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グロリア(1980)

Gloria
1980年【米】 上映時間:123分
アクションドラマサスペンス犯罪ものハードボイルド
[グロリア]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-10)【TOSHI】さん
公開開始日(1981-02-14)


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監督ジョン・カサヴェテス
助監督マイケル・ヘイリー
キャストジーナ・ローランズ(女優)グロリア・スウェンソン
バック・ヘンリー(男優)ジャック・ドーン
ローレンス・ティアニー(男優)ブロードウェイのバーテンダー
J・C・クイン(男優)運転手
トム・ヌーナン〔1951年生〕(男優)ギャング
ヴァル・エイヴリー(男優)シル
ジョン・フィネガン(男優)フランク
此島愛子グロリア・スウェンソン(日本語吹き替え版【TBS】)
村越伊知郎ジャック・ドーン(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子ジェリ・ドーン(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本ジョン・カサヴェテス
音楽ビル・コンティ
撮影フレッド・シュラー
配給コロムビア・ピクチャーズ
その他ビル・コンティ(指揮)(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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19.《ネタバレ》 止まらないタクシーを銃声を媒介させる事で停車させてから、グロリアは空間と時間を自由に移動し、支配するようになる。
タクシー、バス、電車。それらは寸分の狂いもなくやってきて、彼女の為に機能する。
乗り物は彼女の特権的な空間となり、そこでは男たちの自由な動きは奪われる。
彼女は墓地に眠る故人をも移動させる。そして時にはカットが変われば、時間も空間も移動し既に行動は終わっている。
彼女を追う者も、そして映画すらが彼女を捕らえる事は出来ない。
真の強者であり自由な女の魅力がそこにはある。
ラストでフィルが電車にタクシーにすんなりと乗る時、フィルは彼女と同一化する。
墓地で祈る彼の前にはすでに距離は無い。
そして、ウェイトレスとのとりとめないやり取りの後ろで、ドラマが繰り広げられる時、映画は背景、遠近感を捨て、映画という枠を逸脱し、今までは背景となり得た黒人の大柄なタクシー運転手が、ホテルマンが、バーのマスターが、町の雑踏が緊張感を作り出し、世界は平面化する。
その時グロリアとフィル、そして観客には気の休まる場所も時間も存在しない。 ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-31 18:43:45)

18.《ネタバレ》 これ『クレイマー、クレイマー』の翌年の作で、あっちの記憶が残ってるうちに観たので、比較してしまった。あっちは父親の女性性の回復というテーマだったんだろうが、その後でこっち見ると、とっくに女性は男性性を回復してるんだ、と言ってるみたいでおかしかった。男のようなヒロインが次第に女心を膨らませていくという、意地よりも子どもの命が大事、という心のドラマがあって、こっちは少しややこしくなっている。冒頭の夜のニューヨークの空撮が美しいが、見応えという点では、ジーナ・ローランズの顔だね。なんか日本の仁侠映画のやくざの顔にも通じるものがある。アクションと人情が重なる場、たとえば子どもを突き放そうとしてたところへ悪漢が来て撃ってしまうところ。バンバンと向きを変えて撃つほうだけを撮ってて爽快。いつも不意に発砲するのがいい。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-04 09:57:49)

17.こんなにベタベタなラストなのに、この晴れやかな気分はなんなのだろうか。

せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:32:16)

16.自分は見終わった後、笑顔になれたりほっとできる映画が好きなので、むやみに銃を使うって殺すなど殺伐とした雰囲気は自分の好みのジャンルではないのだが、この映画の完成度の高さに7点!グロリアとフィルの必死の逃走劇は、もはや映画のなかでの演技を超えてドキュメンタリーとして観客の胸に迫ってくる迫力がある。昔の危険な雰囲気が支配するNYの様子を克明に描いているところがほかの映画と一線を画している。何ともハードボイルドな作品だ。 mhiroさん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-27 22:51:14)(良:1票)

15.グロリア中に生まれた小さな心の変化、それこそまさに「母性」。
今までうそ偽りを繰り返してきたであろうグロリアが偽ることやめ、まっすぐ進む道を選んだことは本当に素晴らしいですよね。 MINI1000さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-05 22:10:10)

14.八方ふさがりでピンチの連続を、2人がどう乗り切るのか、そこが最大の焦点であります。アクション映画に多いウルトラC級の必殺技を使わず、どの場面でもぎりぎりのラインで逃げ切る、そんなところにドキドキしました。2人の関係はゆっくりじんわりと氷が溶けるように1つになります。その課程がすごく真実味を帯びていました。G・ローランズの存在感はすごいです。 shoukanさん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-30 18:53:01)

13.ジーナ・ローランズがひたすらカッコイイ。煙草を吹かし、グラスをあおり、高いヒールのサンダルでいかつく闊歩する姿は、ステキであった。子供との距離が微妙に縮まって行く感じが良かったけど、イマイチ子役をカワイイと思えなかったのは私だけ? すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-03 17:33:29)

12.空撮で街を撮りそこから移動するカメラが走るバスを捉える。そしてバスの中。オープニングからワクワクさせてくれる。しかしカサヴェテスがこれまで撮って来た映画と比べるとなんてハリウッド的なんだろう、というのが正直な感想。題材からしてハリウッドが好みそうなもの。ハリウッド的大衆娯楽映画を芸術作品へと昇華させようとしたのか、はたまた女優ジーナ・ローランズの芸術的な演技を世に知らしめたかったのか、、。どちらにしても(どちらでもなくても)商業主義に走った陳腐な作品とはあきらかに一線を引いている。その最大の功労者は圧倒的な存在感を見せるジーナ・ローランズであり、その存在感を余すところなくカメラに収めたジョン・カサヴェテスであることは言うまでもない。役者に自由に演技をさせるカサヴェテスであるが、子役の演技指導はしたほうがよかったかな。 R&Aさん 7点(2005-03-18 17:23:45)

11.一番最初は、単なるくたびれた不良のおばさんにしか見えなかったジーナ・ローランズですが、話が進むにつれ、もうこれでもかっていうくらい格好よくなっていきます。クールでセクシーでホットです!子供との掛け合いも、洒落と皮肉のバランスが絶妙で観ている方も顔がほころんでしまいます。ニヤリと。爽快な気分を味わえる映画でした。
ゼロさん 7点(2004-11-18 23:52:54)

10.裏道の一本一本、壁のシミ、路上のゴミ、鳩、ネオン。もう一つの主役はニューヨークの雑多な街並み。冷たいアスファルトに響く銃撃音。あぁ、明け方の、あの街角の匂いが画面から伝わってくる。・・・、って行ったこと無ぇけど。 紅蓮天国さん 7点(2004-09-08 04:25:25)

9.《ネタバレ》 有無を言わさずぶっ放すジーナローランズに尽きる作品。子役は家族を殺された悲しみが出きっていないのが残念。これがあれば、子役をかばうジーナが更に光り輝いただろうに。最後のハッピーエンドは暗さから開放されたようでほっとしました。 tantanさん 7点(2004-09-03 22:00:38)

8.「レオン」の原型。ベッソンがこの映画をパクったのは確実。ジーナ・ローランズはアメリカではある種伝説的な女優として認知されているとか。確かにあの存在感は凄い。あんな存在感のある人を見ると、女優は必ずしも美しくなくても良いのだ、とつくづく思う。かっこいい女の映画です。ただ、申し訳ないけれど、個人的な事情として、バッタもんであろうと、やはり「レオン」の方が好きなのです。これはもうどうしようもないのです…。 ひのとさん 7点(2004-06-02 21:22:11)(良:1票)

7. veryautumnさん 7点(2004-01-08 16:02:52)

6.両手放しで楽しめる映画です。ジーナ・ローランズが本当にかっこいい。半端なハードボイルド映画や、危機一髪が続くハリウッドのアクション映画よりも、ずっとタフでいけてます。 omutさん 7点(2003-07-16 04:10:56)

5.ジーナ・ローランズの演技がいいですねえ。あの位の年齢で海千山千だと、ギャングもたじろぐ貫禄と一種さめた感覚があって、でもひょんなことから子供を面倒見るはめになって、それがかなりのお荷物なのに捨てきれない。全編に漂う街の哀愁と中年女の疲れた表情にハードボイルドを感じてしまう・・・。シャロン・ストーンのは観てませんが、あの哀愁をシャロンが出せるのか疑問。 たーふじさん 7点(2003-03-14 16:55:09)

4.ファッションセンス最高!!今年の流行にもピッタリマッチするともおもいました。真似した~い!でもあれはあの貫禄がないと無理なのかもしれないです。衣装はたぶんエマニュエル・ウンガロ。そりゃオシャレだわ。敵のシャツまでサイケでかっこよかった。ヴィジュアルいいです。オープニングロールもかわいい。 joさん 7点(2003-02-19 19:14:13)

3.初めはかなり生意気な子供にイライラしていました(笑)でも見ていると大人ぶろうと生意気に振舞うフィルを見て切なくなりました。騒動に巻き込まれたグロリアが次第にフィルに何かを感じ始め、始末をつけようと敵地に乗り込むあたりは見ていてドキドキしてしまいました。グロリアが拳銃をぶっ放す姿はカッコ良かったです。そして、ラストは少しビックリしました(笑) はがっちさん 7点(2003-02-13 12:25:36)

2.最近の作品で例えたら<セントラル・ステーション>のハードボイルド盤という感じで、一見の価値のある名作です。ニューヨークの汚い部分もよく描かれていると思います。ジーナ・ローランズ演ずるグロリアは本当にカッコいいです。ただ少し難癖を付けるとすれば、彼女がいくら元ボスの情婦だったからって、ハードボイルド物にしては組織がちょっと甘過ぎはしないか?という点です。関係ないですがジーナ・ローランズってどこか野村幸代さんに似てると思いませんか?あ~それと、猫ちゃんはどうしたの?猫ちゃんは? クロマスさん 7点(2003-02-03 01:56:30)

1.シャロン・ストーン版は観てないので分かりませんが、この映画のジーナ・ローランズは本当にカッコ良かったですね。ハード・ボイルドの似合う女優って現在少なくなりました。初めて観た当時はものすごく印象的な映画でしたっけ。ということで7点献上。 sayzinさん 7点(2001-08-04 10:11:03)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 100人
平均点数 6.80点
000.00% line
111.00% line
233.00% line
366.00% line
477.00% line
566.00% line
61515.00% line
71919.00% line
82121.00% line
91414.00% line
1088.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review6人
2 ストーリー評価 5.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 7.50点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
主演女優賞ジーナ・ローランズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
主演女優賞(ドラマ部門)ジーナ・ローランズ候補(ノミネート) 

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