みんなのシネマレビュー

今度は愛妻家

2010年【日】 上映時間:131分
ドラマラブストーリーコメディファンタジークリスマスもの戯曲(舞台劇)の映画化
[コンドハアイサイカ]
新規登録(2010-04-12)【つむじ風】さん
タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-01-16)


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監督行定勲
助監督中村隆彦
キャスト豊川悦司(男優)北見俊介
薬師丸ひろ子(女優)北見さくら
濱田岳(男優)古田誠
水川あさみ(女優)吉沢蘭子
石橋蓮司(男優)原文太
井川遥(女優)井川ゆり
城田優(男優)西田健人
津田寛治(男優)CMの夫
奥貫薫(女優)CMの妻
駿河太郎(男優)
原作中谷まゆみ「今度は愛妻家」
脚本伊藤ちひろ
音楽めいなCo.
津島玄一(音楽プロデューサー)
作詞井上陽水「赤い目のクラウン」/「夢の中へ」
作曲井上陽水「赤い目のクラウン」/「夢の中へ」
主題歌井上陽水「赤い目のクラウン」
撮影福本淳
製作黒澤満
東映(「今度は愛妻家」製作委員会)
テレビ東京(「今度は愛妻家」製作委員会)
電通(「今度は愛妻家」製作委員会)
木下グループ(「今度は愛妻家」製作委員会)
パルコ(「今度は愛妻家」製作委員会)
東映ビデオ(「今度は愛妻家」製作委員会)
加藤和夫【プロデューサー】(「今度は愛妻家」製作委員会)
島本雄二(「今度は愛妻家」製作委員会)
セントラル・アーツ
企画遠藤茂行
配給東映
特撮野口光一〔特撮〕(CGデザイナー)
美術山口修
大庭信正(装飾)
編集今井剛
録音伊藤裕規
照明中村裕樹
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.《ネタバレ》 泣いてしまいました。夫婦でみてほしい映画でした。
薬師丸ひろ子さんがとてもかわいかった。
蘭子や手紙のエピソードは不要でした。 まっかさん [DVD(邦画)] 7点(2021-02-01 00:01:04)

4.《ネタバレ》 「世界の中心で、愛をさけぶ」など若者が主役の恋愛映画を手掛けることの多い行定勲監督が一転して結婚10年を迎えた中年夫婦(豊川悦司、薬師丸ひろ子)を描いた作品。行定監督は成瀬巳喜男監督のファンということで、トヨエツ演じる夫のダメ男ぶりはどことなく森雅之あたりが演じていそうな感じはあるし、妻が旅行に出かけると言い出して真っ先に自分の食事の心配をするあたりもなんとなく「めし」を思い出してしまった。ほかにも成瀬作品から影響を受けた部分があるのかもしれない。序盤はコメディタッチで描かれていて、この夫婦の会話も見ていて笑えるのだが、登場人物たちのそんな会話の中にのちの伏線を張っているのもうまいし、最初からよく見ていればこれはたぶんこういうオチなんだろうなと分かるような構成で、妻の死に関する説明も早い段階で成されるのだが、だからこそ切なく、妻に先立たれた夫にがんばれと声をかけたくなってしまう。だから映画としては倦怠期の夫婦の話というよりも、妻に先立たれた男の再生までの話なんだが、それをしっかりドラマとして魅せる脚本、そしてなにより主演のトヨエツと薬師丸ひろ子の演技のおかげですっかり引き込まれ、最後まで見入ってしまい、思わずジーンときてしまった。中でも写真家である夫が庭先で妻の写真を撮るシーンがとくに切なく、そこでのやりとりが一年前の沖縄旅行の時の夫婦の最期のやりとりとまったく同じというのも泣ける。行定監督の映画は何本か見ているが、自分的にはとくにこれという映画はなかったように思うけど、この映画は今まで見た行定監督の映画とは違うものが感じられるものになっているような気がした。劇中で二人が口ずさむ「夢の中へ」の使い方もすごく良かった。さっきも書いたように主演の二人ははまり役なのだが、妻を演じている薬師丸ひろ子はとても可愛らしく、魅力的に撮られていて、アイドル時代の彼女のファンだったという行定監督だが、そんな自分も薬師丸ひろ子の代表作になるような映画を撮ってみたいというのがよく分かり、そしてそれはじゅうぶん果たせていると思う。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2018-12-29 21:42:42)(良:1票)

3.《ネタバレ》 “今度は”という事は、“今までは”違うという事。確かに妻に対する夫の態度は、愛妻家のそれには見えません。ただし、愛のかたちは夫婦の数だけあります。あれは、あれで、成立していたのだと思います。少なくとも夫の中では。妻から最後通告にしても、夫にとってはいつもの喧嘩の延長。またしばらくすれば元通りさ。でも、その“しばらく”は“永遠”に変わってしまいました。この落差は大きい。頭では妻の死を理解出来たとしても、心が追いつかない。それがこの1年間だったのだと思います。ふと思い浮べれば、目の前には妻の姿。いつもの調子で。いつもの笑顔。決して幽霊ではありません。だから夫の「俺が想像もつかない事を一個でもいいから言ってくれよ」の問い掛けに答えるはずもありません。夫自身が作り出した幻。それは彼とて承知のこと。幻を消せるのは夫自身だけです。むしろ幽霊だったらよかったかもしれない。不幸中の幸いは、夫の傍にオッサン(義父)がいてくれたこと。アシスタント君がいたこと。一緒に駄菓子を食べてくれるオネエサンがいたこと。温かく、根気強く、見守り続けてくれた人たちがいたから、夫は立ち直れたのだと思います。不味いお茶を、ちゃんと不味く感じられたならもう大丈夫。オカマのサンタとその娘共同の、クリスマスプレゼントでありました。物語の構成はややトリッキーながらも、アンフェアな印象はありません。主軸となる主人公の喪失と再生のドラマがきちんと描かれており、好感が持てました。注文を付けるなら、結論部分がやや冗長であった事くらい。人参茶のエピソードが良かっただけに、お口からゴボゴボで十分な説得力があったと考えます。水川ベビーの件は、流れとしてはあの結末しか無いでしょう。失われた命と、生まれ来る命が対比されます。でも本当は慰謝料だの養育費だの、避けて通ってはいけない問題があるのですけれども。『必死剣・鳥刺し』を観てトヨエツは時代劇に専念したら、と思ったのですが考えを改めます。いい俳優です。そして石橋蓮司。滅法上手かった。『アウトレイジ』でも存在感を見せつけましたが、今、自分の中で蓮司ブーム到来中。ゾッコンです。いい役者が揃うと、脚本も喜ぶというものです。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-21 19:55:39)(良:1票)

2.《ネタバレ》 この手の趣向は珍しくなくなったが、けっこう好きなんだ。たぶん映画で一番イキる趣向なんじゃないか。フィルムはもともと「現実の記録」の手段として誕生した来歴があって、そこを突かれるとグッと来る。作るほうも趣向だけに頼らなくなって、シナリオを練ってくる。セリフもいろいろ良かった。「俺が想像もつかないようなこと言ってくれよ」とか。本作の味わいの一つは、軽いトヨエツ。最近は「眉間にシワ」な役に定着しかかっていたところ、違う役が来て楽しそうに演じているのが心地よい(昔は軽い役も好んでやってた。床屋の髪形写真のモデルになってたのは何だったっけ…)。とりわけ前半、ランコに妻の死を嘘泣きっぽく告げるとこなんかの喜劇タッチ。ここらへんに喜劇タッチがあるので、後半が生きてくる。演技も設定に合わせて舞台劇っぽく線のハッキリしたものにし、そのクサみも作品のトーンと合っていたと思う。沖縄旅行から帰って、現像もしてないほどカメラから離れていたことが分かってくる後半、「眉間にシワ」的にはなるものの、それは前半のハシャギのいわば解説だ。石橋蓮司は、まあこれぐらいはやるだろうという役者なので、さして驚かぬ。「差別されなかったらオカマやってるカイがないじゃない」ってセリフは、いいとこ突いてた。浜田岳が出てくると仕掛けがある気配が漂ってしまうのは、彼の責任ではないな。 なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-09 12:22:25)(良:1票)

1.謎がすこしづつ解き明かされる展開でなかなかよかった。
たしかに某映画の二番煎じでほとんど撮影場所が遷移しない
低予算映画ではある。しかしながら結婚している男性がみると
妻のありがたさを感じられることしきり。
是非一人でじっくりみることをおすすめしたい。
この洋画かぶれしたタイトルは、どうかな。もっとよいものが
あったろうに。薬師丸は役柄を十分にいかし好演している。
冷静にみるとこの男は世間的にはかなり精神的にやんでいると
思うが理解ある人々に支えられているなあと思う。 K2N2M2さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-25 02:41:05)

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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 6.41点
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5518.52% line
6622.22% line
7518.52% line
8725.93% line
913.70% line
1000.00% line

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