みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
31.《ネタバレ》 堂々たる歴史(多分に創作)大作の風格まである。エメリッヒだけど。大きくて広がりのある画はのびやかで爽快。十八番のディザスターもので発揮される監督の‶大げさ感性”がうまいことハマっていると思います。 なにぶん、画がキレイ過ぎるんですよね。建物の柱は真っ白だし女性のドレスや髪、軍服までパリッとキラキラしくて「お芝居用」感が半端ないけれどこれまた娯楽映画の文法と心得て楽しみました。 けれんみ溢れるエメリッヒのタクト、M・ギブソンのヒーロー像、J・アイザックスの悪者っぷり、濃い目の演出に皆うまく共鳴しています。 クライマックスのメル隊長が旗を振って士気を鼓舞し、崩れかけた陣容を立て直すシーンなんかもう米国民ならずとも血が沸く思いがしますしね。(単純)。フラッグというのは団結の象徴なのだな、と思い知るこの場面。旗手がメルギブなら画的にももう完璧です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-30 23:38:50) 30.《ネタバレ》 ローランドエメリッヒが描く壮大な独立戦争。 息子にまた息子に義理娘まで。これでもかってぐらい人がバタバタ死んでいく。 目覚めた怒りの英雄もタヴィントン大佐という素晴らしい悪役でより引き締まった展開。 3世紀も前の独立戦争なのでアナログ感と特に難しくもない戦争背景が長尺も感じず楽しめた。 それにしてもメルギブソンは役者だね、まさにパトリオットがお似合い。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-28 13:40:11) 29.《ネタバレ》 独立戦争のストーリーですので、時代背景を知っていればより楽しめそうな作品ですね。 当然ラストは勝利することがわかっているわけですが、そのプロセスにおいて凄惨な内容、描写が多いのが本作の特徴でしょう。 もうひとつの特徴としては、歴史スペクタクルの体裁をとっていながら、その世界観が、かなり個人的で限定された枠内に収められていることでしょう。つまりはメル・ギブソン演じるベンジャミン・マーティン物語でもあるわけですね。 最初は『パトリオット=愛国者』というタイトルに違和感を感じたものですが、ベンジャミンの国が、=家族であり、友人であり、同じ国の人々であるとするならば、このタイトルは大変しっくりきそうです。 大義名分を掲げながら、実際のストーリーは復讐ベースになっているため、それ相応のカタルシスを得られるこの作品。 ですがそのためには犠牲が必要で、そのための生贄として本作に用意された息子のトマス、ガブリエル、ガブリエルのお嫁さんファミリーは本当にお気の毒です。それゆえ、決してハッピーエンドという結末はありえないのが、私としては苦手なところです。 まあ、少々反戦の主張を感じさせる示唆もあるのかもしれませんが、こういう作品にありがちな説教臭さや哲学的、宗教的な面というのが必要最低限に抑えられているのは本作の良いところですね。個人的にはこれくらいのほうが映画として純粋に楽しめます。 なぜなら、この内容であれば、ベンジャミンに肩入れしながら、大変主観的に物語に入り込めるからです。 本当は主観的に戦争映画を見るなんて間違っているのでしょうが、本来戦争とは大変主観的なもの。自分がメル・ギブソンになったつもりで鑑賞すると、今作はエンタメ作品としては高いクオリティを保っていることは間違いないと思います。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-03 13:50:41) 28.《ネタバレ》 英国軍のタヴィントン大佐が、まぁー悪役に描かれていて。結局、ベンジャミンが息子2人を殺したタヴィントン大佐に復讐を果たして、スッキリするわけですが。途中で、今まで心を開いていなかった幼い娘スーザンが「お願いパパ、行かないで」と抱きつくシーンに感動。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-05-03 14:36:02) 27.《ネタバレ》 Imdbで本作は6.9点という微妙な点数である。この生々しい点数はどのようなところから来るのだろうか。 この映画ははっきりとエメリッヒであり、僕らが大好きなエメリッヒが散りばめられている。え?そんな戦争だったっけ?ってな具合に脚色されたストーリーはバッチリ歴史ヒーロー物のテンプレートで有り、愛国復讐劇そのものだ。 横隊の正規兵に散兵戦術を採った大陸軍の活躍は、現代の陸上歩兵部隊のような躍動感がありその威力をまざまざと見せつけ、興奮をさせられる。虐殺(大事なことだが、同じ国民同士がツボ)を繰り返すロイヤリストが感情移入を高めて、最終決戦。 ツボを押さえすぎとすら言える鉄壁の作りにとうとうアメリカ人は「スゲー、俺アメリカ人で良かった」と言ったり「リアルじゃない。子供に嘘を教えるな」と言ってみたり。なるほど中間のない映画だねと納得させられるのだった。 なるほど、似たような例に置き換えて考えてしまっては想像力が足りないのかもしれないが、新撰組なんかもどうとでも取りようがあって創作の上ではどちらにも転ばせることが出来る素材としては似たようなものだろうか。 どちらにも言えることはリアルさとか史実観とか、創作物には創作物としての意味合いを汲んでやれよと観る側が大人になることの大事さが要求されることだろうなと思う。 で、要するにこの映画がどうかというと、ネットがない時代の共産ぽい平和主義とか、反米意識とかヒッピー的歴史観とは水と油、Imdbでもそう言う人がめっためたに叩いている。 真っ向からエンタメで立ち向かうどころか、それを使ってざっくり無視する大人なエメリッヒさん半端ねえ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-11-14 17:54:54) 26.大規模なルシアンルーレット、交互に銃を発砲するとても勇気がいる戦いは、アメリカ独立戦争だったとは知りませんでした。主人公の家族は、危ない目にあいながら戦い勝利の一翼を担います。とても勇気づく映画でした。 【けん124C41】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-12-14 19:50:21) 25.《ネタバレ》 アメリカ独立戦争を描いた恐らく初のハリウッド大作ですが、日本企業が出資し、ドイツ人が監督、オーストラリア人が主演という、ある意味で狂いまくった作品です。その内容もアメリカ独立戦争の戦史を描くものではなく、「幽霊」と恐れられる伝説的な戦士が、農民やら牧師やら犯罪者やらを率いてゲリラ軍を結成するという恐ろしくB級なもの。つまりこれ、「特攻大作戦」の18世紀版だと思って鑑賞すべき作品なのです。そう割り切って見ると、この映画はかなり燃えます。20人の部隊をたったひとりで壊滅させ、その光景を見たわが子がドン引きするほど強い隊長にメル・ギブソン。当初はハリソン・フォードが予定されていた役なのですが、この異常な強さ、男ぶり、B級感にはメル・ギブソンがピッタリです。彼に対するタヴィントン大佐は「そんな奴が本当にいたのか?」と思わせるほどの冷血漢ですが、この人物のありえないほどの卑怯さ、人徳のなさ、そして強さは、メル隊長の相手として不足なし。本作は基本的にこの二人の対決が描かれ、「どこがパトリオットなんだよ」と思わせます。しかし、タイトルの所以はクライマックスの大決戦で突然やってきました。わが子を二人も殺したタヴィントンへの復讐の機会がメル隊長にようやく訪れますが、一方で大陸軍は総崩れ寸前の状態となっており、大陸軍中佐として軍を立て直すことも求められます。ここでメル隊長は私怨ではなく軍人としての職務を選び、星条旗を手に自軍を鼓舞。そうして大陸軍は勢いを取り戻し、勝利が確定したのを見届けてから、メル隊長はタヴィントンとの最後の決戦へと向かうのです。ここでは燃えましたとも。かっこよすぎです、メル隊長。ちなみに本作はスミソニアン博物館が監修を務めており、戦闘シーンはやたらリアル。VFXの扱いに慣れたエメリッヒ監督の手腕と相俟って、迫真のビジュアルを見せます。。。なお、これは作り手がどれほど意識しているのか分かりませんが、イギリス正規軍と真っ正面から戦っても勝てないからとゲリラ戦術をとる大陸軍の行動は、現在アメリカを悩ませるテロリストに酷似しており、またゲリラに悩まされたイギリス軍が村の一般人を標的にする行動は、ベトナム戦争でアメリカ軍がとった戦略に酷似しています。もしこれらをすべて意図的に放り込んでいるのなら、本作は歴史的傑作だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-08 23:42:21)(良:1票) 24.《ネタバレ》 もし、この映画で描かれる「独立戦争」がもともとその国に住んでいた人々の侵略者に対するものであるならば、もっともっと感情移入できたと思うんですが。 実際は主人公側も、他の国からアメリカにやってきて原住民の土地を侵略し、奪う立場の人々であることを考えるならば(主人公達の時代はまだそれほどではなくても、彼らの子孫の時代は確実に)、いくら大義と叫ばれても、あるいは新しい国、時代と唱えられても(一番の偽善でしたよね、黒人の人権が認められるまで、このあとどれくらいかかったことか(怒))、白けた気持ちが先立って、まったく感情移入できませんでした。 いわゆる残虐行為にしても、ほとんどが完全なフィクションであることがはっきりしているし、単に、残虐行為は残虐行為を招くなと思っただけで、アメリカ側に肩入れする理由には全くなりませんでした。 そもそもアメリカ独立戦争って、最大の勝ち組の歴史だからものすごく神聖化されてるわけですけど、実際には単に税金を払いたくないという動機で始まっただけのものであり(しかもその税は彼らを防衛するためにかかった費用)、フランスやロシアとでは民衆の逼迫感に雲泥の差があるわけだし、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが穏やかに独立を勝ち得ていった過程、それから独立後に「アメリカ人」が原住民に対して行った長期にわたる虐殺を考えるならば、決して大義のために戦われた聖戦なんて考えられるわけがない。 なんて事を考えてたのは、最後の戦いの直前までw いや、実に面白かった。最後の戦闘。ああいう風にきちんと戦術的な行動が描かれてる戦闘シーン、大好きなんですよ。 相手に舐めきられてる民兵部隊に潰走の振りをさせ、味方正規軍が砲列を敷いて待ち構える真正面に引き寄せる。(特に因縁の敵騎兵部隊が壊滅していくのは実に痛快だった) それから、白兵戦になり味方の士気が衰えかけると、自ら国旗を持って突進し味方を鼓舞する。 そして悪役将校との白兵戦。 すべてが最高に面白かった。 最初に書いたように、主人公達の正義なんてこれっぽっちも理解するつもりはないんだけれども、最後の戦闘シーンだけで充分楽しめた映画。 ※アメリカ映画ってイギリス程近い国ですら、歴史捏造して無茶苦茶描くのは凄いw。それ考えたら我々日本人もパールハーバーくらいでいちいち目くじら立ててたらいけないのかもしれない。ww 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-03 12:34:21) 23.トンデモ映画の帝王エメリッヒ監督としてはいやに生真面目な作りだが、これはやはりメル・ギブソンの影響が大きかったのだろうか?ストーリー自体、ほとんど『ブレイブハート』と大差ないし、戦闘シーンの残虐性も同様。どっちかを観るなら『ブレイブハート』をお勧めするが、手斧片手に敵を皆殺しにするこちらも捨て難い。大作慣れしているエメリッヒらしく、3時間近い長尺を飽きさせることなく見せてくれるし、時々ホロッとさせられるシーンもある。まああまり深いことは考える必要もない映画なので、「強いよメル!すげえよ!」と感激したい方はとりあえず観て損はない。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-01-06 21:14:46) 22.メル・ギブソンパパの圧倒的強さに若干寒さを感じるが、迫力ある独立戦争で暖まった。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-31 17:27:00) 21.《ネタバレ》 タイトルが「愛国者」で911後に製作されたのなら、それだけで4点以下は確実ですが、本作は911前に公開されており、迫力ある戦闘シーンに7点を付けたいと思います。 ただ、最後の戦闘で崩れ始めている自軍をM.ギブソンが旗振るだけで立て直すシーンはやりすぎでしょう。 ここからは蛇足です。本作に対して穿った見方をすれば、銃規制が進められているアメリカ社会に対する銃規制反対のプロパガンダ映画に感じられる。全米ライフル協会が裏で暗躍していそう。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 01:03:14) 20.ちょっと長いかな。 【リーム555】さん 7点(2004-10-25 17:34:34) 19.とりあえず最前列には立ちたくないです。 【フィリップ・バルカシジク】さん 7点(2004-09-18 09:54:39)(笑:3票) 18.ブレイブハートを観ていなければ8点つけたかな?どうしてもダブってしまいます。 【ぷっきぃ】さん 7点(2004-06-01 02:03:15) 17.家族を守り、人を守り、国を守る。アメリカ人が好きなヒーローの中のヒーローをメルギブソンが熱演。ちょっとかこよすぎる気もしますが。エメリッヒ監督は日本の熱血マンガに多い男臭いヒーロー像が好きなんですかねえ。 【tantan】さん 7点(2004-05-27 23:01:01) 16.「ブレイブ~」とはまた違って近代的なところは良かったですね。 【亜空間】さん 7点(2003-10-14 12:22:33) 15.充分大作の名に値する映画。ただ、私も「ブレイブハート」の方が圧倒的に好きだな~。英国兵を悪者にする為に、かなり凶悪な人を仕立て上げ(笑)ましたが、彼と最後に1対1の勝負になったのは、やはりエンターテイメントに徹した為だろうか?その点が私にはちょっと興醒めでマイナス要素になってしまった。末娘がパパの名を呼んで追いかけるシーンとか、いくつか胸が熱くなる事があったのは確か。またいつか観てみたい映画です。 【はむじん】さん 7点(2003-09-11 02:11:36) 14.あの作品となんとなく似てますね。よくできてますけど、個人的にこういうのはあんまりなんで7点。 【バカ王子】さん 7点(2003-07-10 08:21:14) 13. イギリス兵がやたら残忍に描かれているし、挙句星条旗がはためくしで、アメリカ万歳的なのだが、嫌な感じがしないのはひとえにあのお父さんの生き様であろう。彼のイギリス兵への憎悪がひしひしと伝わってくる。彼のような怒れる人々の抑圧への抵抗から生まれたのがアメリカなんだな。お父さんが担ぐ星条旗は、あの頃は愛国心の象徴等ではなく、そういった人々の心の拠り所だった。あれから230年近く。今や星条旗は抑圧と偽善の国の象徴となった訳ですな。 【神父】さん 7点(2003-07-07 13:34:25) 12.日本では遥か昔から鎧くらいは使っていたのに、文明的に進んでいるとみなされている西洋人の人死に過ぎの不合理な戦い方が強く印象に残った。 【死亀隆信】さん 7点(2003-07-04 20:45:21)
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