みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子という女優について、私の友達が大の薬師丸ひろ子ファンであり、この作品、CSでずっと前に放送したのを宝物のように大事に持っている。そんな友人に頼んで借してもらいました。私自身、この映画の監督さんである相米慎二監督が昔は苦手だった。それが「お引越し」を見てから考えが変わった。この監督の持っている感性、独自の長回しにおける映画的力強さを感じさせるショット、そして、この監督の作品を何本か見ているうちに思ったことがある。それはヒロインなり子役なりの画き方において作品の中で輝いている。活き活きとしているのだ!例えば同じ相米慎二監督の作品そのものは大したことないと思うけど「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子だったり、夏目雅子の魅力を十分に引き出して見せた「魚影の群れ」の夏目雅子や「東京上空いらっしゃいませ」の牧瀬里穂だったり「お引越し」の田畑智子だったりととにかく相米監督の作品の中でのヒロインはいつも活き活きとしているのだ!今作における薬師丸ひろ子も活き活きとしている。例の「私、きれい」のあの台詞に込められたまだ大人にはなりきれていない子供のままの自分、早く大人になりたいと願う女子高生ならではの気持ちを表した見事な場面である。ラストのモグラ叩きを見て、私も今でもよくゲームセンターなどでモグラ叩きのゲームを見るとついついやりたくなってやってしまいます。そんな私ですから共感出来るそんな映画として評価したいと思いますし、薬師丸ひろ子という女優さんはテレビではなく映画の中でこそ本物の輝きが出せれると思ってますのでつまらないテレビなどには出ないで欲しいと思う次第でございます。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-16 22:49:57)(良:4票) 5.どうやら自分が当時観たのは通常版ではなく、こちらだったみたいです。同時上映は「だいじょうぶマイフレンド」。亡き相米監督のワンシーンワンカット演出技法がすでにこのデビュー作から顕著に使われてます。「毎度」「いらっしゃい!」「私、キレイ・・・?」長い長いワンシーンの中の短い台詞のやり取りが好きでした。学園祭での正面から捉えた、これも長回しのモグラ叩きのシーン、主役4人の転換期を迎えつつある微妙な関係の空気感がうまく伝わってくる名場面だと思います。昨日観た紅白歌合戦でのひろ子ちゃんには、時の流れを感じて一抹の寂しさも。難しい年齢をようやくクリアしたんで、これからもっと映画で活躍してもら いたいですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-01 23:50:31)(良:1票) 4.鶴見辰吾や尾美としのりに俄然驚いた。石原真理子のメガネもとてもいい。80年版見てないので違いは不明だけど、ラブコールHIROKO*オリジナル版ってネーミングが凄い。所々きつかったり退屈なシーンがあるけど、全体的にはいい作品だと思った。 【バカ王子】さん 7点(2004-05-19 01:02:58)(良:1票) 3.とても豪華な出演陣のとても若かりし頃のお姿が観られて、それだけで点数が上がる。点数上がって7点。 とっても昭和な、レトロ映画。ツッコミどころ満載。超合金とかキン消しとかを懐かしむ雰囲気で観る映画。 平成・令和っ子は、時代劇的に鑑賞するのだろうか。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-07-08 17:16:31) 2.《ネタバレ》 まずは通常版とオリジナル版が存在してるということを確認した上でご鑑賞。 で、こちらオリジナル版の方であること確認した上でご鑑賞。 そしたら始まってすぐさま出てきたテロップに軽く仰天 タイトル: 翔んだカップル(ラブコールHIROKO※オリジナル版)←ですと。(^_^;) なんじゃそりゃ~? びっくりいたしましたさ ともかくさ。 さてさて、そんなヒロコ在りしのヒロコ頼みのまさにヒロコに持たれかかりの青春純情映画だったけど そのヒロコはさておき 片や主演の鶴見辰吾君が意外と良かったんじゃないかな 硬派を貫く姿がとても心地よかった。やはり男は硬派でありたい そんな時代を遡って感じることができたような 実は意外に翔んだ真面目なカップル青春ものだった。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-01 23:55:36) 1.《ネタバレ》 相米慎二監督のデビュー作で、鶴見辰吾とダブル主演をつとめる薬師丸ひろ子にとっても初主演となる映画だが、アイドル時代の薬師丸ひろ子=角川映画というイメージなので本作が角川映画ではないことにまず驚く。内容としては話はアイドル映画にありがちなラブコメ青春映画なのだけど、力のあるワンシーンワンカット演出が効果的に使われていて、とても映画的な作品になっているし、これによってデビュー作の本作から相米監督の個性が既に確立してしまっているのがすごい。とくに俯瞰映像での長回しシーンが強烈に印象に残る。それだけではなく、鶴見辰吾演じる田代も、薬師丸ひろ子演じる圭も活き活きとしていて、ここにも相米監督の演出のうまさを感じるし、この監督はただ長回しだけではなく、きちんと主演のアイドル(女優)を魅力的に魅せることのできる監督なのだと今更ながらに改めて思う。圭が田代に向かって言う「私、キレイ?」というセリフがとても印象的なのだが、これに圭の田代に対する気持ちがすべて込められているようで見ていて切なさが込み上げてくる。クジラのアドバルーンが何の脈略もなく出てくるシーンのシュールさも好きだが、やはりラストのモグラたたきのシーン、正面から長回しで撮影していることもあってこれもどことなくシュールに感じるものの、既に書かれている方もおられるが、そこに流れるメインの4人の微妙な空気感がよく出ていたのがうまい。出演者のクレジットは鶴見辰吾が薬師丸ひろ子よりも先に出ていて、実際視点は圭よりも田代にあるのだが、たぶん角川でやっていたら逆なんだろうなと考えてしまった。(だからどうこう言うわけではないけど。)本作は2バージョンが存在していて、20年前にも一度見ているが、その時見たのも初公開版ではなくこの「オリジナル版」だったかもしれない。(2022年8月29日更新) 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-02 00:15:20)
【点数情報】
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