みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.日本史上最大の農民一揆といえば…痩せて干からびた農民、鋤や鍬を持ち暴発する群衆、引きずり回される城主、炎上する城…という一大スペクタクルを想像していましたが…全然違いました。暴力的なシーンといえば直訴反対派との小競り合いくらい。でもこれが実際だったんでしょうね。「虐げられた悲惨な江戸時代の農民」というイメージがいかに想像の産物であるかがわかります。考えてみれば、訴えた側だけでなく訴えられた側(役人)も吟味の上同等に処罰されると言うのは、同時代の他国の封建制と比べても驚異的に公平な制度なんですね。 ただ映画としてはやや地味すぎという感じは否めず残念。映像はとても美しい。知り合いの郡上出身のおばあさんが「風景といい人情といいあの辺の感じがよく描けている」と絶賛してました。 【番茶】さん 7点(2004-08-15 21:46:07)(良:1票) 1.《ネタバレ》 一揆といえば、白土三平の漫画のような反乱を思い浮かべる。 が、この映画の一揆は、むちゃくちゃ事務的である。 年貢の取り高を決める方式をめぐって、郡上の村の人々が、 地域の取りまとめ役の庄屋じゃ埒あかない。 ならば江戸に行って、お偉いさんに直訴って考えるのが、一揆なのだ。 しかし、お上はこの直訴騒動に、騒動の芽をつぶそうと、 一旦、訴えた連中を村に返して、監視の目を強める。 そこで、また何やら話し合ってるとこを、お上が足軽連れて、抑え込みに行くとこで、 これは、また直訴しかないというとこから、全員、打ち首。 酷い話だと思う。 しかし、逆に言えば、統制の強い時代が江戸だったのかもしれない。 打ちこわし~とか、過激な騒動は、江戸時代にはもう少なかったのかもしれない。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-08-11 00:15:49)
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