みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.武器輸出国のフランスだからこそ、思う部分はあるのだろうが、逆恨み当然のイタズラにしてはやりすぎな上、ターゲットの二つの武器会社には繋がりがないのでそれほど深みが感じられない。むしろ浅いからこそ、社会から爪弾きされた奇人たちが何を仕掛けてくるかコミカルに見ることができるかもしれない。深いメッセージなんてないのかもしれない。それでもジュネらしいポップな世界観が繰り広げられる中、イタズラの総仕上げがローテクすぎて楽しい。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-01-22 23:21:32) 9.Micmacsは同胞、という意味で捉えていいのでしょうか(違っていましたらどなたかご指摘ください)。冒頭数分ですべてが説明されているところや、ラストもすき、真ん中少ししつこすぎるところがあったりして、なえましたが楽しい1作だと思います。ミックマックってどういう意味 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-03 14:12:19) 8.世界観やギミックは結構好き。こーいうこだわりいーよね。ただある程度予定調和だったのでもう少し驚きがほしかったかな。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-25 01:59:26) 7.《ネタバレ》 「アメリ」を観て気になったので鑑賞。まんま男版「アメリ」ですね。「アメリ」に引き続き、とてもおしゃれで滑稽な作品だと思います。それぞれ“家族”達も個性があって面白く、ほのぼのと仕返しをしていくのが楽しめる映画。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-11 23:56:14) 6.《ネタバレ》 ジュネの独特な世界観は、「エイリアン4」のグロテスクさや「ロスト・チルドレン」のダークさなど、どちらかと言えば暗いファクターとマッチするなと思っていたが、本作で実はコメディやポップさにもまた相性が良いのだということを認識した。フランスの笑いは本当にヘンテコなので、そりが合わないと置いてけぼりになる場合が多いのだが、この作品の笑いはなぜか自分によく合いちょくちょくと笑かしてもらった。ジュネ作品はいつも風変わりなキャラクターばかり出てきてそれもまた魅力の一つだが、それ以上に小道具やセットの素晴らしさにはいつも驚かされる。本作では特に、その風変わりな人たちが働くあの工場が凄い。中に入れば、汚くも美しいガラクタが織りなす空間が一面に映し出される。こういうのは本当にジュネ作品だけで楽しめるものだね。彼は作品の数は少ないけれど、それ故に一本一本が濃い作りをしているように思う。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 00:01:53) 5.《ネタバレ》 世界から無くなる事のない紛争とその裏で暗躍する武器商人達。正面から反戦を訴える映画ではないですが、金持ちでもなく弱い人々が集まって力のある武器を扱う大企業をコテンパンにやっつける。分かりやすい。楽しい。そして痛快。しかしその作戦の一つ一つの手法が実に古臭いけれど、その一つ一つに愛すべき可笑しさがある。しかし一番最後はyou tubeで締めるあたりがニクい。ジュネ監督の映画は久々に観ましたが、この作戦に参加するメンバーの人物描写に、一見どうでもいいと思える所にまで素晴らしきこだわりを感じさせてくれる映像にカメラワーク。久々にジュネ・ワールドをお腹一杯堪能させていただきました。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-28 00:00:41) 4.《ネタバレ》 ジュネの映画だから、ダメでも合格点だろうな、と思ってましたが、ホントそんな感じでした。美術といい、キャラクター設定といい、とても素敵。ジュネワールド炸裂!これこれ!と思いながら、ニヤニヤ。満足! ただ、うーん、アメリを越えない。社長たちへのイタズラというゆるい表現ではあるけど、ちょっと題材がシリアスというか。もうちょっと手放しで楽しみたかったかなーとか。 いや、でも好きなんですが。もう一度見ると、また違う小ネタでニヤリとしそう。恋バナの絡め方が可愛らしくてきゅんとします。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-10 00:08:00) 3.観終って恵比寿ガーデンプレイスのパティオのベンチにすわって、自作のおべんとうを拡げて食べていて、さっき観た映画はこの手作り弁当みたいだな、などと思っていた。つまりたんじゅんに、手作りガジェットにあふれたおもちゃ箱をひっくり返したような膨大な小道具大道具、それを駆使して進行されるどこかアナログ感あふれる手作りファンタジーという味わいのストーリーなどなどからの連想なのだけれども、もちろんジュネ監督のこの新作はわたしのおべんとうのように貧弱なものであるはずもなく、「豪華な」という形容のことばをあたまにつけることを忘れてはいけないだろう。しかしやはり、たとえそのように「豪華」と名付けようとも、その「豪華」の質はあくまでも「手作り」な、レトロ感がただよいさえするもので、「人工」とか「人造」などという、ハイテクとはほど遠いことばこそが似合う世界というわけになる。とくに、主人公たち奇人変人の共同生活の場であるガラクタの山の下にある住処〜古道具再生工場、そこにごろごろと転がっていた奇々怪々な綺想のグッズの数々、そして仇役の武器製造会社社長(アラン・レネ作品でおなじみの、わたしの大好きなアンドレ・デュソリエが演じている)のビザールなコレクションなどにこそ、この映画作品を観る楽しみがあるということになる。そういう意味で、それらのガジェットをこそもっとじっくりと見せてほしかったという、観終ってしまって残されたかなわなかった夢こそがこころに引っかかってしまうことになる。まあこのくらいにそういうガジェットをちょん、ちょんとみせるあたりにこそジュネ監督の持ち味があるのだろうけれど、そのあたりがストーリーのなかにうまくはめ込まれていた印象の前作「ロング・エンゲージメント」に比べると、この「ミックマック」ではそういうガジェットを自立させようという意志と、映画としてのストーリー展開を重視する意志とが衝突してしまった感じを受けてしまう。 そう、ここでジュネ監督の持ち出すガジェット群がその映像のなかで自立していけば、その世界はシュワンクマイエルの映像世界に近接してくるだろう。 【keiji】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-02 13:46:30) 2.《ネタバレ》 いやー、相変わらず凝り性な監督だこと。「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」に通ずる細かい小道具や、映像、BGMなどのセンスは言う事なし。 上記2作が、割とダークファンタジー、ダークSFであったのに対し、本作は飽くまでもポップでライトなコメディ。ひたすら軽い。 高くもない低くもない変なテンションを保ったまま、飽くまでも軽い。 それが楽しくもあるんだが、テンションの上がり下がりが少ないため、抑揚が弱くなってしまっているところがある。もっと緊張感のあるシーンがあっても良かったかと。 それと、妙なフレンチユーモアがイマイチ笑えなかったから、この映画の変なテンションにもノリ切れない部分もあった。 何だかんだ言っても、コレに似た映画ってあんまりなく、独特の世界観はやはり素敵。 決してただのオシャレ映画監督でないジャン・ピエール・ジュネ監督の味が充分に発揮されているのは確かで、毒っ気も薄く、嫌な気分になることはまずないと思うので、誰にでも安心してすすめられるコメディであると言える。 ノリきれなかったのに関わらず、何かもう一回見たい気がする妙な映画。 でもこれ、いたずら(ミックマック)ってレベルじゃないだろ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-25 23:17:41)(良:1票) 1.独特の世界観を期待して見に行きましたが、面白かったです。個性的な人物もそうですが、やっぱりあのレトロな道具の数々がいいですね。ただ、若干お子様向け出ない部分もあるので、目と耳を覆ってあげてください。 【色鉛筆】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-09-23 19:18:24)
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