みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 激動の時代背景、主人公の闘争に満ちた人生の割には、作品の描写範囲はこじんまりとまとまってしまっている気がしなくもない。ただし、この作品で一番優れているのは、英愛条約成立後に賛成派と反対派でディスカッションを行うシーン。ここで手を抜かなかったことにより、一本の筋が通り、ドラマとして完結することに成功している。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-15 23:50:28) 4.ある深夜番組での高評価を聞き、観ました..なかなか重い映画です..ラストはあっけなかったけど、そこがまたリアルと言えばリアル..映画としては、もう一捻りほしかった..かな... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-12 16:46:36) 3.《ネタバレ》 イギリスのジョークで「英国人は座って考える。フランス人は立って、アメリカ人は歩きながら、アイルランド人は後から」というのがある。そういうアイルランドの国民性は随所にあったと思う。 んが、ほぼ終わりの方まで「こりゃ4点だね4点」と思いながら観てた。 歴史のお勉強に近いし、このあたりはとりあえず高校の授業でもやってる内容。むしろ第一次大戦に勝ったのに敗戦に近いダメージを被った英軍の兵士とか、そういう「敵」の顔が見えないのが嫌だったかな。 石壁を背に若者を立たせ、見せしめでその中の数人を殺しておく「間引き」なんかは小説にはよく出てくる光景。街区でのお隣さん同士の銃撃戦も、アイルランドのトレードマーク。これに黒ビールと長い議論が加わればほら! IRA歴史映画の出来上がりじゃん! …そんな感じがするんですよね。後の北アイルランド解放テロに結びついていく「頑固なアイリッシュ魂」は感じた。 ところが、終わり近くでダミアンを説得する兄の言葉から、それまでの思考の流れが見えてきて、ビデオを巻き戻すみたいにガーッと兄テディの主要シーンが蘇ってきた。弟がロンドンに行く時、一人止めなかったテディ。弟がレジスタンスに加わった時、一人黙って臍を噛み続けたテディ。拷問の痛みに耐え、それから言動が変化していくテディ。 痛みを知った者と、知らない者の差がこれほどまで大きいのは…当然かな。オイラは兄貴に感情移入せざるを得ない。嫌な奴だが、それが人間だ。 「兄弟の相克」という内容から、『ケス』のテーマの発展形だとも言える。そういう観方でも、充実した面白いものがあったと思う。歴史映画としては平凡だと思うけどね。 ●追記: ウィキペディアで調べて、テディの顔がマイケル・コリンズにソックリだったのを知る。なるほどね! 他のキャラもモデルがいるんだろうな…。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-11 17:45:00)(良:1票) 2.《ネタバレ》 美しいアイルランドの風景と死の情景が淡々と描かれ、主人公の死すら時間とともに静かに流れてゆく。劇的な音楽やアップもなく、兄弟の会話も普段のとおりに行われ、一瞬の後に、片方は生き残り、もう片方は死に行く様子が描かれる。自由を得るための戦いは貴重であるが、妥協の休戦も喜びであり、見ているうちに、私にとって何が正義かわからなくなってしまったが、彼らの国を愛する気持ちの強さだけは理解できた。 【たこげるげ】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-05-04 17:01:35) 1.《ネタバレ》 アイルランドのあまりに美しい景色と流血シーンの少なさ、服装などから自分の中の戦争のイメージとは違っていて、あまり現実味が感じられなかったのだが、それが現実なのだろう。あの美しい自然の中で戦争が行われていたのだ。仲間だって、兄弟だって殺す。殺したくはないのに。それが戦争だ。でもこの戦争で彼らは皆、自分の信ずるもののために戦っていたのだということがよくわかった。何だかわからないものに巻き込まれているのではない、自分達のために戦っているのだ。英国とアイルランドの関係が学べた気がする。 【にゃ~】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-12 01:01:59)
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