みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
33.何となく観始めて、のほほんと熱中できて、最後まで楽しめました。 俳優陣のバランスが微妙に抜群で、飽きさせなかったように思います。 主人公の家族の、奥さんと娘さんの存在感が妙にリアルで活きていたのも魅力でした。 閉鎖された空間、職務を抱えた男どもの共同生活、そこで食べる楽しみにこだわった映画…ですが、でも、トイレがアレは本当!? だとしたらかなりキツイなー。 あそこだけでも施設の改善を要求したいところです。 何となく、また観る映画だと思います。 【マロペン】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-01 04:48:32) 32.《ネタバレ》 冒頭の逃走シーンで吹雪の中にも係らず、カメラが寄った画で風は全く吹いてなく、とってつけたような眼鏡の雪などを見て、「ディテールも何もあったもんじゃない…ヌルいなあ」とか思いながらも見続けていると「なるほど作品全体がヌルいというか緩いんだ、しかもかなり」という事が分かってきます。どちらかというと、良い意味で。 舞台が南極となれば屋外は極寒。閉鎖空間での話となるのは必然ですが、同じ閉鎖空間の酸素と気圧のない宇宙でのそれとは全然違い、天気の良い日は外で野球をしたり、夜中にパンイチでほっぽり出されたり、みんなで記念撮影等々、我慢しようと思えば我慢できちゃうレベルで、閉塞感も緊張感も殆ど無いです。良い意味で。 このユルユルで緊張感も殆どなくエピソードの羅列とも言える、ほぼ起伏のないドラマから逆に監督の気概が見えてきます。 引き算の演出を全編通してしている結果、余白の多い作品になっていますが、詰め込み過ぎのD難度の技を狙って骨折する様な事は無く、こじんまりと纏まって掴み所は無いのですが分かり易いコメディーに仕上がっている印象に思えました。 屋内では必然的にカメラとの距離が短くなる役者さん達の信頼できる抑えた演技に頼り、屋外では逆に失笑を誘うかの様にロングショットを多用して状況を傍観させています。 俳優陣は全員、間延びした隙だらけの、俳優同士のコンビネーションに重きを置いた演技が心地良く、特に主演の堺さんは勿論ですが、オールラウンダー的に演技の出来る豊原さんが本作でも特出していた様に思えました。 物語は男子校の昼休み的なかなりくだらない男8人の群像劇。 作品の構成上、飲み食いのシーンが多いのですが、そうなると西村くん以外の7人は必然的にオフショットになるので結構なダメ人間に見えてしまいますが、好きで来た人は元よりそうでない人もなんだかんだ言いながら仕事は皆さんちゃんとやっていたと思われます。 そうでなければ極寒の地で必要最低限の人数で構成された隊は生き延びる事は出来ないでしょう。 料理人の仕事は食材に付加価値を付けて食べる人に提供する事です。 そう考えれば西村くんはかなり頑張っていたと思います。 ですが、上手に観測が出来ても褒めてもらえない様に、おいしいゴハンを作っても褒めては貰えません。 「うまい」の一言はラストカットへの伏線として使って無いのですが、その為に作中では少し不自然に映るきらいもありました。 手作りラーメンエピソードでは、やはりタイチョーが1番幸せそうに見えますが、結構頑張って料理を作り、それを食べるみんなのリアクションに目を配っていたそれまでの西村くんを見せられていると、みんなの為にラーメンを作る事が出来るという事自体がタイチョーと同じか、それ以上に幸せだったのではないかと思ってしまいます。 そう思ってあげなければ、ピーナッツの使い方でしか褒めてもらえないのでは少し気の毒です。 観測期間が終了して誰もいなくなった厨房に『ドアの閉め忘れに注意』と書かれた張り紙が、手を離せば勝手に閉まるスウィングドアに最後まで貼られているカットを見てなんとなく本作を象徴していた緩さに感じました。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-03 17:02:44)(良:1票) 31.南極を舞台にした物語と言うと、人が遭難したり、犬を置き去りにしたり、エイリアンが人に取り憑いたり、閉鎖空間ならではの緊迫した事件が巻き起こるものだが、この映画はそれらとは対極にある。緊迫感のかけらもない。起こる事件と言えばラーメンが底をついてしまうくらいだ(盗み食いが原因)。 2回目の鑑賞だったが、とにかく腹の減る映画だ。 料理人を主役にした事で、観測活動よりも隊員に振る舞う料理がメインとなっている。 その為映画の大部分が食べて、食べて、食べまくってる。 隊員それぞれのドラマが少々浅い為、全体の雰囲気としてはとにかくゆるい。 狭い空間でおじさん達が他愛もない事でふざけ合っている光景。それを面白いと思える懐の深い人だけが楽しめる映画だと思う。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-27 20:36:51)(良:1票) 30.《ネタバレ》 食事しか楽しみがないのに、食べたいものが手に入らない。それもラーメンを我慢しなければならないなんて、考えただけだその喪失感が恐ろしい。あり得ないし辛すぎる。それもこれも盗み食いしたあんたらのせいだ!と画面に向かって一人文句を言いながら、いつでもラーメンが食べられる幸せを感じながら、ラーメンが食べたくなる映画でした。 【リニア】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-12 02:38:26)(良:1票) 29.《ネタバレ》 事前知識なしで見たら意外に笑わせる映画だった。こんなふざけた隊員が実際いるかとも思うわけだが、まあ男所帯の中で現実に起こりうる範囲のことであり、非現実的というほど羽目を外した印象はない。基本的にがさつでむさい感じの連中ではあるが、1年ほども一緒にいればまあ愛着もわくだろうという気はする。 隊員の中では主人公の調理担当がなぜか例外的に爽やかで、これは役者の持ち味ということもあるだろうが、多少何があろうと柔らかく受け止める人柄のよさが好印象だった。当初はこの一家の人間関係がよくわからないところもあったが、最終的にはこの男あってこその妻子のあの態度だったのだろうと思わせるものがある。ほかに弄られキャラの若い男もなかなか愛嬌のある奴だった。 劇中の感動ポイントとして用意されているのは主に家族関係であり、最後の「本さん」の顔つきもよかったが、東京との中継で主人公が娘と話したところも何気に泣かせるものがある。そのほかKDDインマルサットオペレーターの清水さんは、出演者としてクレジットされていながら声だけなのかと心配したが、最後にちゃんと顔出ししていたので安心した。 別に誰かの人生を変革するほどのドラマでないのは終盤の「本当に南極になんて行ったのか」という台詞の通りだろうが、帰って来てみての感慨はあったようだし、観客としてもここに出る人々の気持ちを感じ取って共感できればそれでいいのだろうと思われる。 ところで劇中では専門の観測スタッフと、サポート役の医師や通信・車両担当などとの間で気合いの入り方に微妙な差があったようだが(暇の度合いも違っていたようだが)、調理担当に関しては基地の運営を根底から支える点で日々責任重大だったらしい。食というものが単に生存だけでなく、人間としての文化的な生活を維持する機能について、いわば極限状態(というほど厳しくもないが)のもとで描いてみせた映画というように取れる。劇中人物の中では「本さん」の感覚が自分に最も近いわけだが、こういう場所であればやはりそれなりに料理人に感謝する機会も多いだろうとは想像する。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-25 19:55:21) 28.うまい映画。 情緒があってくすっと笑える。 日本人特有のひねくれた人間関係が微笑ましい。 結婚したくなる映画。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-16 19:18:56) 27.全体的にコメディタッチでユルい作風でまとめられていますがそんなユルさの中にも、 南極勤務への複雑な思い、家族と離れて暮らす淋しさ、ストレス、厳しさが巧く織り交ぜられています。 もっと厳しい事は一杯あると思うけど、作品が重くなりすぎないちょうどいいところで描かれています。 日本でも一緒に働いていた気心の知れた仲間ではなく、 それぞれの専門分野で企業や研究所から派遣されてきた、男だけで寝食を共にする寄り合い所帯の難しさなんかも。 ムシャクシャしても飲みに行く所も娯楽施設も何も無い南極。日々の食事が最も大きな楽しみの1つであり、 今日の夕飯の食材が伊勢エビだと分かると作業しながら「エビフライ!エビフライ!」とみんなで合唱するくだりや、 終盤のラーメンからはそれがすごく良く分かります。 時には季節ごとの行事や誰かの誕生日をみんなで祝い、御馳走を食べる。 食事って空腹を満たしたり栄養をとったりするだけじゃないんだな。 そんな当たり前の食の大切さ、ありがたさに改めて感謝したくなる。 長かった南極勤務が終わり、空港での家族との再会と「清水さん」の登場が良かったですね。 ラストの堺雅人の「旨っ!」も。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-07 23:08:47) 26.《ネタバレ》 冒頭の「お前が強くなるしかないんだよ!→麻雀」のくだりで掴みは完璧。それからも南極観測所という極寒の地ならではのギャグが大変面白かった。あと職場の描き方が素晴らしい。普通に考えたら男だけの職場で、家族にも恋人にも会えずに1年以上を過ごすのは本当に過酷と思います。しかもやっぱり職場だから色んな人間がいる訳で、ズル休みする奴もいれば、折角忙しい中で手伝ってるのに悪態つく人もいる。でもそんな生活の中で「なにか面白いことを詰まらない生活から探そう!」という姿勢を忘れない主人公たちが本当に魅力的でした。節分したり、かき氷したり、野球したりね。多分こういう姿勢がないと職場ってのは本当に詰まらない場所になってしまいますから。 家族との話もベタながら、主人公の嫁さんが実は主人公が南極に行ってから元気がないのが娘によって語られるのには、ちょっとホッコリ。ラストで人ごみの中で抱き合う一家の姿は印象的でした。生瀬勝久演じるちょっと気難しい技師のおじさんが関係が拗れていた筈の奥さんと最後に抱き合うシーンも良かったです。 あと何より日々の食事が本当に美味しそう!映画の後半では、劇場内で何度か「グ~~」という腹の虫がどこからか聴こえてきた。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-07-01 08:04:02) 25.大事な任務なのだろうが、なんとも退屈な気持ちを紛らわせ一生懸命仕事をして暮らしている中での喜怒哀楽が面白おかしく描いてある。それもとてもとても豪華で美味しそうな毎日の料理に載せて。この映画は映画館で見るよりも、とてもゆったりしたお休みの日におウチでぼんやり見て頂きたい。 『かもめ食堂』とかゆるい映画がお好きな方にオススメです。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-05 20:45:09) 24.何でもないストーリーなのに最後まで飽きずに観れる。何でだろう? 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-30 16:51:36) 23.ほのぼのとした雰囲気がよかった。かもめ食堂とかそういうテイストでした。 【カルーア】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-06 09:27:19) 22.《ネタバレ》 ラストのファストフードであるハンバーガーを食べて「うまっ!」と言うシーンは、やたらとハイブラウなものに対する強烈なアンチテーゼを感じたし、爽快だった。しかしこれは不思議な映画だ。食に関する映画かというとそうでもない気もするし、人間を描いているかというとそうでもない気がする。だからといって面白くないかというと、そうでもない。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-26 23:58:55)(良:1票) 21.どこにでもある日常のゆる~い風景。ただ違うのは外がマイナス70℃な事くらい。南極というネタ満載の特殊な環境をほぼ使うことなく、ただひたすらオッサン達のゆる~い日常を2時間という長尺で描ききった作品。この舞台が日本ならこれほど退屈で面白くもない映画はないだろう。しかし舞台を南極とするだけで、あら不思議なんとも奇妙な空気感が漂ってくるではないか。そしてさらにテーマを「食」にしぼってやることで、テンポが良くなってすごく見やすく分かりやすくなってしまう。この確信犯的な監督の発想。それひとつで面白い映画が出来上がる。そこが映画の魅力であり、次はどんな仕掛けをしてくるのかなと期待してしまうのである。 【遠州】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-02-19 15:30:53) 20.ゆるい感じでしたがおもしかった。とにかく料理がウマそうだった。役者さんたちも上手かった。ラストシーンの一言にはビックリした。この台詞をここで使うのかと。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-06-22 23:48:54) 19.《ネタバレ》 終始、南極越冬隊の生活感をゆるーいテンションで淡々と描いた映画で、その表面を覆ううすぼんやりとした感じが、中盤に退屈感を呼び起こしてしまったことは否めなかった。 しかし、そのうすぼんやり感は、あくまでこの映画の表面的なものに過ぎず、よくよくと思い返せば、そこには各人物の人生における葛藤や、極地生活で小さいながらも確実に生じる心の闇、そして張りつめた精神がふいに崩れる様などもきっちりと描かれている。 そうして任務を終え、日常生活に戻っていくラスト。このラストについても、あくまで淡々としており、やたらに盛り上げない感じが絶妙だった。 南極での任務期間中、意外に潤沢な食材をフルに生かして、生活環境の厳しさを少しでも忘れさそうとするかの如く、主人公は時に豪華で時に魅力的な食事を日々作っていく。 しかし、映画の中の南極での食事シーンでは、主人公が「ウマい」と発するシーンは一つもない。 それなのに、ラストシーンで家族で訪れた遊園地の明らかに不味そうなハンバーガーを口にするや否や思わず「ウマッ!」を発する。 「食事」という行為の本当の意味の醍醐味を如実に表した、この映画に相応しいラストシーンだったと思う。 冒頭に述べたように、映画として若干間延びをしてしまっている印象はある。南極観測基地という極端に閉鎖的な環境を生かして、もっとタイトにまとめて欲しかったとも思う。 芸達者な舞台出身俳優が揃っているので、このまま舞台化したなら、かなりの名舞台作品になる予感を持たずにいられない。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-05 23:44:33)(良:1票) 18.《ネタバレ》 なかなか面白かったですね~。終始、ゆる~い笑いをかましてくれて、それが個人的にはツボでした。この映画だけ観たら、越冬隊の人たちは税金で食って遊んでるだけの人に思われそうですね(笑)。彼らの仕事人としての描写はほとんどなく、仕事以外の余暇や食事、生活といったものに焦点当てられている。変に仕事人としての顔を入れるよりも、こういう思いきった構成で結果としては良かったんじゃないかと思います。エビフライの合唱とか、ステーキ肉の火遊びとか見てると、越冬隊の面々がだんだんと子供に見えてきます(笑)。そんで、主人公の西村くんはお母さんに見えてくる。お母さんと7人の子供達による漫談劇みたいな感じ。そして、西村くんが作る料理の旨そうな事旨そうな事。タイチョーの「西村クン、僕の体はラーメンで出来ているんだ」には爆笑しちゃいました。見終わってから僕がまずやったのは、家でインスタントラーメンを作って食べる事でした(笑) 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-08 01:14:28) 17.どこも尖がってなく肩の力をぬいて楽しめる良作でした。 【アフロ】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-02-07 00:02:57) 16.《ネタバレ》 きたろうのラーメンの食べたい気持ちはよく分かる! 全編なにか大きな事件もなく淡々と進んでいく。山場といえるシーン? やっぱラーメンだろ。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-14 14:27:02) 15.嫌な気分にさせられる事って、ほとんどナイ。終始ぬるま湯に浸った気分で暖かく安心して見ていられたってところがすごい(南極なのに。お寒いところのお話なのに。考えてみれば、すごい矛盾 ^^。) そんなこんなで、自分的に大ヒットだったのは やはりあのエビフライ。 アレが食卓に並んでた時の絵ヅラっていうか光景っていうか あのシーン、今後きっとずっと忘れることってないでしょうね いやぁ、すごい光景でしたね 伊勢海老素敵。異常にジャマになってたヒゲ素敵。 顔芸人の堺君だって抜群の安定感でしたね 顔芸にスランプって無いのでしょうか とてもナイスな感じでしたね ご苦労様でした。とでも言いたい 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-19 22:09:55)(良:1票) 14.《ネタバレ》 南極基地の閉鎖された世界で、食を主題にして淡々と描く隊員たちの生活は面白かったです。娯楽の少ない毎日で、食事の占めるウェイトは極めて高くなりますよね。特にラーメンが無茶苦茶食べたいと思う気持ち良くわかります。みんなでラーメンをすするシーン、感動的ですらありました。おすすめの映画です。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-22 00:40:41)
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