みんなのシネマレビュー

スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
2008年【英・米】 上映時間:120分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[スラムドッグミリオネア]
新規登録(2009-01-26)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2018-03-20)【TOSHI】さん
公開開始日(2009-04-18)


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監督ダニー・ボイル
キャストデヴ・パテル(男優)ジャマール・マリク
マドゥール・ミタル(男優)ジャマールの兄 サリーム・マリク
フリーダ・ピント(女優)ラティカ
アニル・カプール(男優)「クイズ$ミリオネア」司会 プレーム・クマール
イルファン・カーン(男優)警部
小松史法ジャマール・マリク(日本語吹き替え版)
伊藤静ラティカ(日本語吹き替え版)
辻親八「クイズ$ミリオネア」司会 プレーム・クマール(日本語吹き替え版)
青山穣警部(日本語吹き替え版)
原作ヴィカス・スワラップ「ぼくと1ルピーの神様」(ランダムハウス講談社)
脚本サイモン・ビューフォイ
音楽A・R・ラフマーン
挿入曲A・R・ラフマーン"O... Saya"
撮影アンソニー・ドッド・マントル
製作総指揮ポール・スミス〔製作総指揮〕
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術マーク・ディグビー(プロダクション・デザイン)
衣装スティラット・アン・ラーラーブ
編集クリス・ディケンズ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
なぜ、無学のスラム出の青年がミリオネーアで次々と正解していくのか?その過酷な人生こそが彼に知識を与えていました。ムンバイに生まれ、唯一の母が死に兄と共にたくましく生きるジャマール。同じ境遇のラティカと出会い3人で行動を共にしていたが、親切な人達だと思っていた人達が大変な悪党だった!ラティカを残し彼らはより過酷な人生へ....

としべい】さん(2009-04-27)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(7点検索)】

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77.《ネタバレ》 スラムの少年がミリオネアになる話ってだけは知っていたがインド舞台なのは知らなかった。
「インドかー、またあれか、事あるごとに踊るんだろうな・・・」って思ってたのに全然踊らないから拍子抜け。
寧ろ少し物足りないと思ったまま終わった頃でEDのダンスよ。素晴らしい。
内容に関してはフィクションだし今更なにか言うもんでもないんだけど、音楽がそのまんま日本で放送されてたものと同じなのは色々思い出されて感動しました。
みのさんってすごかったな。
50/50使う時は迷ってる選択肢絶対言っちゃいけないんだよ。どっちか(若しくはそのどちらも)残されるからね。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-05 20:44:34)

76.《ネタバレ》 人口11億人、面積が日本の8倍以上を有するインド。
それだけ広いのだから、映画では描き切れない社会の暗部もカオスさも想像以上で、
熾烈な世界で必死に生き抜こうとする市井の逞しさは相当なものだ。
日本のおける深刻な悩みが小さく見える。

悪臭の立ち込めるスラム街を追われ、貧困ビジネスの魔の手から逃れ、生きていくためにあらゆる手段を総動員する。

この映画では"運命"と片付ける。
壮絶な体験を経て賞金とヒロインを手にした主人公と、ダークサイドに堕ちた兄と、薬品で目を焼かれた少年の違いは何なのか?
不条理を感じるも、自分を信じてがむしゃらに生きていくだけだ。

マサラムービーでお馴染みの歌と踊りがエンドクレジットで流れるのに底なしの陽気さが感じられないのは、
かつて宗主国だったイギリス人監督ならではのどこか醒めた視線がある。
良レビューにある通り、ゴミのように死んでいく現実と対比した、主人公の見た幻にしか見えない。 Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2022-05-27 23:56:19)(良:1票)

75.《ネタバレ》 なるほどオスカーを獲った作品だし、スラムドッグがミリオネアみたいな単純な話ではないのかな?
主人公の半生にクイズの解答にまつわるエピソードが散りばめられていて、って、そんなことあり得る?
それでドラマになる?
ならば、隠しテーマがあるんでしょ?って考えたくもなる。
そんな余地をわざとつくってる脚本だし、演出でもあった。
だからか、観てて物凄く疲れたし。
みのもんたさんのメヂカラを食らいながら作品を観てるような。。。
エピソードごとに主人公はクイズに正解していくけど、自分自身の作品への解釈に正解は貰えない。
中途半端なファイナルアンサーだらけでエンディングを迎えてしまった。
また今度観たときに、考えよう。 ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-15 23:39:10)

74.《ネタバレ》 ~Slumdog Millionaire~スラム街の野良犬 百万長者。
邦題では間に“$”が入る。…なんでインド・ルピーの国でドル・マークなんだろ?って思ってたけど、当時日本で放送されてた番組が『クイズ$ミリオネア』だったから、ドル・マーク入れたんだな。
通りを曲がると子供のラーマ神が立ってたり、ビルから兄弟が落ちる妄想が出たりと、結構何でもアリな映画。

原作(原案?)ありの作品だからハズレの可能性大だけど、もしかして、主人公は二重人格?
警察で『詐欺罪を逃れるため殺人の自供をした』って警部が言ってたけど、ママンを殺したのはジャマールでなくサリームなのに。
そして気になったのが、空きホテルで別れてから再会した時のサリームの言い分。サリームはママンの手下に追われて逃げた、メッセージも残してジャマールを待ってた。ラティカは姿を消した。…って言うけど、それじゃジャマールを銃で脅して追い出してラティカに乱暴した話と繋がらない。
ラティカはサリームのボス・ジャヴェドの家に囲われてたのにサリームの嘘にジャマールは触れない。

最初から、もしくは物語の途中から実の兄サリームは居なくなり、ジャマールの凶暴な人格がサリームになったのかな。
サリームの最後、風呂にあった大金。あれこそがミリオネアの賞金では?賞金獲得がジャヴェドにバレて、結果的に相撃ちになったのでは。
ジャヴェドはラティカをそんなに大事にしてないから、彼女を逃したくらいでサリーム殺さないと思う。そもそも大事なら頬に傷付けた時点で許してない。

雨の中ラティカを外に立たせるのも、小屋に招くのもジャマール。
列車でラティカの手を掴むのも、離すのもジャマール。
空きホテルで葛藤しながらも結果的にラティカを抱き、その後ジャヴェドのもとでラティカを囲うのもジャマール。
彼女の頬を傷つけた(傷付けさせた)のもジャマールって話になるが、インドの酷い女性差別を考えると、不思議じゃない気もする。監督はイギリス人だし。
ラティカは小さい時に親元を離れてるし、彼女は彼女で暴力に対し共依存してるのかも。
ラティカはジャマールの二重人格を知っていて付き合ってる。
3人のときラティカが兄弟どちらかと話すとき、1人の顔しか見てない=ホントは1人しか居ないから。
あれだけの記憶力で、度々出てくる三銃士の1人だけ、名前が出てこない=3人じゃないから。

…そもそもミリオネアって生放送だったっけ?
ミリオネア収録日に、ジャマールはラティカに車の鍵と自分の携帯を渡して逃がす。テレフォンで会話。2000万ルピー獲得。
ミリオネア放送日に、自宅で獲得金を風呂に敷き詰めて、ジャヴェドと撃ち合い…
生放送なら駅でなくTV局で二人は会えただろうし、獲得賞金はどこに行った?って思った(…調べたら生放送の国もあった。残念)。

確かママンが殺されるとき「久しぶりだなジャマール、そしてサリーム」って話してるし、二重人格説は粗だらけで未完成だけど、
D. It is written の解釈として“(自分に都合よく)書き込まれた”なんて訳も面白いかな~と。

普通の感想も書いておきます。
同じ境遇で生きてきた兄弟。野良犬として死ぬサリームと、ラティカを手に入れたジャマール。どちらも“運命=神が書き記していた”こと。
クイズの答えを偶然知った、覚えていたのでなく、ジャマールは2000万ルピーとラティカを手に入れる運命で、その運命に向かって、各ポイントを通過して生きてきたんだろう。 K&Kさん [地上波(吹替)] 7点(2021-05-14 01:50:46)

73.《ネタバレ》 何か都合の良過ぎる展開。ストーリーの起伏はあるのだが、それ故に不自然差が気になる。ラストのダンスシーンは圧巻。 にけさん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-27 22:36:09)

72.最後の問題と、テレフォンはドキドキしました。
ジャマールのラティカに対するあの執拗な様は理解できなかったですけど。 へまちさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-02-10 11:56:18)

71.ミリオネアに出れただけで凄い。 ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-17 14:59:43)

70.2回目の鑑賞。おもしろい!
インドのなまった英語もあるある。
でも、あれぐらいの問題なら、テレビの前の人は当たりかハズレかわかるよね。 Skycrawlerさん [映画館(字幕)] 7点(2016-12-11 02:44:25)

69.《ネタバレ》 日本でもお馴染みのクイズ$ミリオネア。ハリウッド映画ではあるがアメリカンドリームならぬインディアンドリーム。
しかしそこには新興国インドならではの社会情勢、貧富格差、宗教が存在し夢のチャレンジは悪夢へと突き落とされる。
なぜ無学の彼がクイズに答え続けられたのか??この謎はインドの時代背景とともに絡んだストーリー展開で飽きず惹きつけられる。個人的には最後のダンスミュージック演出は好みじゃないけど十分楽しめる作品だとおもいます。 mighty guardさん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-25 12:53:45)

68.《ネタバレ》 映画を観てまず思ったのは、やっぱ、クイズミリオネアってよくできたクイズ番組だなーと。徐々に上がる金額、あのドキドキ感を誘うBGM、ライフラインとゆうちょっとした戦略要素、そして、ちょっといやーな感じの司会者(ミノ的な雰囲気って世界共通だったんですね)。そしてこの映画の、その解答が苦労したそれまでの人生の中にあるとゆう設定、これもおもしろい。序盤の疾走感ある少年時代の表現も、僕を映画に引き込んでくれた。ただし、その後の展開も、人生の中で答えを知る→クイズに正解って構図が同じように続くので、少しダレてくるのが少し残念。終盤もそれなりにジーンときたけど、それはミリオネアのシステムと大団円的なノリでちょっとごまかされた感じもした。全体的におもしろいのは確かなんだけど、ちょっと釈然としないってとこもあって、でもまーおしゃれ感もあるから、それはそれでいいのかも。インドをイギリスの監督が撮るってのは歴史的な皮肉を感じるなー。ちなみに、最後の三銃士の問題だけ僕は答えれました。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-05 03:11:48)

67.《ネタバレ》 レビューを書くのが難しい作品ですね。

スラムで生きるという過酷な現実。
これは日本人には非日常だし衝撃です。
そしてテレビ番組出演という日本人には軽い感じの出来事。
その上、クイズに関する拷問シーンも併用されて分かりにくい。
私としてはどう観たら良いのか?と悩みました。

作品としては素晴らしいと思いますが、ちょっとテンポも合わなかったのが私としては残念。 たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-21 22:24:21)

66.けっこうシリアスにまとめていますが、コメディにもなりそう。リアリティを追求するようでいて、実はかなり奇跡的なストーリーなので。あのクイズ番組がこれほど絶大な人気を誇っているというのも、ちょっと違和感があります。とはいえ「ラティカ」という名まえと、ラストのいかにも〝インド映画風〟なダンスシーンが妙に印象に残っています。
眉山さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-04-13 13:22:01)

65.《ネタバレ》 汚物にまみれるシーンと目をつぶすシーンが印象的でした。インドの過酷さと活力が伝わってくる映画です。 ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-28 20:48:08)

64.《ネタバレ》 面白かったのは覚えているが、細かい所は良く覚えていない。。。すぐにレビューせんとダメですね。 ないとれいんさん [地上波(字幕)] 7点(2014-05-19 09:29:43)

63.《ネタバレ》 貧困問題をエンタメ調に描いて、鑑賞者に疾走感だの躍動感だの爽快感だのといった印象を持たせる事に違和感を感じつつも、どんな所にでも幸福はあるというか、子供たちの生き生きとした力強さは印象に残るものがあるし、欺瞞的な西欧人を騙す所なんかは痛快ですらある。(そもそもここに描かれている事がどれぐらい現実を表しているのかも定かではないのだけれど。)
最終的には、カネか女(愛)かみたいな選択になって、カネを選んだ兄と女を選んだ弟(クイズに出たのはカネのためじゃなく女を探すためだし)を対照的に描き、結局は「運命だ」みたいな少々説教くさくて、クドイ感じもしないでもないが、全体的な作り方としては上手いし、作品としても面白いと思う。 東京50km圏道路地図さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-01 11:18:40)

62.《ネタバレ》 普通のクイズ番組の作品かと思って見てたら、想像以上に奥が深くてビックリ。結果的にはハッピーエンドで良かった。 山椒の実さん [地上波(吹替)] 7点(2013-08-13 00:09:27)

61.《ネタバレ》 2013.06/13 鑑賞。スラム街から逞しく育っていく物語は結構あるが話題のクイズ番組との絡みは意表をつく。結構悲惨で暴力的内容も兄弟愛、恋・愛がからみながらハッピーエンドにと・・。インドが舞台とは余り鑑賞の記憶ない。 ご自由さんさん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-22 21:16:30)

60.《ネタバレ》 『クイズ$ミリオネア』が世界各国で放送されていたのを初めて知った。まぁ、『クイズ$ミリオネア』は何度か見たことがある程度なんだけどね。
世の中総中流の日本(最近はそうでもないけど)と格差(身分、宗教、経済)社会インドの歴然とした差を実感した。
しかし、経験したこと、運だけで全問正解できるものなのかね。その辺のリアリティがちょっと低いけど、「運命」だっただろうね。 あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-01 20:47:00)

59.《ネタバレ》 面白かったね。巧くクイズの問題に絡めている。アイデアがいいや。日本人作家が書きそうな原作脚本だと思った。でもその背景はまさしくインド。結構衝撃的なんだけど、人権というか人の存在価値の低さを当たり前のようにそしてたくましく描いている。日本人にはお馴染みのミリオネアのサウンドも有名ゆえに効果的になった。ラストの運命だったは締めとしてはバシッと決まったね。それとエンドロールのダンス、これには文化の違いなんだろうなあと驚いた! 賞獲り作品になったけど、いわゆるリアルなミリオネアである審査員が途上国はかくあるべし的に上から見てるようでもあって、ポイントかさ上げアップしたのかもしれないね。 タッチッチさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-15 20:31:53)

58.《ネタバレ》 クイズ番組、警察での取り調べ、主人公の過去、この3つの時系列が入り乱れてストーリーが進行する。最初はいったいどういうこっちゃい?となるが徐々にからくりがわかってきて面白い。3つそれぞれがどうつながっていくのかワクワクしながら見ることになる。最終的にはまさに「運命」の一言になる。
ただ、これがサクセスストーリーかというと、そういう話ではない。
彼がどういう経緯でミリオネアに出場できたのかは分からないが、彼の目的がお金でないことは確かだ。彼が番組に出たのは番組で有名になって別れ離れになった想い人のラティカに再会するためである。だから、「不遇な子供時代を経たからこそ、金持ちになれた」とか「スラムんのどん底から這い上がって成功を勝ち得た」という類の話ではないのだ。実際ミリオネアになった後、彼が笑顔になるのはラティカと再び巡り会えた時である。
彼が「運命」によって成し得たのは大金を得ることでなく、子供の時から好きだった少女と最後に結ばれることであったわけで、結局このドラマは非常に純愛ドラマなのである。
悪の道に進んだ兄の振る舞いや、主人公のクイズミリオネアでの快進撃、警察での過酷な取り調べ、それらは全部、主人公がラティカに運命的に結ばれるラストへのお膳立てであり、そしてそれが見事に効果を発揮している。 椎名みかんさん [DVD(吹替)] 7点(2012-10-10 18:00:20)

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【点数情報】

Review人数 244人
平均点数 7.09点
010.41% line
110.41% line
200.00% line
362.46% line
462.46% line
5187.38% line
63614.75% line
77731.56% line
85723.36% line
93313.52% line
1093.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.72点 Review22人
2 ストーリー評価 7.30点 Review36人
3 鑑賞後の後味 7.63点 Review36人
4 音楽評価 7.88点 Review34人
5 感泣評価 6.27点 Review29人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
作品賞 受賞 
監督賞ダニー・ボイル受賞 
撮影賞アンソニー・ドッド・マントル受賞 
オリジナル主題歌A・R・ラフマーン受賞"Jai Ho"(作曲)
オリジナル主題歌A・R・ラフマーン候補(ノミネート)"O Saya"(作曲)
作曲賞(ドラマ)A・R・ラフマーン受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 受賞 
脚色賞サイモン・ビューフォイ受賞 
編集賞クリス・ディケンズ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
監督賞ダニー・ボイル受賞 
脚本賞サイモン・ビューフォイ受賞 
作曲賞A・R・ラフマーン受賞 

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