みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.最後の展開が途中でわかってしまうのが、残念。 流れはいい感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-09-27 16:12:37) 4.《ネタバレ》 例えば、2LDK、下妻、恋愛寫眞、20世紀少年、乱暴と待機、八日目の蝉など。 小池栄子の特異なキャラ作りにはいつも感心させられる。 そして主演を張ってたここでも当然小池栄子は素晴らしい。 接吻で鬱憤晴らして終焉。 とんでもはっぷんな展開にて終焉。 更には犯罪者:遠藤京子として第2章なる続編が作られていてもよさそうなもんだが今のところは封印。でもそれがベストなんだと思う。ずっとこのままの余韻を保ちつつ永久終焉であってほしい。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-10 18:28:18) 3.社会的に不適合者だと常に感じ、いつも孤独を感じている。 そのような人間が自分をどう見つめているか。 それは、自分のことを不適合者だと思っていない人には知る由もないことであり、そこには大きな溝がある。 不適合者が抱える心の闇。 不適合者同士しか理解し合えないこと。 しかし、不適合者同士とは言え、他人である以上すべてを理解できるとは限らない。 そこにはおのずと限界もある。 「この人なら私を理解してくれる。この人のことなら理解できる」 そう思っても、ちょっとした考え方のズレが、決定的な絶望感と孤独感を創り上げてしまう。 愛し合っている男女の関係にも同様のことが言え得るのではないか? お互いのことを完全に理解し合っていると信じている男女が居たとしても、ちょっとした価値観のずれが深い絶望感をもたらす。 深い絆で結ばれた人間同士でさえも、ひょんなことから深い溝が生まれる。 人間の関係性の難しさ、そして完全に理解し合うということの不可能性を本作を観て、痛烈に感じさせられた。 最後になったが、小池栄子は女優としてのプロ根性を発揮し、迫真の演技で実に素晴らしかった。 ついでに巨乳も相変わらず素晴らしい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-17 02:42:34) 2.《ネタバレ》 漆黒の背景に浮かぶ「接吻」の赤い文字。エンドロールをしばし呆然と眺めました。意味が分らなかった。でも改めて彼女に自分を重ねてみると、おぼろげながらその行動が理解できた気がします。以下自分なりの京子の心情の解釈。誤読ご勘弁ください。彼女が坂口に惹かれたのは、彼に共感したから。同じ虐げられてきた仲間。初めて出合った同胞でした。バッシングに立ち向かう私。悲劇のヒロイン。彼女は自らの境遇に酔い痴れます。ところが坂口は控訴すると言い出しました。なんで?世間が私たちを無視してきたように、今度は私たちが世間(司法制度)を無視する番じゃないの?彼女の想いは裏切られた。失意の中、京子は坂口を殺すことを決意します。彼と同じ人殺しの心境を味わうため。当初の計画通り、世間に復讐するためでもある。“2人を殺して死刑に”。それが彼女の新しい筋書きでした。ところが坂口を刺した瞬間、彼女の中の枷が外れた。もうどうなってもいい。錯乱状態の中、抑圧されていた願望が露になります。それは長谷川への愛。本能は彼女に接吻を命じました。交わりたい。一つになりたい。坂口との間で適わなかった同一化を、長谷川との間で成し遂げようとします。思い返してみると、京子が長谷川を意識した台詞は随所にありました。いつも自分を気にかけてくれた人。それが彼の職務だとしても、彼女は嬉しかったに違いありません。それに京子が坂口に傾倒したのは、辛い現実から逃れるための、ある種の逃避行動。一方、長谷川への好意は交流の中で芽生えた自然な感情。縛るものが消えたとき、彼女は自分の本当の気持ちに気づいたのだと思います。京子の去り際の言葉は、戻ってきた理性が言わせた偽り。本心は「助けて欲しい」「愛して欲しい」。以上です。タイトルにすっかり騙されましたが、こういう裏切りなら大歓迎。トヨエツの演技は圧巻でした。小池も及第点以上の出来。女優の素質十分でしょう。今後の活躍を期待します。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-01-07 18:23:36)(良:1票) 1.《ネタバレ》 ヒロインのキャラクターが、私にはもひとつ焦点が絞りきれなかった。一種の片想い物語だ。ブラウン管ごしに一目惚れし、法廷へ、そこで声を聴き、さらに接見ガラスごし、そして抱擁に至る、と順々に接近していくドラマ。近づくにつれて男に対する幻想が高まり、そして幻滅も高まる。世間に対する共犯を夢見るまでの孤独の物語という流れは一貫しているし、サスペンスドラマとしては充分楽しめたが、ときどき彼女の振舞いにつまずいてしまう。たとえばテレビクルーに見せた笑い、かつて男が見せた笑いを反復しているわけだが、男のふてくされたキャラクターと彼女の一途なキャラクターは対極な訳で、またそこがドラマの緊張にもなってたんだけど、ああいう笑いは、馬鹿にしているからこそ世間に対しては見せないのではないだろうか。男のふてくされぶりを一途に反復したってことなのかなあ。あるいは弁護士に「やり場のない怒り」なんて世間に流布している陳腐な言葉を吐くところも、彼女のイメージをしぼませてしまう。自分も世間の一部なんだというおぞましい認識をあわせ持っていれば、こんな言葉は使わなかっただろうし、彼女の世間への嫌悪をさらに深く示せただろう。もちろんこれは小池栄子の責任ではない。彼女は、かつて西田敏行とビールのコマーシャルやったときなんかすごく良かった、こういう感性を映画ではまだ生かしきってないんじゃないかと思ったものだ。あれとこれとで彼女の幅の広さも分かったことだし、今後のご活躍をお祈りしております。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-14 12:10:53)(良:1票)
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