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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 シリーズ10作目にして初のダブル敵役、竹光侍の伊藤雄之助はちょっと微妙だけど田村高廣は初めて円月殺法をかわす偉業を成し遂げて、つまり田村がここまでのところシリーズ最強の敵ということになります。しかも田村を仕留めたのは小沢栄太郎の放った銃弾、けっきょく狂四郎との雌雄は決せられなかった結末は憎いですね。もっともチャンバラよりも伊藤雄之助のとぼけた演技に雷蔵も田村もイイとこ持ってかれた感は強かったですけど。ストーリーはお家騒動で争う城代家老ふたりと、その騒動によくわからないうちに巻き込まれると言うか首を突っ込む狂四郎という展開。お約束の敵方からのハニートラップ攻勢は健在で、もちろん「女は抱くもの」がモットーの狂四郎ですから愉しんでからの返り討ち、それにしても女の肌に触れただけで男の有無が判ってしまう狂四郎、ここまで来るとほとんど超能力です(笑)。高田美和以外の女性キャラはやはり定石通りにみんな死んでしまうのですが、やはりこのお姫様は良く考えると怖い。虫も殺さぬお上品さですが、藩の乗っ取りを図る二家老の対立を煽り抗争させて自滅させる作戦だったとも取れます。もちろん脚本家にはそんな凝った意図は毛頭なかったかもしれませんけど。けっきょく狂四郎は悪家老も二剣客も討取らず斬ったのは雑魚ばかり、徹底的に傍観者だったという珍しい一編でした。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-08-01 19:45:03)(良:1票)
2.《ネタバレ》 シリーズも終盤の第10作で、1作目を手がけた田中徳三監督が再登板している。1作目は印象としてはかなり平凡な出来だったのだが、今回はなかなか面白かった。話としては「魔性剣」同様に狂四郎がお家騒動に巻き込まれるストーリーで、狂四郎が劇中出会う女たちのほとんどが刺客というのも「魔性剣」のような展開だが、今回はそこに父(小沢栄太郎)を斬ろうとしている浪人(田村高廣)や狂四郎の前に現れる竹光を持った浪人(伊藤雄之助)を絡めてマンネリにならないように工夫しているのがいいし、実際にこの二人はとてもいい味を出している。とくに伊藤雄之助演じる浪人は彼ならではの持ち味が存分に発揮されていて面白く、狂四郎を斬るために真剣を買うシーンの店主とのやりとりや、狂四郎との対決で折れた刀を見てつぶやくシーンなどは最高で、どこかコミカルでありつつもこの浪人の哀愁のようなものも感じさせる演技が特に印象に残った。ラストの雪の中での斬り合いのシーンも美しく、これぞ大映といった感じで、狂四郎が雪の中を去っていくラストカットもカッコよく印象的だ。このシリーズいつもと違う雰囲気の渡辺岳夫による音楽も良い。それにしても雷蔵はもうかなり晩年の頃で、それを分かって見ているからかもしれないが、こころなしか今回の狂四郎が今まで見たどの回よりも枯れて見えたのは気のせいだろうか。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-30 23:06:10)
1.第10作。今回はお家騒動に巻き込まれる眠狂四郎のお話。女地獄って想像するほどのものはないけど高田美和、水谷良重と綺麗です。2回出演して死んでないヒロインて高田美和だけかも。決め台詞のように「操を頂く」「女は抱くものとしか考えてない」「俺に関る女は不幸になる」etc10作目までくると言うこと決まってきた。でもこんなキザな台詞無表情で言えるの狂四郎様だけ。罠も大体いつも通りでいつも通りの面白さ。キャストが豪華だし、最後の雪の中の斬り合いも綺麗です。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-06 16:06:17)
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【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
6.71点 |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 28.57% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 3 | 42.86% |
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8 | 2 | 28.57% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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