みんなのシネマレビュー

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?

Enron: The Smartest Guys in the Room
2005年【米】 上映時間:110分
ドキュメンタリー
[エンロンキョダイキギョウハイカニシテホウカイシタノカ]
新規登録(2007-06-21)【TM】さん
タイトル情報更新(2009-06-24)【マーク・ハント】さん
公開開始日(2006-11-18)


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ピーター・コヨーテナレーション
出演ジョージ・W・ブッシュ
アーノルド・シュワルツェネッガー
撮影マリス・アルペルチ
製作ジョアナ・ヴィセンテ
製作総指揮マーク・キューバン
トッド・ワグナー
配給ファントム・フィルム
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.《ネタバレ》 モラルがねじ切れたやつらの話。作中人物(投資会社取締役)が語ったコトバ、「不正や虚偽をかさねて現実を見失っていた。真実とウソの境目が消えて、偽りの世界が現実に取って代わっていた。偽りが真実になれば、詐欺意識が働かなくなる」が、まさにそれ。悪人と呼ぶことさえ、たいして意味があると思えず、もう何らかの人格障害なのだと思う。せめて、しでかしたことを償わせたいと思うが、ケン・レイは収監される前に別荘にて心臓発作で他界し、ジェフ・スキリングは12年の刑期を終え、5年前には釈放されたという。 なたねさん [DVD(字幕)] 7点(2024-09-22 09:59:28)

4.悪玉3人組がありとあらゆるインチキを駆使して~千万ドル、~億ドルの私腹を肥やし、捕まっても「私は悪くない」(死んでも謝るものか)
銀行も証券会社も監査法人もマスコミもブッシュ親子を始めとする政治家も旨い汁吸ってるのだから、まぁこんなものかな。
ただ、当時チラッと耳にした事があるカリフォルニア州大規模停電のカラクリには腸煮えくり返る。公共インフラを担う企業として恥知らずにも程がある。
何もかもが初耳な後味悪すぎる酷い話にグッタリです。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2024-09-02 01:43:13)

3.《ネタバレ》 ミルグラム実験を証明しちゃってるね。一企業がカリフォルニア全土に影響って・・・。会計事務所は制裁を受けたからまだあれだけど政府にお咎めなし(?)には憤りを覚える。 すたーちゃいるどさん [地上波(字幕)] 7点(2015-06-23 09:11:35)

2.《ネタバレ》 こういうドキュメンタリー映画にありがちな一面的な描写が鼻を衝く部分もあるが、印象的なキーワードを配して、全体としてはうまくまとまっている。エンロンという化け物企業が誕生して没落するまでが実に面白くて観ていて飽きない。怪物的な創業者であるケン・レイや異様なまでに精力的なCEOジェフ・スキリングなど役者が揃っている。実際、下手な役者を観ているより面白い。

だが、この映画から学べたことはあまり多くなかったような気がする。つまり「身の丈に合わないことはやらない」とか「法律を守ろう」とかその程度で、「んなこと言われなくても分かってるよ!」と言いたくなる。興味深いのは、なぜ才能と知力に溢れた大企業のお偉いさんたちがこんなことをやってしまったのか?ということなのだ。その原因について、この映画が出している答えは彼らの「強欲さ」(greediness)だが、本当にそれだけなのだろうか?僅か十数年でエンロンを巨大企業に成長させた男たちがそれだけで動いていたとは考えにくい。確かに最後に自社株を売り抜けたのはかっこ悪いが、彼らには彼らなりのビジョンがあったのだろうし、そこを批判的にだけ見るのではなく、もっと分かり易く丁寧に映してほしかった。意外と勉強になるかもしれないし。

翻って、一般的な日本の企業に足りないのは、この攻撃性ではないかと思う。日本の企業風土として仕方が無いのかもしれないが、石橋を叩いて叩いて叩き壊すような動きの鈍い企業と比べれば、このエンロンの身軽さは羨ましい。凄まじいまでに実力主義でトップダウンのこの会社はさながら翼の生えた獅子だ。ちょっと道を誤ると奈落の底だが、なかなかスリリング。こんな会社に入っても面白いかも。映画の意図とは裏腹にそんなことを感じた。 枕流さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-29 23:51:05)

1.登場人物の人間性がよく描かれており、充分に楽しめた。
ただ、ゴシップのような低劣で悪意ある描画が一部あり、そこには失望した。 バグってハニーさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-21 20:19:43)

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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.08点
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318.33% line
4216.67% line
518.33% line
618.33% line
7541.67% line
8216.67% line
900.00% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
ドキュメンタリー長編賞 候補(ノミネート) 

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