みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
15.《ネタバレ》 某映画批評(伏字になってない)で「ずいぶん人を選ぶ」とか書かれてて「はぁ?」 考えてもみてください。 彼女と初デートで映画を観に行く事になり、行った映画館ではなぜかコーエン兄弟フェス 「ノーカントリー」と「ファーゴ」と「バーンアフターリーディング」が上映されてました。 さぁ何を選ぶ? こうなったとき選べるのは「バーンアフターリーディング」だけです。 他の2本を初デートで観ても暗い気分になるだけ。 てか「ノーカントリー」を初めて観て「かっこよかったね!」と目をキラキラさせる女とかちょっと怖いです。 バーンアウトリーディングなら安心。 「ブラピが横山尚隆に見えてきたね」なんて会話を楽しめるし、あの椅子をうれしそうに紹介するジョージクルーニーを観て笑いながら顔を赤らめる彼女の横顔も楽しめます。 初デートで選べない時点で「ファーゴ」や「ノーカントリー」の方がよほど人を選ぶといえるじゃないですか。 だから某映画批評は間違ってるし、この映画を人を選ぶとか言ってる人はちょっと間違ってると思うのです。 さて少し真面目な事を書くと、勘違いやちょっとした運でトラブルが拡大していくのは彼らの映画の定番。 そういう意味ではまさにコーエン兄弟らしい映画だと思うし、変に雰囲気重視の過去作品よりよほど面白いと個人的には思います。何しろ話題が身近で地に足がついてるとこがいいです。いやCIAは身近じゃないけど、男女関係とかリアルでみんななにがしかの経験がある事ばかり笑 少なくとも僕個人は途中でダレるしなんかスノッブで楽しい気分にもならない「ファーゴ」や「ノーカントリー」より、あの椅子で爆笑できるこの映画の方が面白いし、好きです、ええ。 てか今自分のファーゴのレビューを読んだら「いい映画だろ感がハナにつく」と書かれてました。さすが自分、筋が通ってます笑 【あばれて万歳】さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-08-24 11:36:00) 14.《ネタバレ》 人がたくさん死んでるので笑うのは不謹慎だけど、面白いね。 最初の原因を作ったバカ2人の明暗が分かれる展開には驚かされた。 役者の格から考えてブラピが死ぬとは思ってなかったからね。 最終的に整形手術代を獲得しちゃうのは納得できないけど、やっぱり面白いね。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-04-14 14:42:41) 13.《ネタバレ》 そうそうたる役者陣の珠玉の馬鹿演技が見られる得難い一本。皆すごいなあ。高い演技力を間抜けの発露に発揮するなんて。ほぼ全員馬鹿なんだもん。 J・マルコヴィッチはプライド高すぎて世間と折り合いつかずアルコールに逃げ、妻と職場からNGを突き付けられるも受け入れられないプライド馬鹿。その妻ティルダ・スウィントンは間男の本性もよう見抜けないくせに尊大なおバカさん。フランシス・マクドーマンドは冴えない人生が整形で逆転すると信じ込んでいる出会い系利用の痛い中年女。G・クルーニーはエロで頭いっぱい(笑)妻を裏切り、でも実は妻に切られていることにも気付かない能天気。そしてブラピの天然で純度の高い阿呆っぷりはこの面子でも真打ち。緊張感のカケラもない顔つきから仕草から、もう真正の馬鹿に見える。 馬鹿が引き起こす事件がバカすぎて深読みCIAは何のことだか全体像が掴めない。面倒くさくなってるお偉いさんのJ・K・シモンズのブルーの瞳が哀しげです。 F・マクドーマンドが勝ち残ったと言えるんでしょうな。しかし彼女の浅薄さもかなりのもんで、ロシア人に「こんな情報いらん」と突き返されたら「私は米国市民よナメないで」だって。その「米国の機密」を売ろうとしたくせに。 お馬鹿がわあわあ騒いで起こる事件は極めて無意味。この味わいを楽しめるかどうかはコーエン兄弟のファンであるかどうかにかかっています。わたしは好きです。 無意味に見えて本質はCIA批判なのだ・・って、そんなことはないよね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-31 23:45:41) 12.《ネタバレ》 コーエン兄弟の作品って、どうも自分に合わないものが多く、本作もほとんど期待せずに鑑賞したのですが、意外や意外、けっこう笑えましたねぇ。もちろん、癖のある独特なユーモアなので、人を選ぶことは間違いなく、その為賛否両論があるのも納得出来ます。しかも、あえて「くだらない」「中身のない」「まとまりのない」映画として作ってますからね。特にラストなんて、まるでオチがないような締め方。「え?これで終わったの?」てそのときは思ったんだけど、そういう終わり方も含めて狙って作ってるんでしょうね。この作品の一番の見どころは、豪華俳優人が見せる「おバカキャラ」の数々。特にブラット・ピットが一番のツボで、いわゆる運動バカ系のキャラですよね。運動大好きで筋肉はたくさんついてるけど、脳みそはすごく小さい人みたいな(笑)。プレーヤーで音楽を聴きながら披露する謎のダンスが最高です。そしてジョージ・クルーニー。一見すると知的でクールにみえるけど、実際はお調子者のエロ男爵。ついつい下ネタが口から滑り出してしまうという。途中、ものすごく卑猥なマシーンを披露しますよね。あれだけチャラいキャラなのに、あんな手の込んだマシーンを一人で作ってたんかい(笑)。その姿を想像するだけでまた笑える。ブラピが、クルーニーに一瞬で射殺されちゃうけど、人が死ぬシーンであんなに笑えたのは初めてでしたね。クローゼットをばっと開けられて、そんでニコッと愛想笑いした瞬間に銃で殺されるという、あのアホらしさがたまらない。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 22:54:21) 11.《ネタバレ》 これは〝アンチ〟の作品ですね~。 何に対するアンチかって、私がふだんからさんざん見ているような「テロリスト」とか「スパイ」が出てくる国家的陰謀系映画やドラマですよ。 それらの山のような作品群と、コレと、どこが何が違うかというと、見ればわかるように〝物事はマヌケなハプニングで動いていることが多い〟であり、〝誰もがマトモな目的を持って合理的に行動しているわけじゃない〟である。 〝並みの作品〟では、全くもってその逆になっているのであり、これだけの量を見てくるといくらボーッとしている私ですら、「物事はそんなに目標どおりにうまく運ぶものかなあ」とか「計画どおりにサクサク行きすぎるよなあ」とか「煩悩にかられてワケのわからない行動をする人とかいないのかなあ」とか、思うわけです。ようするに「不自然」なんだ。 コーエン兄弟がこういう作品を作って「不自然」と主張してくれたことは、評価したい。こういうのが主流になることは、ないとは思うけどさ…。 でもまあ、キャストが豪華すぎるわりには、なんだかな…。 はっきり言うけど、豪華すぎるんだよ。このテーマで主役級の俳優を何人も使う必要があるのか? そしていつものお気に入り女優を出すのはどうなの? 私は別にコーエンファンというわけではないので、そういうのがあざと~い感じがしていまいちノレないですね。「オレらの作品なら、こ~んな超A級俳優も低ギャラで参加したがるんだよん」って大書きしてあるのと同じ。 見慣れた俳優さんが何かしているというシーンばっかりだもの。べつにこの作品は、役者さんの微妙な演技を鑑賞させるための作品というわけじゃないのに。 これさあ、BC級俳優で固めたら、テーマが際立ってけっこう面白くなったんじゃないでしょうか。 ちなみに、こういうキャスティングだとどうしても上手い下手が目立ってしまうが、最も良かったのがマルコヴィッチ。見ていられないほど最悪だったのはブラピ。 【パブロン中毒】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-09-26 01:32:33) 10.登場人物がアホばかりという徹頭徹尾下らないストーリーを超豪華キャストが大真面目に演じているというある意味とても贅沢な映画。思うに、大根役者に馬鹿を演じさせたら笑えるどころか痛々しくて観ていられないが、実力のある役者が演じるそれは製作者の酔狂に乗る余裕が伺えて実に面白い。それにしても評点低い~。フィフス・エレメントと同じくこれを面白がる人間は少数派らしい。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-09 15:52:41) 9.《ネタバレ》 なかなか。ツボに入った。元工作員が書いたインチキ自伝小説を機密書類だと勘違いする微妙にアホな人たちと、それに振り回される微妙にアホな人たちが良い。スパイものの極秘指令のお約束をタイトルにしてて見たり、どこまで本気か分からない微妙さもまた良い。 微妙なアホさ加減に終始ニヤニヤさせられるが、その塩梅たるや練られまくった印象。ガイリッチーがやりそうなプロットだが、その演出やストーリーが全然違う。つまり同じような題材を使いつつ全然違う楽しみが込められていてなかなか良い。 なぜコーエンズがガイリッチー的世界観なのかというところはよく分からないが、まじめさにウケる。こう言う映画ならまず音や画で楽しませようとするような、自転車で追いかけるシーンやあのバキューンなシーンでさえこう言うアホが居るよな、な実在感で迫る。 それだけに予測不能な演出にプッの連続。さすがにバキューンでは大笑いしてしまったが、全員狂ってますな世界は妙に静かな可笑しさで楽しめた。そういうテンションが好き。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-04-25 19:02:00) 8.コーエンの映画を見てると、俺の映画がおもしろいと感じる思いはいったいどこからくるんだろうか?と考えてしまう。小さい頃から知ってる物語の影響なのか、人間が生まれながらにして持ってる感覚からか、確かに王道的な展開や構成はおもしろいと感じる。いったい、誰がそーゆう映画の基本のよーな作り方を最初にしたのかは、わかんないけど、それがあたりまえになって、そーゆう映画や物語が多くて、小さい頃から、それにならされてしまったから、ちょっとイレギュラー的な構成や展開だと、これ、おもろいの?って気持ちで落ち着かなくなってしまう。たとえば、音楽だって、聞いていて気持ちのいい音の並びがあるけど、ちょっと今まで聞いていた並びと違う音階だと、あまり好きになれないって事がある。やっぱり人間には本来あるんだろうか、こーゆう物語の構成やから、おもしろいって感じる基本が。この映画はもちろん、王道的なノリじゃない。カレーライスや海老フライ的なものじゃなくて、珍味。しかも、おお!こーゆう味もあったんかい!って驚けるよーな珍味じゃなくて、地味で、いつもの俺なら、なんや、この味?って感じで、顔をしかめてしまう。そんな珍味。でも、しゃーない、このヘンテコな流れに身を任せて楽しんじゃおうって気持ちになれたから不思議。そう、ディズニーランドっぽくなりそーな入口だけど、入ってみたら、熱海の秘宝館みたいな感じだったわけで。いったん基本の自分を捨ててヘンテコな流れに身を任せれば、意外に楽しめるかもしれません。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-30 21:11:57) 7.《ネタバレ》 豪華俳優人だけに、顔見せで終わるかと思いきや、さすがにコーエン兄弟。笑いました。今回はコメディーなんでしょうが、いつのまにか、いつもの何でこうなっちゃうの劇にw。お見事。リンチ的な不条理さではないですが、コーエンファン以外の人と一緒にみてはいけませんw。 【健さん寅さん】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-18 19:06:52) 6.《ネタバレ》 明るいコメディかと思いきや、なんともブラックなユーモアで。 ジョン・マルコビッチにジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット…豪華な俳優陣がみせる愚かっぷりがこの映画の魅力です。 この日はお客さんの中に外人さんがいて、私には全く分からないところで度々大きな笑い声をあげていました。 今なんで笑ったんだろう???…と考えるのがちょっと楽しかった。 【ぷっきぃ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-15 02:42:38) 5.《ネタバレ》 想像以上にくだらない。だけどそこがイイっていう映画です。各人がそれぞれくだらないのに俳優人は超豪華演技派だらけ。だけどそれだから成立している映画です。ところどころ笑い声が漏れてました。まさか人が斧で襲われてるシーンで笑い声が起こるとは。。。おそるべしコーエン。 【猿トビ茶漬け】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-03 11:51:17) 4.《ネタバレ》 ホント、しょうもない、くだらない~(爆) よくこれだけ繋げられるなぁと脚本に感心しつつ、ムフフと笑い続けました。 見どころはピットさん演じる「チャド」でしょう。 演技上手いし、衣装も筋肉も、そして態度が可愛い~♪ こういう人が同僚だったらいいなぁ。 名演には、何かの助演男優賞を差し上げたい位です。 そして、クルーニーさんの色ボケネタも、なかなかのもの(笑) ブラックなネタで大人を楽しませてくれました。 そしてこれからどうなるのかな?と思いきや・・・ なんだかよく分からない内に終わっちゃったけど、なんだったんだ?と言う思いと、途中よく練れていて楽しめたから、まぁいいやという思いが交錯しました。 私はOKでしたが、終わり方にこだわる方にはどうなのか?と思わせるラストでした。 昔の映画では、こういう終わり方のものも多かったように思います。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-29 22:39:59) 3.ちょっと疲れていたので軽く笑いながら見られる映画がいいなと思って、予告編を見たときになんとなく持った印象から選んで見に行った。公開直後の週末だというのに劇場は結構がらんとしていてくだらないねたに対してもシーンとなり寂しいことこの上なし。しようもなくてくだらなくて、「衝撃の結末」という宣伝にしていた期待も、これで終わり…と裏切られ、ちょっとがっかりして劇場を後にしたんだけれど、後で思い返してみたら結構楽しかったと思えてきた。一緒にいったパートナーと映画の直後にこれだけ見た映画の話をしたのも久しぶりかもしれないと思うほどいろいろ話すねたもあったし。ハチャメチャな人たちが出てくるのかと思っていたら、みんなある意味せこくて、それがほほえましく思えた。 【HK】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-26 23:30:14) 2.試写会で見ました。 ブラピが筋肉馬鹿の役柄で、基本コメディ。 登場人物が基本的にアホ。 やや不謹慎なネタがやや多いものの、基本的に万人向けなコメディかなぁ。 中々おもろかったです。 話としては非常にしょーもない、ぐだぐだな展開・ネタばかりだが、一流の役者らが見せる一流の馬鹿っぽさが非常に面白い。 特に、ブラピがいい味出してる。 マルコビッチに始めて顔合わせをする場面とか。 逆にクルーニーは終盤まで馬鹿にならない(クールにアホやってる感じだが)ので、終盤までそれほど大きなアホっぷりは披露せず。 ほとんどブラピ、最後はクルーニーかとおもいきやラストのCIAの高官らの会話で持っていかれた。 クルーニーの印象が若干薄い映画。 【みーちゃん】さん [試写会(吹替)] 7点(2009-04-17 20:56:19) 1.《ネタバレ》 予告が良かったので、海外DVDを購入して鑑賞。 感想は、「コーエン兄弟ってどんだけ...」。良きにつけ悪しきにつけ、どこか謎めいていて、かつそれを解き明かしたくなるコーエン兄弟映画。でも絶対にヒミツを教えてくれなさそうな... 前作「ノーカントリー」の面白さを、ほとんど解さなかった私ですが、今回の作品には笑いました。 シリアスな場面が、最終的には滑稽かつ笑えるシーンになり、結局、全体的に笑えてしまう。このオセロマジックを、兄弟はどうやってかけているのか...別録りした笑い声が流れるワケでもなく、役者もことさら笑いを取ろうとしてないのに、この可笑しさはどこから来るのか...。 見るからにコミカルに演じている監督夫人のマクドーマンドさんとブラピは、実はそれほど面白くなくて、一番笑ってしまうのは、一見まったくコミカルに演じてないジョン・マルコビッチ演じるオズボーン氏と、ティルダ・ウィンストン演じるその妻のシーン。これは何度見ても可笑しかったです。 考えてみると、ギャアギャア言う早口女性と、ボケラーとした男性という組み合わせは、コーエン映画によく登場するので、彼らの得意な分野(?!)なのでしょうね。 オズボーン夫妻のあまりに関係の破綻したさま...あっけにとられつつ、やはり笑い。 夫「大変なことが起きた」妻「頼んでおいたチーズは取ってきたのっ?!」 夫「...疲れたんだ」妻「はァ?どうして??」 夫「ずっと官僚主義と闘ってきて、うんぬん」妻「私の年金とかはどうなってるの?」 そんなに面白い会話でもないはずなのに、なんで笑っちゃうのか。 そして、なぜ、コーエン映画は深い感じがするのか? 謎はつきませんが、おいおい考えていきたいと思います。 あと、 ジョージ・クルーニーが、とてもカコワルいのですが、よく見るとシャツをやたら股上の深いジーパンの中に思いっきりイン状態にしていたりする...感慨深いです。 【hatomix】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-07 03:38:33)
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