みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 充分面白かったです。最近の宮崎駿の数本に比べたら、はるかによかったです。ラストの解決の仕方がご都合主義で唐突で「千と千尋」みたいだなと思いましたが、前半から中盤にかけては、かなりいい線いってました。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-08-29 11:18:36) 6.《ネタバレ》 宮崎駿の映画で面白かったのはうちらにとっては、「天空の城ラピュタ」「トトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」(「もののけ」は面白いけどえぐい)で、「千と千尋」以降は21世紀版ゴジラみたいな印象しか持てなかった。そんな中でこの作品。まさにゴジラという名前のイグアナ怪獣がニューヨークを突っ走っていったような、シリーズのイメージの崩壊というか衝撃というか、まず見終わった後の第一印象はそれだった。宮崎五郎監督アナドレン。父親の作風を継承しているようでその作風をぶち壊してやがる。「働く」というキーワード、「人間の心がおかしくなっている!」といった台詞。シリーズでもさり気なく出ていたテーマを、グロテスクと形容したくなるようなあからさまさでバンバン出してくるこの行為はまさに父親である駿に対する宣戦布告に他ならない。冒頭で親父がぶっ殺されるシーンがそれを物語っている。映画はその後派手な迷走ぶりを見せるが、これは父親を殺したアレンが迷走しているのと連動しているので無茶苦茶だと思いつつも納得はでき、最終的に「未来を恐れることはやけくそを生み、後悔を生む」というテーマは少なくとも僕らにはストレートにぶつかってきた。つまりこの映画は「宮崎アニメの歴史を踏み台にして自分の目指すステップに到達する」という後継者の宿題を「額面通り」に成し遂げているのだ。問題はその「目指すステップ」をもう少し映像で誰でも納得できるようにしてほしい。次回作の「ポニョ」では宮崎駿が再びメガホンをとった。息子と対決するためだ。ジブリからは当分目が離せそうにない。 【はち-ご=】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-08-05 00:27:13)(良:2票) 5.《ネタバレ》 えーっと、この低評価の中この点数を付けるのはちょっと勇気がいりますが、さんざん悪い前評判を聞いていたせいかそれほど悪くはなかったと言うのが正直な感想です。原作を一度解体し、頑張って再構築したんだなあという感じです。確かに原作を読んでいなければわからない説明不足な点も多くあり、随所に父親の作品の模倣が見られますが、原作の世界観を借りた原作とは別の作品と思えばまあそこそこではないでしょうか。ただ、せっかく原作者からの依頼があったのですから、出来れば1巻から3巻までの話を原作に忠実に一部ずつ宮崎駿氏本人に丁寧に作って欲しかったです。いずれにしても、ハウルの動く城に比べれば良くまとまっていたような気がします。ハウルの動く城では原作の重要なキーとなっていたソフィーの能力について全く触れられていませんでしたし。 〈追記〉まあ、あの「デビルマン」に4点入れちゃう男の戯言ですので、軽く流しておいてくださいな。 【丸に梅鉢】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-07-13 23:06:27) 4.心と身体のバランスを崩し、死を見つめる姿・・・それがアレンと捕らえた。戦う相手は父でも魔法使いでもなく、決して逃れることのできぬ自分。それが唯一の道。ゲドに諭され慟哭するアレンと一緒に泣いちゃったじゃんかよ、チキショ~。200807再見追記 うん、やっぱりほんとに伝えたいメッセージのところは凄く鋭いと思う~。思うんだけど、そこと他んところのバランスが凄く悪いんだよね。演出やセリフまわしが幼稚というか、センスが無いと言うか・・・でも+1点。 【ジマイマ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-13 07:57:02) 3.ここの評価を先に見ていたため、 期待してなかった分楽しめた。 父と比べられるのはどうしてもかわいそうだけど、 声優はやはりきちんとした本物を使ってほしい。 ナウシカが長い物語のホンの一部であるように、 きっとこのゲド戦記も長い話なのでは? 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-06 11:12:38) 2.『ゲド戦記』と言いながら存在感の薄いゲドに、つい、「ゲドは何にもせん気?」などととつぶやきつつ。まー要するに「“駿”氏に引導を渡した“吾朗”氏が、“ゲド鈴木プロデューサー”のバックアップを受けつつ、この世を乱すイジワルな“観客”=クモ様をやっつける」という痛快ストーリーなのかな、などとも思いつつ。いずれにせよ、野心作に憧れつつも野心作になりきれなかったような、小ぢんまりした印象は否めない作品であります。スケール感の欠如は、脚本に原因があるんじゃないのかな? 別に壮大なストーリーである必要は無いけど、人物関係の面でも時間的広がりの面でも、作品世界が伸びないのがもどかしい。例えば回想シーンを挿入するとか、例えばイジワルオバサン2人組を別の日・別の機会に何度か登場させるとか、こんなちょっとした事でも、映画の広がりを演出することって、できるんじゃないかなあ。そもそも、セリフというセリフがいかにも「状況説明」に徹している、このギクシャクぶり。こいつが一番もどかしい。“遊びのセリフ”みたいなものがもっとあればいいのになあ・・・(私ごときド素人がこれ以上生意気言うと恥の上塗りなので、そろそろやめよう)。しかし、アニメというものには、「絵が動く」という事自体に感動してしまったりするわけで、本作の緻密な動きや緻密な光の描写には、やっぱり感激を覚えてしまうのであります。背景に流れる不気味な色の雲が、印象的でしたね。それに、高名なる父と同じ道に踏み出した監督の勇気には、まず拍手を送りたい。実は、映画の中で一番感動したのは、エンドクレジットの「宮崎吾朗」の名前を目にした瞬間だったりするのです(ナゼか涙が出そうになった)。 【鱗歌】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-11-04 07:50:11)(笑:1票) 1.《ネタバレ》 クモのラストの顔は、邦画『ノロイ』のカグタバのお面そっくりでした。 映画の導入がいけない。父を殺害する理由はいったいなんなのだ。愛してもらえなかったからか、もしくはただ剣が欲しかったからなのか。ついでに、その後父が死んだか助かったかは不明で、作り手が忘れている印象を受ける。 テルーの唄自体はなかなかいいが、大草原でひとりでどこか遠くを眺めて歌っているのはイタイ。ミュージカル映画なら成立するかもしれないけど、そうじゃないでしょ、しかもフルコーラス歌ったし、サブイボがたつ。 サブイボといえば、ラストの二人が抱き合うシーン。抱き合う奥から朝日が昇り、壮大な音楽が流れ始めてしまったら、スクリーンから目を背けることしかできない。 これはいいとして、やはり導入のあいまいさが2時間ずっと不可解にしてしまったのではないかと、僕はおもう。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-08-11 01:16:22)
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