みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
13.《ネタバレ》 4つか5つのエピソードを並べただけの様な構成は、まるでTVシリーズのために撮ったパイロット版みたい。この映画は後に大ロング・ランする人気TVドラマとなるのですが、まさかロバート・アルトマンはそんなことを意識して撮ったのかなあ、そんなわけないですよね(笑)。こんな脚本にオスカー脚色賞をあげちゃうのもどうかと思うし(実はリング・ラードナーjrが書いた脚本自体はほとんど使われていないそうです)、私の大好きな名曲“Suicide Is Painless”に主題歌賞を授けて欲しかったところです。 この映画には、後のアルトマン映画に繋がるヘリコプターやら引っ切り無しにスピーカーから流れるアナウンスなどのアルトマン印が、早くも顔を見せているのには注目したい。デビュー作にはその映画作家の持ち味が色濃くなるというのは本当ですね。この映画では朝鮮戦争がベトナム戦争のメタファーになっているのは有名ですが、たしかにチラッと出てくる町の風情もまるっきりベトナムかタイという感じです。こういったカタチで現在進行形の悪夢を笑い飛ばす様な映画を見せられたのは、当時のアメリカ人にはさぞや衝撃的だったことでしょうね。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-02-12 21:59:13) 12.コレ観たの中学んとき青砥、京成名画座。忘れもしない、これ軍医でしょう、医者なんだよね。アッタマいいんだよ!超テキトウな医者。オトナたち。少6のとき中学受験で塾に来ていたちょっとマセてて、ススんだ川向こう”江戸川区”の都会(小岩!!!????)の小学生の奴らがこぞってコレを推していたのを思い出す。(某ハイパーメディアクリエーターなんて、もろ、そんな感じ。)そう、いま風にいえば、小学生ごころにもクールだったんです、リスペクトだったんです、この作品。まあ、みんな医者をめざして勉強してるんだよね。そんで、それをカサにしてオンナくどいて綺麗な嫁さんもらって。そんで、目標にしてる、カッキイイーー!医者像がこの”マッシュ”のサザーランドの医師像。マセてんなー、ホンマ!小学生のころの痛い思い出。最近よく”わたしがリスペクトしているのは”なんてのが、よく聞かれるが、このころはこういうのが”リスペクト”されていたッテ事!そんな映画です。ところで、”ナッシュビル”って、いったいどうやってら観れるんだ?? 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-16 20:41:07) 11.この映画の主役の髭の人、どっかで見た事あるな、と思っていたら、漫画「気分はもう戦争」の中に出てくる人の顔だった。なるほど、この映画もこの漫画に影響与えたんだろうな、と思いながら観た。筋らしい筋はないが、軍規を守らない連中の魅力が十分伝わった。この事がすなわち、軍という組織で戦う戦争への風刺になっているんだろうね。それにしてもあの金髪の婦長さんは最初みんなからいじめられてたが、最後のアメフトのシーンではすっかりマッシュの人間になってて、案外、帰国するよりこっち(戦場)の方が楽しかったのではないか?とか思ったりした。これも監督の計算なのだろうけど。ただ自分は、アルトマンの映画にしては主役以外のたくさんの人物のそれぞれの描写があまり印象に残らなかったと思った。名作としての評価が高いだけに少し残念だった。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-22 03:17:51) 10.《ネタバレ》 戦場や軍隊というものに関して戦争映画からの知識しかないが、アメリカ軍ってのは他の国(とくに日本)なんかと違って、わりとくだけたイメージがあって、だからこの作品でのハチャメチャ行為も突拍子も無い行為には見えず、つまりコメディとしてとらえられずに鑑賞していたんだけど、中盤あたりからそのハチャメチャさがどんどん加速していきコメディ色が強くなってくると段々と面白くなってきた。ハチャメチャさが増大するごとに彼らの本業である手術シーンの大真面目ぶりがより強調されてゆく。ここに命を奪い合う場所で命を懸命に救うという矛盾が浮かび上がってくる。この作品はたしかに反戦映画なのだろうが、他の反戦映画のようなストレートさはない。というか、戦争を批判せずに戦争の本質を批判するという高尚(?)な技を使う。ハチャメチャ主人公は最初から最後まで軍の規律を破り続ける。ここは徹底している。勝手に使用できないジープで転任するシーンから始まり、日本での軍の病院では許されない民間人の子供の手術まで。その一方で軍の規律に従順な者を貶めてゆく。軍規を守って戦争に従事することとどんな人間でも片っ端から助けてゆく行為のどちらが人間的か。また軍規を破るというのは軍隊というシステム、あるいはそのシステムを構築した上層に君臨する者を批判するということ。この上層に君臨する者たちが戦争を起こすのだ。まわりくどい反戦映画である。でも本質を突いている。 あと、アメフトの応援をするホットリップ看護婦長に大いに笑ったのだが、彼女は権威の象徴として登場したことで散々な目に遭ったあげくに権威がなんの役にも立たないことを自覚して権威という服を脱ぎ捨てるという、この作品の要とも言える役回りを任されている。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-08 16:24:59) 9.《ネタバレ》 これといった筋がなく抑揚がないのでハマりこむことはできないが、アメリカのコメディでこういう抑えめのテンションは珍しく、意外と悪くない。 主人公達の軽快な悪辣ぶりは関心させられるほどだ(散々いじめられた大尉はちょっと可愛そうだった)が、ふざけながらも権威に屈せず、やることをやる様は、かっこよいと思います。エンドロールが全くないのにビビった。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-07 11:59:57) 8.「戦争」なる、まったく非合理にもかかわらず国際的に正当づけられてしまった愚行、それはそれでいつでもそれなりに故ある意味ある避けられぬ行為ではあるのだろうけどやっぱり愚行であることは間違いない愚行。その「戦争」の中では、笑いも泣きもしひとりひとりがカケガエの無い人生をかかえているであろう名もなき兵士たちが、「いかに相手を効果的に傷つけるか」という目的に沿って、敵に効率的に傷つけられ、そしてその傷ついた兵士たちを、「修理」する(!)ために設けられる野戦病院、コレが本作の舞台であります。その非合理なる野戦病院の中を、飄々と涼しい顔で渡り歩く、ドナルド・サザーランド、他のどんな映画のどんな忘れがたき悪役よりも、はるかに彼の当たり役というべき、見事な存在感です。ホントにこんな医者いたら困りますが、「映画の中の医者キャラ」としては、ある意味実に頼もしい存在であり、絶妙の批判者。まあ正直、私にもアメフトの場面はいささか長過ぎに感じられ、興醒めの面はありましたが(露骨に国内ロケっぽいしなあ)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-05 19:55:34) 7.《ネタバレ》 手術は一生懸命なのね、目の前の命を救おうとして。でも、普段は、ふざけてばっかり。ふざけなければやってられないのか、ふざけるぐらいのタフガイなのか。戦争で発狂しないための心のバランスなのか?スピーカーが彼らの捻くれた心の中を象徴する。異国の言葉の歌が流れる。戦争をありのまま描写せずに、戦争でおかしくなった人間を描写する。これも反戦映画……歯科医の自殺の前夜、あれま、絵画、最後の晩餐みたいじゃないの、十三人いるかどうか数えてしまいました。 【K-Young】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-17 16:44:15) 6.《ネタバレ》 時折流れるスピーカーからの案内が良い味出してました。朝鮮戦争ということでしたが、当時真っ最中のヴェトナム戦争を暗に批判しているようです。非戦闘時のハチャメチャぶりは今では珍しくもないネタではあるけど当時は斬新だったのかな?医療班が題材なのでTVドラマのERとダブってみえました。やっぱドナルドとキーファーって親子なだけに似てますね。DVD特典の裏話で、低予算に抑えながら上層部からの干渉を避けて隠れるように制作した等面白かったです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-13 15:11:51) 5.凄いね、この映画。あの変化球でここまで痛烈に戦争を皮肉れるのもかと思った。 作られた時代が時代だけに、その当時の反響とかは気になるし、これがアカデミー賞にノミネートされたのも映画の趣旨が好意的に理解されたからだろうな。 自分はアルトマンだからという理由で借りてみたが、最初、戦場の軍医を扱った映画は珍しいなあ。 戦争での戦い、その悲惨さをクローズアップした映画はよくあるけど、その陰に隠れた裏方のもう一つの戦いを描いて戦争の悲惨さを描くつもりだろうなと読んでいたら…。 あまりの下ネタにしばし呆然とする…そして1時間30分過ぎてもまだも下ネタが続く。 でも見終わった後の何とも言えない気分がこの映画の良さだろうか。 ラストの「くさるよなぁ」が何とも言えず良い。 【六本木ソルジャー】さん 7点(2004-07-24 19:39:59) 4.あの日本はないよ、、、見てて恥ずかしいよ、、、(笑)。全体的には人間味の溢れるいい映画だと思いました。普通戦争映画っていうと、必ず戦闘シーンが出てくるんですけど、この映画は一度も出てこなくて、その周りでやってる事をコミカルに描いてるんですね。それにしてもあのフットボールはウケたなぁ。 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-19 16:42:55) 3.かなりブラックな上に、おバカな反戦映画です。サザーランド他軍医達はジョン・レノンさながらのヒッピースタイルで、女にちょっかいを出したり、上官や軍隊に染まりきっている連中を茶化しまくったりします。ただカッコいいことに、彼らは腕が抜群に良いんです。主題歌の、自殺は「やるもやらぬも私の勝手」という歌詞の持つメッセージは強烈です。 【クロマス】さん 7点(2003-01-25 23:24:47) 2.苦笑いの連続の作品でした。不良軍医たちの数々の悪ふざけが最前線で行われているというだけで、ものすごい反戦メッセージを含んでいる映画だと思いました。ただ、日本人に対する解釈が少しずれているのが残念。しょうがない事ですかね。昔、S★M★A★S★Hというバンドがいましたが、この映画から名前を付けたんでしょうか? 【ガンダム】さん 7点(2001-12-12 03:21:08) 1.僕には非常にウィットに富んだ、アメリカ映画らしからぬ良い作品に映りました。朝鮮戦争にいわば当事者としてではなく関わっているアメリカ兵の、しかも最前線で戦っていない人たちの心情が、大げさではあってもよく描かれている気がします。来日した二人がやり放題やっているという挿話は必要ない気がしましたが・・・。音楽も最高!! 【イギリスオレンジ】さん 7点(2001-07-12 03:44:23)
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