みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.《ネタバレ》 原作の英雄叙事詩「ベオウルフ(B)」は、若きBが怪物グレンデルを倒す話と老いてからドラゴンを倒す話の二部構成。これを新解釈で補完し、整合をもたせた脚本は新鮮味がある。Bは怪物の右腕を引きちぎって倒すが、その母である魔女の逆襲に遭い部下を殺される。魔女を倒しに1人で向かったBは、魔女の誘惑に負け取引をしてしまう。魔女を殺したと嘘をつき、交わって魔女に息子を授け、「竜の杯」を魔女の元に置くのを条件に、財宝と永遠の強さをもらい、歴史に名を残す偉大なる王にしてもらう。魔女の言葉に嘘は無く、予言通りにBは王となり、富と名声を得、どんな侵略者も彼の王国を侵略することはできなかった。しかしこれは呪いだった。魔女の息子は成長するとドラゴンとなり、父に復讐しにやってきたのだ。「竜の杯」も戻された。Bはこのとき前王も魔女と取引をし、王の地位を得ていた事を悟った。死闘の結果Bは右腕を失う代わりにドラゴンの心臓をつぶし、相討ちとなる。Bの遺言で王の地位は親友に引き継がれたが、またしても魔女が姿を現す。 ◆どんな勇者でも悪魔の誘惑には勝てない心の弱さがある、というのがテーマ。Bも倒した海の怪物の数を水増しするなどの虚栄心を持っていました。美女や王の地位や富や名声は魅力的です、それが一度に手に入るとなると大概の人間は誘惑に負けるでしょう。魔女の呪いは隠されているのですから、誰でも良い取引と思います。怪物の右腕を奪い、自らの右腕を失う、これは呪われた運命の輪の象徴でしょう。自らの蒔いた種を刈らねばならなりません。キリスト教が魔女を否定するまで呪いの輪が続く事が示唆されます。前王は何故自殺したのでしょうか?息子を殺したことへの償い説、老いる前に英雄のままで死にたかった説、魔女の呪い説等が考えられます。2組の親子が同日に死んでいるので、息子が死んだら親も死ぬという呪いかもしれません。親子で殺し合いをし、勝っても負けても死ぬという怖ろしい呪いです。 ◆怪物の姿がゾンビで萎えました。ドラゴンと魔女の造形は合格点。Bが裸になるのは勇気を示す意味があるのでしょう。冒頭梁にネズミが走り回り、それを梟が捕まえ、夜空に飛翔して、王国を俯瞰で見せるというシーケンスに美的センスを感じました。やれば出来る監督ですから、エログロに走らないで、美を追求してもらいたいものです。王妃がいつまでも若いのは謎。 【よしのぶ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-09-21 23:04:30) 7.狙いなのかどことなく(CGを含め)フラッシュゴードンを思い出させる。恐怖感も結構あるし自分としては充分楽しめた。期待せずに見たせいか結構面白かった。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-12 09:42:48) 6.《ネタバレ》 フルCGでマッチョな英雄が巨人やドラゴンと戦う様は、まるでゲームの「GOW」をプレイしているかのよう。(DVD鑑賞では)確かに重量感は不足がちでしたが、CGならではの流れるカメラワークや臨場感あるカメラアングルなど見所は多かったと思います。ラスト近く、ドラゴンの姿から金ピカスキンヘッド裸人となった息子の肩に手をかけるベオウルフ、何か言いたげな様子の息子。父子の最後の一瞬のやり取りに何とも言えないやり切れなさを感じました。 【竹輪】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-12 09:40:05) 5.《ネタバレ》 ブルーレイディスクで観ました。 フルCGという事に拒絶反応を示す人がいますが、フルCG映画はまだまだ発展途上にありますから、多少の違和感には目をつぶり、CGもここまで来たかという技術の進歩を素直に賞賛してあげてください。 アンソニー・ホプキンスをあんなにデブにしてしまうのもCGならではの面白さですね。 ベオウルフの役者さんは知らないのですが、いまいち華がないなあという印象を受けました。あとは全裸であそこを不自然に隠すくらいなら、パンツでも掃かせておけば良いのにと思いました。不自然に隠されているのでどうしてもそこに意識がいってしまいます。 モンスターの母親の正体が最後まで不明で、退治もされなかったのが少々消化不良ではあります。でも美しいCGでした。今後のCG映画では各キャラの表情、動作、髪の毛1本1本の動き等がもっと自然になっていくことでしょう。現時点での最高のCG技術を堪能できる映画です。 【野良狼】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-30 21:23:33) 4.《ネタバレ》 なぜわざわざフルCGでやる必要があるのか?実写でやればいいんじゃ?などという文言は今のロバート・ゼメキスには通用致しません。彼はCGアニメーションに完全にハマってしまったらしく、その方面の先生までしているそうな。前の「ポーラー・エクスプレス」と比べると、そりゃもう格段に進歩していますよ。わざわざ炎さらめく点滅画面で人々を戦わせたり、わざわざベオウルフを全裸にして剣やら影やらでイチモツを隠すなどして、つまりはわざとチャレンジングなことをやって見せてる。監督の意気込みは伝わってきますけど、それにつきあってCGを作る製作陣はそりゃもう大変でしょう。コミカルな動きと台詞の数々。最後まで飽きる事無く鑑賞する事が出来た、見事な力作そして娯楽作。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-14 16:50:53) 3.《ネタバレ》 正直あまり期待していませんでしたが、まずまず楽しめました。話もいい意味で単純かつ明快。CGも実写に近いとは言え、見れば実写との区別はつくレベルです。「近い将来、俳優やスタジオが不要になるのでは?」と思わせる作品でした。そう考えると、ちょっと怖い…。 【さくぞう】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-01-27 00:05:06) 2.★3Dで鑑賞、なかなか面白かったです。通常料金よりはちょい高めで、導入してる映画館も少ないですが、行ける距離にあるなら足運んでおいても損はないです。 ★他の方も書いてますが、まるでディズニーのアトラクションをそのまま2時間体感してるみたい。立体的な映像が目の前に迫ってくる迫力。通常のCGのリアルさと、CGアニメの自由さを併せ持ったモーションキャプチャーによる映像表現は、未来の映画のひとつの方向を確実に指しています。 ★技術的にはまだまだ発展途上なのか、立体感があわなかったり、ひどく(それこそ20年以上前の特撮みたく)動きがぎこちない場面もありますが、それを持って「価値なし」と決め付けるのは早計ではなかろうかと思います。 ★物語自体はかなり古い英国叙事詩で、それゆえ現代的に様々な設定やドラマを構築脚色した近現代ファンタジーと比べると、それこそ普通の御伽話、昔話の類。迫力やスケールはやや小さく感じられます。 ★もちろんトールキンに影響を与えた「オリジナル」としての価値を認めないような愚は犯しませんが、人によっては「賞味期限切れ」と感じても仕方ないでしょうね。 ★ただドラマとしては、呪いの連鎖、因果応報、キリスト教の台頭を背景とした民族アイデンティティの危機といったものが、やや省略気味ながらも想像力を膨らませながら見ることができ、さすがにR・ゼメキス監督のストーリーテリングは上手いなと感じました。 ★とにかくCGも映像表現の一つ。もちろん使いまくれば良しではないけど、逆にお話だけよくっても絵があかんかったらやっぱり不満でしょう。何にしろ将来の可能性を感じさせてくれる作品ってぼくは好きです。今後も期待できる、としてこの点数。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-29 14:21:48) 1.最先端のフルCG映画という事でとりあえず見てきました。映像は期待通りのできで満足してます。服のしわなど比較的手を抜いていると感じる部分もありますが、髪や髭、まつげなんかもしっかり表現されており最新技術に驚きました。 フルCGなため、迫力のアクション&普通の撮影ではありえないカメラワークなんかも楽しめました。しかし、ストーリーは普通。フルCGという技術点を加味して7点かなと思います。 【ぬーとん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-06 00:18:52)
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