みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 最初のほうは、ただじれったかった(題名が予言なので)。中盤もダラダラ続く感じ。予言を知り助けてもダメ、予言を無意識に書いていればボロボロになっていく。最後はハラハラしていい展開、結末も気持ちのよい映画でした。 【新しい生物】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-07-18 00:51:29) 8.ホラーとして出したのが間違い。和製バタフライ・エフェクトですね。ハッピーエンドじゃないけどあれが多分最良のちょっと切ないED。ラストシーンのセリフでちょっとほろりときました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-26 22:25:19) 7.《ネタバレ》 必ず誰か一人が死んでしまう状況、何度やり直しても家族全員が生き残ることはできない。こっちを足せばあっちが減る、という数学的なものを感じるし、萩尾望都や映画「バタフライエフェクト」をはじめSF各ジャンルで追求されてきたテーマですね。 そこに、お告げを聞いてしまう人間の存在と新聞をからめ、うまくまとめていると思う。ホラーとしては、なかなかの仕上がりと思う。 あと、この作品は、極端にセリフが少ない。…まさか酒井法子になるべくボロを出させないため、ではないだろうが、本当にセリフが、無いといっていいくらいに少ない。 ほとんどすべて、シーンそのものや、人物の目配せや身振り手振りで観客に伝えようとしているのだ。かなり意図的にセリフを省いていると思う。だから、終盤の「この電車に乗らないくれ」の一言が、「アレ、久々にセリフらしいセリフを聞いたな」と強調されてくる。 キャストについて。三上にとっては、十八番といえる役柄であったろうし、特に異論はない。そしてなぜ酒井法子…。 離婚して、バリバリ働いて車を乗り回すキャリアウーマン、という役どころだというのに、これほどノリピーに合わない役も無いし、…演技というほどのことは何もできてない…。セリフを棒読みして、あとは三上とのラブシーンを嫌々こなしているだけ(本当にイヤそうだったなあ。)。 女優落ちした元アイドルの中でも、ダントツで一位を献上したい大根である。や、大根とも言いたくないような気がする。大根のあとには少なくとも役者がつくから。酒井法子。この演技力で映画に出るとはある意味すごい鉄面皮。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-17 11:46:07) 6.《ネタバレ》 三上博史の過剰な演技、血管の浮き出た顔はホラー向きだと思いました。酒井法子もこういう作品がすっかり板に付いたような。堀北も本来は影のある役でこそ本領を発揮するタイプ。小野真弓の地味目の顔立ちにも不幸が似合う。概ねキャスティングは良好だと思います。物語は、往年の名作オカルト漫画『恐怖新聞』からアイデアを頂戴しているとのこと。本作で示される恐怖新聞の法則は、“新聞に書かれている事実を変えてはいけない”。変えた場合は、災いがその身に降り掛かる。しかも単純に死ぬのではなく、時限の隙間(あの世とこの世のハザマ)をさまよう罰が与えられるようです。それはある種の地獄。見たくない悲劇を永遠に繰り返す。山本圭がそのことを証言しています。ですからラストに救いはありません。おそらく三上は、我が身を犠牲にして永遠に家族を救い続けるのでしょう。切なく、やるせない。本来であれば、感動系にシフトしてもおかしくないお話です。三上は命を賭して元妻を救っています。でも“あえて”その部分を、物語の焦点にしていません。もっと大切なことがある。最後に突きつけるのは、過去はどんなにあがいても変えられないという厳しい現実。“後悔先に立たず”です。ただし、逆説的なメッセージが隠されていることも見逃せません。悲劇が起こるまでの僅かな時間、三上は幸せを味わうことが出来る。彼はようやく家族の幸せに気付きました。恐怖新聞のせいで事故が起きたのではありません。誰だっていつ死ぬのか分からない。だから今を大切に生きる必要がある。本作はホラー。救いはありません。でも少しだけ優しい。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-16 17:59:15)(良:3票) 5.Jホラーとしては、かなり楽しめる。アジアンホラーとしても又然り。JやらKやら中途半端なお笑いチックな作品が多い中、無理におどろおどろしくしない演出には、好感が持てる。やはり原作がいいと、全体的にまとまるもんですね。ただ、散見される不要な画像表現(床を這う男とか顔ナシ女とか)はやめて欲しい。作品のグレードが落ちる感じ。あと、時間軸の狂い方とその意味について、イマイチ判りにくいと言うか説得力に欠けますね。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-07-12 23:51:18) 4.《ネタバレ》 過去を変えてしまうことによってどうなるのか?ということはネタとしてはよくある話であるが、すでに決定している未来を変えてしまうとどうなるのか?という視点は面白い。映画の中では地獄に落とされるという表現でそれを表していた。あの自室のドアを開けた時点で現実時間の主人公の存在は消滅したのであろう。そして主人公は過去に遡り、愛する者の死の場面を延々と見せられる訳である。確かにそれは地獄であろうと思う。ところで、ラスト自分を犠牲にして妻と娘を助ける選択肢を選べた訳だが、これで主人公は地獄から解放されたのだろうか?推測であるが、きっと主人公はあの後も事故の場面を延々と繰り返し、永久に自分を犠牲にして妻と娘を助け続けるのだと思う。主人公にはそうする選択肢しか選べないのだから。それもまた地獄である。ところで、三上博史はやっぱり凄い。この人の演技だけで恐怖度50%はアップ、である。 【ばたあし】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-19 08:56:25)(良:1票) 3.呪怨やリングの様に、今度はどういった恐怖を与えてくれるのだろうと楽しみにしていました。前に見た感染は、期待以上の怖さはなかったものの、結構おもしろくてコチラの予言にも期待していました。しかし観ていく内に、以外にも物語がドラマ仕立てに変わっていき、リングの謎解きシーンのような展開になり、テーマが読めてきて恐怖への期待は殆ど無くなりました(^^; とはいうものの見応えは十分あり、三上博史の怪演ぶりに圧倒されたり、ストーリーの巧みな構成に飽きさせられませんでした。そしてラストはホラーの要素を加えた感動?です。家族を守ろうして何度も過去に戻り必死になる姿と、未来の惨劇を知り続ける三上の哀れさには目頭が熱くなりました。未来を知るなんてことは残酷なものでしかないですよね。 【ホーラン℃】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-12 23:59:50) 2.なんかよかった。ちょっと泣いてもたし。恐怖新聞を題材にしてるのもえーわ。新鮮で。それでいて、ちゃんと新しい解釈してるのがさらにえー。映像も新聞が舞ってるシーンも味があるし、新聞がやってくるシーンもドキッとさせられたで。もちろん冒頭のいきなりのシーンもインパクト大。あんなん怖いって思ってまうねん。久しぶりに邦画ホラーにのめりこんだわ。ただ観終わったてからよくよく考えると、そんなに目新しい映画でもないかな~って感じはあるけど漫画の恐怖新聞また読みたくなってもーた。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-08 08:34:00) 1.《ネタバレ》 これから起こる事故を予め知ってしまったらどうだろう?「未来」は誰もが知りたいと思うものである。しかしこの映画(恐怖新聞も然り)は悲惨な死亡事故しか知ることは出来ないのだ。この、「未来は分かるけど、事故だけ」という設定がまず面白い。そして、その未来を変えると自分が死んでしまうというのだ。そんな状況にあった時、あなたはこれから起こる事故を未然に当事者に知らせるだろうか?知らん振りをしていたら罪悪感に苛まれ、事前に知らせてしまったら自分の身が危険にさらされるという究極の選択だ。いや~、ますます面白い。 この映画は「恐怖新聞」を元ネタに作られたホラー映画なのだが、実は自分を犠牲にして見ず知らずの人や娘を助けようとするヒューマン・ドラマでもある。この映画の主人公の里見はこれから起こる事故が分かっていたにもかかわらず、自分の娘を助ける事が出来なかったことを悔やんでいた。しかし、最後に自分の命と引き換えに娘を助けることに成功する。自分が死んでしまうというのに死ぬ間際の里見の顔には安堵の笑みが浮かんでいる。この結末にはホッとさせられるのだが、根本的な謎は残ったままなのである。「未来の出来事が書いてある新聞」は一体何なのか?何故ある一定の人物だけに届くのか?里見がタイムスリップして3年前の事故の場面に戻ったのは誰(何)の仕業なのか?しかしこれらの謎が解決していなくても釈然としないということはない。人間は「理解できないもの、分からないもの」に一番の恐怖を覚えるからだ。そして、想像すればするほど恐ろしくなってくるのだ。この映画は物語自体は上手く完結させつつ、恐怖だけは上手く残してあるという寸法になっている。見た直後はどうってことは無いのだが、後から後から恐怖が襲ってくる映画だ。面白い。 【もっち~(←にょろ)】さん 7点(2004-11-02 04:19:22)
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