みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.《ネタバレ》 鑑賞後たっぷり一日半は考え込んでしまった。 突き付けられたのは悪魔の質問。「目の前の子どもを殺すか それとも何万もの人命を犠牲にするか」 悲劇の規模を考えれば、理性的な選択はS・L・ジャクソンの言う通りでしょう。しかしわたし含め多くの人はキャリー・アン・モスなのではなかろうか。とてもじゃないが幼子の血で手を汚した後に正気で生きられるとは思えない。だからこそ、サミュエルはすでに狂気の人なのですが。 わたしは逃げるな・・。そして吹っ飛ぶな。周囲の人もろとも。申し訳ない。そんな訳なので私をFBI主任捜査官に据えないでください。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-13 14:56:57) 10.爆弾サスペンスというよりは、H、ヘレン、ヤンガーの心理劇がみもの。読める展開ではあったが、それは現代の国際状況まんまだからであり、改めて「考えさせられる」映画ではある。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-08 01:07:25) 9.《ネタバレ》 面白かった。 普通に、期待してなかっただけに。 最後、子供たちを守った捜査官、ブロディ。 だけど結局、彼女は負けてしまったんだと思います。 目の前の子供たちの危険を見過ごせなかったのは、彼女の弱さのせい。 しょせん、彼女自身の「エゴ」でしかなかった。 …などと、つらつら考えさせるなんて、良作以外の何物でもありませんね。 【プラネット】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-27 22:25:47) 8.《ネタバレ》 全体的には見やすかった。 残念な点は主人公Hです。拷問はぬるいし、CIAの尋問スペシャリストって聞いて相当タフなプロをイメージしてたけど最後は自決のきっかけをつくるし、傲慢だし暴走するし「なんなの?コイツ」みたいな感じ。FBIのブロディとの絡みは必要だとは思うけど最後の問いかけはいらないかな~。4つ目の爆弾をなんとかして欲しかった、、と思わせられた点が良かったとこです。 【mighty guard】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-02-01 01:02:19) 7.《ネタバレ》 2010年公開のアメリカ映画。その地味すぎるタイトルの割にはこれがなかなかの変わり種で掘り出し物の秀作であった。「テロリストの仕掛けた核爆弾を解除すべく捜査官が奔走するタイムリミットサスペンス!」…と粗筋だけ抜き出すとどこにでもあるB級アクション映画のように聞こえると思うが、本作が異色なのは《拷問シーン》がストーリーの主軸をほぼ占めているという点である。物語序盤においてテロ犯はみずから名乗り出るような形ですでに身柄を拘束されており、主人公の捜査官達は彼を拷問にかける事で爆弾の仕掛け場所を何とか聞き出そうとする。片っ端からノリノリで様々な拷問を加えていく尋問のプロフェッショナルである工作員と、指をちょん切られても爪を剥がされても歯の神経をほじられても頑なに耐え続ける犯人。タイムリミットが迫る中で彼に口を割らせるため最終的に用意された究極の拷問とは…?そこには“極限状態における倫理的な葛藤”みたいな問題も浮かび上がってきてとても面白い。アイデア一発勝負的な作風の小品ゆえに続編が望めそうにない部分は残念という他ないが、〈911以降〉の潮流に対して改めてテロリズムと対峙する覚悟を問う志の高い一本だと思う。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-07 20:46:04) 6.《ネタバレ》 時間までにどうやって口を割らすのだろう?という見方を当然するわけだが、良いに付け悪いに付け「24」などで無茶苦茶を見せられているので驚けないのが少々気の毒。いかにも低予算映画のようだが、そこそこ見ごたえあり。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-21 00:31:52) 5.《ネタバレ》 予備知識がまったくない状態で見たので、ぐいぐいのめりこみました。いったい、どーなんのか先が読めないのと、息づまる心理戦、そして最後のタイトルにもかかった結末に、うーわーです。拷問ダメ絶対と思っていた自分の心がゆらぐーです。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-21 01:51:53) 4.《ネタバレ》 犯人から自供を得ないと百万千万が死に至る。辛さから「こんなやり方をするくらいなら吹き飛んだほうがマシ」とのたまうブロディと辛さを呑みこんで「こんなやり方」をしてでも百万千万を守ろうとするH。唾棄すべき人物はどちらか。二人が事あるごとに対立しながら、拷問を加え妻を切り裂き子供を引っ張ってきてようやく自供を引き出す。一件落着かと思いきやここからの展開に驚愕。子供を連れたブロディのナルシスト面に言いようのない憎悪と尻切れトンボな終わり方に唐突さを覚えました。観終わってアメリカ公開版がやり切れないラストシーンをカットした事を知りました。自ら捕まった点を除いてはリアルさが気味悪い作品です。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-11 12:47:24) 3.《ネタバレ》 ついレニー・ハーリンの撮った映画だと勘違いして観ていたのだけど、途中からその重厚な人間ドラマに、自分の勘違いだったとすぐに気づいた。この映画、そうとうに深く面白い。正義とはなにか? 多くの人の命を救うためなら子供を拷問にかけても良いのか? そんな深甚なテーマを客観的に扱いながら、あくまでエンターテイメントとして枠組みを外していないのは相当な技量だと思う。ずっと密室のなかだけで続く話なだけに、役者陣にも相当の演技力が必要とされるが、みんなその要求に応える素晴らしい力演だった。本当に拾い物。次作が待たれる期待の新鋭監督に出会えた。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-09 20:08:12) 2.《ネタバレ》 テロリストによって米国のどこかに仕掛けられた3つの爆弾を発見せよ。逮捕後の状況も戦略とし、拷問覚悟の上捕まったテロリスト"ヤンガー"。義務としてテロリストを拷問し、仕掛けた場所を吐かせようとする特別尋問官"H"。爆弾の在り処を特定することが至上命題とされても、人道的に拷問反対を唱えるFBI捜査官"ブロディ"。ほぼこの主役の3人の心理戦のみが描かれる心理サスペンスである。拷問室での描写中心で、次第にエスカレートする拷問に、国家を守るには何を為しても良いのか、最終的には人とは何か、という内容になっていく展開で、深く考えさせられる。しかしながら、最後まで観ても"H"の「拷問=尋問」に説得力が無い。彼の行為と結果にまるで意味が無い。拷問の効果に伴う結果が得られず、ただ肉体的な痛みを与えているだけに思える。最後まで「なるほど、それなら、」と思えない。"ヤンガー"が最後まで隠す「何か」を炙り出すためだとはいえ、「こいつは絶対に口を割らない」と知っていたわけで、その上を行くカタルシスを感じさせて欲しかった。ただ、次はどうなる?と観客の気持ちを引っ張って行く展開は良い。まあ、及第点ってことで。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-01 23:26:59) 1.《ネタバレ》 「多数の命を救うために、少数の犠牲(映画の中では拷問)は正当化されるのか?」という重いテーマの作品。 民主主義国家にとっては、簡単に答の出ない問題だと思う。 結果から考えれば、マキャベリの「国家が危機に陥った場合、政治家は(国家存続の)目的のために有効ならば、手段を選ぶべきではない」が正解なんだろうね。 サミュエル・L・ジャクソンは、よく拷問官役を受けたよなぁ。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-14 01:40:36)
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