みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 いや凄いな。自由を得るために人間てここまでできるものなのか。実話ベースという説得力もあって感嘆しきりです。 自然の厳しさ過酷さ、雄大なことを余すところなく伝える映像の雄弁なこと。 疲労と怪我で脱落していく者たちのリアルな痛みと哀しさ。 ああ、自分なら脱落組間違いなし、と己の体力の無さを鑑みて震えてしまいます。せめて「死んだとしても自由な人間として死んだ」、この言葉を魂の救済としたい。 そうそう、正直誰が脱走に参加しているのやら紹介不足で人の見分けがつきづらい作品ではあります。そんな中序盤だけの登場であっても強烈な印象を残したM・ストロング。エド・ハリス曰く「人の願望を吸って生きる奴」であり、地獄の中にあって虚構で精神の均衡を保つ男。コリン・ファレルのような分かりやすい悪党とは一味違う屈折ぶりが心にねっとりと残りましたね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-23 00:10:07) 5.《ネタバレ》 やっぱり大陸の人間はでかいよね。アメリカ横断するよりも、はるかに長い距離、しかも寒暖の差が激しい、地球を縦断するんだから。実話ってとこがホントに・・。日本には日本の良さがある。大陸思考で張り合っても、勝てっこないよ。島国思考に突破口があるんじゃないかな。しみじみ大陸の人間のデカさを思い知らされた一本だった。こんな大味な作品の前に、ウンチク語ってもしょうがない気がするけど、「モスキートコースト」の監督だもん。やっぱこういう作品創ろうって思うはずだよ。ピーターウィアーは、文化の違いを描く映画を撮るうちに、やはり自分らアメリカの人間の文化は、デカいって思い至ったんじゃないかな。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-19 00:37:41) 4.脱獄モノの映画としてはちょっと特殊ですね。しかし凄い、凄すぎる。あんな過酷な状況でも生き延びることができるんですね、人間って。まあ、自分だったら最初の1週間で風邪ひいて熱出して終わってますけど。淡々とした描写ですがずっしりと見ごたえがありました。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-07-24 23:20:58) 3.ちょっと長過ぎる感はあるが、実際に本当に長い距離なので仕方ないところか。この手の映画は、追っ手との対決というものがあるのだが、そういうものはなく、敵は大自然というサバイバル映画になっている。なので、アクションを期待すると裏切られるが、重厚なドラマを見ようという気持ちであれば満足いく作品だろう。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-19 11:34:52) 2.舞台は1940年。約1年間の過酷な逃亡が終わっても終戦はまだ4年後・・・ この事実が重く辛い。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-07 10:36:20) 1.《ネタバレ》 ピーター・ウィアー監督久々の作品ということで、興味深く拝見致しました。彼の作品には、独特な魅力を感じていたので、以前からリスペクトしておった次第です。「命」と「自然」との関わりというものに、強い思いを抱いてるんじゃないかな。本作もやはり、そういうテーマを感じる。2時間の中に、この壮大な旅を描くのはなかなか大変だったろうとは思うが、それでもやはり距離の果てしなさはしっかり感じます。延々と続く風景。シベリアでは極寒で、次は灼熱の砂漠、そしてまた極寒。出会う人たちもそれぞれ人種が変わってくる。そんな距離を、ただただ歩いて横断するというのがどれほどもの凄いことか、想像に難くない。それまでずっと一緒だった仲間が、砂漠で一人、また一人と倒れる様は実に辛い。ミスター・スミスも諦めかけたとき、ヤヌシュが語った言葉がとても感動的。「自分を責める必要はないんだということを、生きて伝えたい」素朴な言葉だけど、胸にズシンときましたね。ラストは、ヤヌシュの歩みと「歴史」が重なり合う。そう、諦めずに、しっかりと歩んでいけば、いつか世界は変わるんだ。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-21 20:55:04)
【点数情報】
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