みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.オーディションで選ばれたという主演女優(久子)が中々良かったです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-11-27 15:04:55) 8.《ネタバレ》 夢はある。しかしそれに向かって、努力はしない。商才もない。人望もない。運もない。 冒頭と最後の実演販売に象徴されるように、変化もせず成長もする事はない。 あぜ道を歩く二人の姿のように、二人の人生はただただ平行線を辿る。むしろマンホールに落ち、強盗を示唆させるラストは下降線を描く人生を表す。 二人と対比されるように、着実に人生が上昇していくヴェロニカ。 夢を叶える舞台が都会ではなく田舎である点も心強く、たくましい。 田舎は夢に破れた者が帰って、安泰に暮らせるほど甘くはないし、そこでこそ叶えられる夢もある事を堂々と体現する。 若者の描写はジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」に近い感覚を感じた。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-07-19 17:53:18) 7.《ネタバレ》 イタイ映画でした。主人公のバカは仕方ないにしても、最後、パンストまでかぶる久子がかわいそうで・・・。結局彼女もハコ船に乗るしかない「ばか」だったということですねぇ。過剰な脚色を抑えたリアリティはいかにも山下監督らしく、このアンチドラマ路線がリンダ~に生かされ、その後「けいおん!」が誕生した、と聞きました。この主人公のバカぶりは自分の胸にもグサッとくる部分があるので、個人的にはもう見たくありませんが、映画そのものの出来はとても良いと思います。 【ramo】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-24 19:16:18) 6.山下敦弘監督の味わいが実によく出た一本。 山本浩司が着ている服のダサさ加減も全開。 その彼女の微妙さ加減も絶妙。 夢を追うツール“赤じる”ってのは、単に象徴であって、そのツールが何であれ、若者は夢を追いかけて突っ走るものだ。 それが成功する確率っておそらく低いけど、若者は夢を追う。 それが周りから見たら、“バカ”げていて無謀であっても、当の若者本人は気にもしない。 そして、その夢が破れた時、更にどん底まで落ちていく若者もいれば、普通に社会に復帰する若者もいるだろう。 そんな顛末はどうでもよくて、本作で山下敦弘監督は、そんな夢を追いかける若者の、良くも悪くも“バカ”な姿をフィルムで表現したかったに違いない。 田舎では人間関係が限定されていて、例えば風俗で働いていれば、当然知り合いが客としてやってくることだってある。 又、狭い人間関係だからこそ、誰かと誰かが深い関係になっていてもおかしくないし、そういう複雑で乱れた繋がりが田舎には存在する。 その辺りの田舎の人間模様も、丁寧に描かれていて、リアリズムを感じる。 チープな線を意図的に、そしてリアルに表現しており、山下敦弘監督の描く世界観ってのは、庶民的日本的なリアリズムに満ちていて好感が持てる。 そして、若者の持つイタさがよく伝わってくる。 このような点において、楽しく、そして時には切ない気持ちになったりする。 地味ながら、実に人間的で、愛すべき作品だ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2012-02-26 05:09:57) 5.《ネタバレ》 「リアリズムの宿」「天然コケッコー」と山下ワールドにハマってからの鑑賞となりましたが、滑稽で物悲しく、どこか愛さずにはいられない登場人物、圧倒的なリアリズムで観客を引き込み、監督の計算された仕掛けに泣き笑い、この作品でもたっぷりと楽しませていただきました。なにか大きなグルーヴ感すら感じる世界観は素晴しい。修羅場で空気抜けちゃう山本浩司は必笑。 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-11-20 17:18:00) 4.どの場面も、なにもかもが、リアルにダメで笑える。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-23 13:05:31) 3.《ネタバレ》 どんてんでも感じたがキャストが普通っぽい人ばかりなので、かなりリアルな印象。中盤までの展開は笑えたが、浮気あたりから彼女がかわいそうにしか見えず、店頭販売での主人公のやる気のなさに観る気がなくなってきました。報われなくても必死に努力する主人公の姿を少しでも見せて欲しかった。結局最後までダメ男で終わり、弟いたん?へえーってな具合にラストもいまいちでした。しかし山下監督は どんてん~ばかハコ~リアリズム と着実にレベルアップしている。今後本当に期待できる貴重な監督だ。 【やっぱトラボルタでしょう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-15 14:12:51) 2.なかなかリアルで痛い映画。主人公と昔の彼女が黙々とマンガを読んでるシーンが印象に残りました。自分も似たような経験が…(相手は彼女でなく友達だったけど 汗)。たまごっちやマンホールの場面も面白いです。 【ゆうろう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-13 06:09:52)(良:1票) 1.宇宙船鑑ヤマトのような希望感溢れる軽快な音楽に乗せて若いカップルが船に揺られてやってくる。電車を乗り継ぎ駅に降り立った二人の関係は先に歩く男と後を追う女の描写で漠然と示される。男の実家でのやりとりで二人が何をしにやってきたかが語られると同時に、男はどうやら相当の甘チャンらしく、女は相当図太いことが露呈される。そして同級生の営む八百屋で男の浅はかさは丸裸にされ、学校での二人のやりとりで、一見このバカな男が主導権を握っている二人の関係を実は女が支えているということが判明。実にわかりやすく、且つさりげなく人物を露わにしていく。たいした事を言ってない男の理論がなんともリアルでイタイ。そして東京から帰って地元で風俗嬢をする男の元彼女、男を追って東京へ行こうとするその妹、地元に張りつく八百屋の同級生、それぞれの様々な生き方を示しながらそれらの間をふわふわと流れるバカ男もまた彼なりに生きていることを見せていく。いろんな生き方があるけれど、とりあえず生きてるからいいじゃん、という優しくのんきな眼差しで男のダメダメぶりを映し出す。バカはバカなりに生きてゆく。その終点は..笑った。ストッキングの意味ないじゃん(笑)。 【R&A】さん 7点(2005-03-23 12:17:47)(良:1票)
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