのセリフ回しが舞台的でほとんどがE.A.ポーの詩や聖書からの引用。 ばあさんとのやりとりとかからもメッセージ性を探したのですが・・ 結局はこういう普通にコメディでも聖書が出てくるんですよねぇ。 勝手に暴れて勝手に滅びる・・ それは「宇宙戦争」と同じ脱力感。 これがいい。 ばあさんは無防備で中途半端な悪人たちから守られた。 それはこの街の環境に適応できなかった侵入者たちのバカさ。 そして亡きじいさんが制裁をくだしてくれたのかもと、 ちょっとファンタジーが入るあたりに毒の少なさがあり物足りない。 「宇宙戦争」となんの関連性もありませんがちょこっと頭のスミに浮かべてくれると、 笑えないネタも笑えてしまいますよ。 あとDVD特典がよいのです。 ゴスペルシーンや楽器の紹介。 楽器制作紹介はギター弾きには当たり前に有名な人が出てきました。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 04:10:06)(良:1票) 8.《ネタバレ》 京王線に乗っていたら、急にJ・K・シモンズ の指が吹っ飛んじゃうシーンが脳裏によみがえって、吹き出しそうになって危なかった。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-13 20:18:33) 7.あっという間に殺し合いで自滅。最後の一人までゴミの島へもれなく送り届けられちゃうのには笑った。 なんてことないストーリーだけど奇妙な雰囲気があって楽しめました。 DVDのオマケで作品中で出てきたゴスペルソングのフルバージョンが収録されてますが、実はコレが一番お気に入りだったりして・・・。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 00:40:36) 6.《ネタバレ》 コーエン兄弟は、シリアスタッチよりこういう系統の方がおもしろい。久々にコメディアンのトム・ハンクスを堪能できたし(演技はさすが!)、たくさん死ぬのに悲壮感のないブラックな雰囲気、ゴスペルに乗せるところもよかった。あと、小物の使い方が上手。ちぎれた指、ダイナマイト、猫、大活躍したゴミ船・・・でも何といっても、入れ歯が最高! 【ぼぎー】さん 7点(2005-03-20 01:04:20) 5.この手の映画はあまり見ませんが、嫌いじゃないかもしれません。キリスト教色が強いですが、気にしなくてもブラックコメディとしても見られます。特に将軍の最期は凄かった(笑) 【february8】さん 7点(2005-03-08 22:42:26) 4.《ネタバレ》 なんの予備知識もなく観たので面白かったぁ~。トム・ハンクス好きじゃないんだけど、始め出てきた時トムだと気づかなくて「こいつ役者だなぁ」と感心。前半は何がなんだか分からないままに進んでいったけど、徐々に話が見えてきて、後半戦のスピード感とブラックさはツボでした。個人的にランプは死んでほしくなかったな。ラスト、コートが空に舞うシーンはコメディとブラックさの中に一瞬の哀愁が漂ってなんとも哀しくも綺麗。やっぱり悪いことはしちゃいけないんだわね。一番笑ったのは強奪直後、爆弾を爆破させたところで「。。。。。おまえ屁こいた?」 ジワジワ笑いがこみ上げてきて、あの太っちょと一緒にずっと笑ってました。 【pb】さん 7点(2005-01-24 11:21:55) 3.《ネタバレ》 犯行に及ぶまでの準備については特筆するところもなく、よくあるコメディだなと思っていました。しかし、いったん犯行が成功してからの急転直下ぶりには驚くと共に、思わず笑ってしまいます。それにしても、教授の変人っぷりが薄気味の悪い笑いひとつで演じきっているT・ハンクスはさすがですね。それとネコの演技(?)は必見です。そこまで引っ張るかと最後には脱帽してしまいました。あと、途中出てくるゴスペルは理由なんか関係なく楽しくさせてくれます。 【もっちー】さん 7点(2004-06-04 15:16:00) 2.ツィ・マーの表情最高っすね。変わらない顔、タバコを動かしまくる口、面白ぃwっていうか、後半30分の急展開は凄い。もしや・・もしや・・の連発。まぁわかっちゃうもしや・・だけど。ラストもなかなかのひねりっぷり。 【M・R・サイケデリコン】さん 7点(2004-05-25 19:25:44) 1.コーエン兄弟の新作コメディ。最初はビデオでも十分な内容かな?と思っていたのですが、これがなかなか楽しめました。まずはコメディ作品としてしっかり笑わせてくれます。本当ベタベタな感じなのですが、このベタベタ感が観ていて逆に心地良いです(ただ少々ギャグが下品なので注意)。それから予告編などでは主演のトム・ハンクスを念頭に置いて宣伝されているようですが、この映画の主人公はむしろ泥棒グループから命を狙われる老婦人の方だと思いました。このおばちゃんが最高で物語の重要人物の一人になっています(ていうかこの人がいないと話が進まないし)。ラストの展開もよくやってくれました、やっぱりコーエン兄弟は面白いです。 【かんたーた】さん 7点(2004-05-22 14:16:26)
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