みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
15.テリー・ギリアムの世界観が炸裂! 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-23 08:44:59) 14.あれれ?評価低いんですね。確かに私もCGの多用は残念でしたのでこの点ですが、もしギリアムらしく手作り風味の美術であればもっと点上げました。、、、あ、そこが皆さんの低評価部分でもあるのか、、、。でも時代が時代だからもうあの頃の雰囲気では映画作れないんだろうなぁ、あのインチキサーカスみたいな手作り感。そしてきっとヒースで既に撮り済み部分も大量にあったでしょうに、、、苦渋の切り替え選択だったと思いますが、ヒースの穴埋めを上手に仕上げましたね、違和感無かったです。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-19 18:46:48) 13.《ネタバレ》 なかなかよかったですが、こういう映画はスクリーンで見ないと面白さ半減(以下?)でしょうね。元ネタが『ファウスト』だと知らない場合も、ちょっと辛いかも(と言いつつ、私も読んだことはない)。あと、NHKでの放送時間が120分だったのが気になりますが……。 お話としては、ニックがトニーの死を望む理由がよくわからないのですが、ヴァレンティナがいなくなってゲームが続けられなくなるからでしょうか。このあたり、悪魔の価値観がわかりません。出演者はそれぞれ好演でしたし、映像的にも堪能できました。代役の3人も、あまり不自然さを感じさせずよかったと思います。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-14 11:14:04) 12.何の先入観もなく観ました。画もキレイで結構楽しめました。奇想天外で、結構好きです。トニーの顔が変わる必然性が物語からは分からず自分の中で消化できませんでした(俳優が途中で亡くなったことは知りません)。わたしどっかよそ見してたのかな~。 【樹里】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-17 20:57:21) 11.《ネタバレ》 主演俳優が急死しても製作が続けられたと言うと、山本政志の『てなもんやコネクション』という大珍作をついつい思いうかべてしまいますが(この映画の場合は俳優が途中で降りただけです)、さすがテリー・ギリアム、まるで始めからこういう脚本だったみたいに違和感なく仕上がっています。このお話し、よく考えるとゲーテの『ファウスト』のパロディ・オマージュなんですね、Dr,パルナサスはファウスト博士でニックはメフィストフェレスというわけです。それを現代に時代を置き換え、コテコテのギリアム流イマジネーションで再構築していますが、ギリアムファンではない人にはこのセンスについてこれないのではと思います。謎の男トニーも一座を救うヒーローなのかと思わせておいて、結局はホントの悪党だったと言うオチは、なかなか意表をついていて好きです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-08 21:30:41) 10.急逝ヒース・レジャーと穴埋めの3人は、レジャーの存在と不在が同居する不思議な趣向。 「ファウスト」パルナサス博士(トラップ大佐もおじいさん)と「メフィスト」ニック氏(トム・ウェイツは一声歌っても)の闇取引の顛末がメインの文字通りの見世物小屋は、ダリ風イマジナリウム・ワールドよりもリリー・コールの人形美とヴァーン・トロイヤー(ミニ・ミー!)の愛嬌ある仕草に心ひかれた。 頭の中のビジョンを具現化すべくCGを積極的に取り入れるギリアムは「似たもの」としてバートンと括られつつあるけれど、彼らの個性が希薄になってきている証拠かもしれず。 無駄金遣い、ひとりよがりな分りにくさ、落ち着きのない不安定感は相変わらずで、これらがある限り脆弱さから逃れえぬギリアム。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-09 00:00:10) 9.《ネタバレ》 そう、テリー・ギリアムの作品は、実を言うと至極退屈である。この退屈さこそが、彼の作風であり持ち味なのだから。一般のベクトルとは真逆に生きる、かなりマイノリティな映像作家である。それはシナリオからカメラワークに至るまで、全て「我が道を行く」スタイルであり、どれほど名が売れようと、大衆併合せずに己のスタイルを突き進む彼の姿勢に尊敬の念を抱かずにはいられないのである。それ故に、ギリアム作品だけは、普通の観点で鑑賞したり語ったりは出来ないと思っている。彼の作品を鑑賞し楽しむには、彼の作品の為だけに特別な観点が必要とされる。ヒース・レジャーと3人の代役、馬車に衣装に小道具。ダリの絵画をモチーフにした夢の世界。皮肉とブラック・ユーモア。個人的にはこの作品は、彼のベスト3に入ると思う。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-08-28 10:15:50) 8.あはは大好き。奇想天外支離滅裂でいいなぁ、もう。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-04 23:21:44) 7.《ネタバレ》 悪夢の中でもがいているような感覚が全編を貫いていて(鏡の向こう側のシーンだけではなくて、こちら側の世界でも)、正直なところ、そこは苦手。テリー・ギリアムの映画が毎回どうも苦手な原因って、そこにあって。見ていて疲れちゃう。彼の映画はいつだって、足元がもつれるかのように物事が真っ直ぐ進みゃしないです。でも、自分の好きなテリー・ギリアムは、テレビの『モンティ・パイソン』時代の、アニメーターやってた彼だったワケですが、今回の映画はその当時のセンスが意外にもあちこちに出ていて、そこは楽しく、嬉しかったです。警官のダンスに「ああ、そう言えば『モンティ・パイソン』ではよく警官を題材にしてたねぇ」って。鏡の表裏をモチーフに箱庭のような世界に作られたダークなファンタジー世界で美と醜が、神と悪魔が、善と悪が、男と女が、運命と偶然が、様々な対立する要素が絡んで人の生を象徴してゆきます。テリー・ギリアムとしてはあまりに判りやす過ぎな気もしますが。故ヒース・レジャーと、彼への友情から出演した3人がメインのような売り方をしておりますが、見終わってみれば印象に残るのはそこではないあたり、余計にシニカルな映画になっちゃった感じがなきにしもあらず。この映画の色、ワリと好きですけどね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-12 21:36:10) 6.テリー・ギりアムらしさ爆発!パルナサス博士の鏡は、入るものの想像力で作られた摩訶不思議な世界。鏡の中で繰り広げられる想像力豊かな世界と、鏡の外で次々と起こる出来事とが絡み合いながらテンポ良く描かれている。最初のロンドンの薄暗くてジトーっとした雰囲気から引き込まれました。監督のセンスの良さを感じる映画。 個人的には悪魔と約束を交わしたパルナサス博士が永遠の命に苦しむとことか、スキ。トム・ウェイツの悪魔役良かったo(*^-^*)o 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-08 16:52:58) 5.《ネタバレ》 良くも悪くもギリアムワールド。 ギリアムワールドと言ってもソースはマグリットやエッシャーからの影響が強く感じられ、1コマを取り出しても芸術と言える世界感を意識しているのが「良くも」で、最新技術をうまく取り入れられなくなっている古いセンスを引っ張り続けるのが「悪くも」です。名作を残して金を残さないところは、キャメロンとは正反対とも言える印象を受ける監督ですが、今の時代どっちが「良」なのでしょうか。不運も重なったかもしれませんがこの先もメガホンをとるなら少し今の時代のエンターテイメントを考えてもらいたい、ほんの少しでいい。「バンデットQ」からファンです、もっとあなたの作品を見たいから。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-02 13:24:08) 4.テリーギリアム、健在でした。美術とか、キャラクタとか、ツボに入りまくりですが、でもやっぱりあんまりCGとか使わないほうがいい気がするのは私だけでしょうか。 リリー・コールがとてもよかった。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-28 23:05:08) 3.《ネタバレ》 かなり楽しめました。結構好きな分野の映画。 タイドランドの時は「すごく面白いけど、こんなの作って次が心配だなぁ」などとも思ったが、パルナサスぐらいのダークさなら結構万人受けしないかな。 バロンに出てたユマ・サーマンみたいに今回の娘役リリー・コールも数年してビッグになっちゃいそうなぐらい不思議な感じがすごくいい。 観終わった大筋は火の鳥みたいにぐるっと回る話なんだけど、いろんな所にあるギリアム風な味付けが私にはツボです、オープニングのネタ振ってドカン!絵本のようなCG、途中に出てくる警官の踊りなどモンティ・パイソンを彷彿、顔がニヤケっぱなしでした。もう少し話をひねっても・・・という感じは残るけど、いろいろあった映画だから大目にみます、エンドクレジットの後に音が鳴るので最後までちゃんと観ましょう。 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-27 10:46:56) 2.《ネタバレ》 テリーギリアム作品で一番好きです。パルナサスの鏡よろしく彼の脳内の妄想、幻想が存分に表現されていて素晴らしい映像美。そしてなんといっても苦肉の策であったはずの4人1役が、みごとにこの映画の設定にはまってさらに素晴らしい効果を生み出しています!3人の心意気と、テリーギリアムの機転に拍手ですね。 この作品の隠れた鍵がタロットの「吊られた男」。ダイレクトに首を吊られたヒース自身でもあるわけですが、このカードの意味は「忍耐、献身(正位置)」なので、タロットをひいたパルナサス本人にしてみれば、あの「ステラ」を思わせる(笑)ラストシーンにうまくつながっているという見方もできますね。 ちなみにわたしが22歳の頃にミラノへ旅行した折、公園にジプシーの移動遊園地が来ていてお化け屋敷に入ったんですが、先に入ったはずの友人が自分が出てきた時にいなくなっていて、非常に焦ったのを思い出しました。(実はお化け屋敷の暗闇の中で道が分岐していて、友人はより長距離の道を進んでいたようで無事再会できました) 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-25 17:41:44) 1.《ネタバレ》 テリー・ギリアム監督の作品として、脳内のファンタジーという点で「バロン」を思い出しました。 独特の世界観で不思議な面白さですね。 撮影中に主要なキャラクターのヒース・レジャーが急死してしまい暗礁に乗りかけたこの作品ですが、現実世界の撮影までは終わっていたため、鏡の世界(=Dr.パルナサスの脳内の空想世界)ではヒースが演じていたトニーは、相手の願望によって姿が変わるというアイディアを脚本に加えました。 鏡の世界のトニー役に、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウの3人を起用しています。 3人の起用がうまくはまっています。ただ、何も全員オールバックにしなくてもいいのに。ジュード・ロウとヒース・レジャーの区別が最初つきませんでした。 脚本的には違和感無くみれました。 私は面白く見れましたが、人によって好みが分かれる映画だと思います。 クセのある映画が好きな人にオススメです。 【かずろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-23 22:49:59)
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