みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 ウォン・カーワァイ監督のまさかのカンフー映画。出来は良い^ ^ 中国の北部と南部のカンフーの交流と興亡を伝記映画として描く。カンフーの交流といってもメンツとメンツの争いとも言える。そして復讐、そしてカンフーの伝承とは。 とってもキレイな映像。戦いも本気度マックスのジェットリー映画とは違い、姿勢の整った美しいカンフー描写。ワイヤーアクションもあるが、個人的に、本当に個人的にだが、リベリオンを思い出した。様式美って感じ。でも迫力十分。 そんな映画だが、伝記映画ということもあってか登場人物像が出来上がっていて、どの人の魅力も成長しない。そこそこみんないいじゃ映画の魅力は半減。 トニーレオンがラストのラストでタンカ切ってるのはかっこいいが、映画としてドラマをあまり感じなかった。いろんな人がイップマン(トニーレオン)に技を託すシーンや、やはり復讐シーンはそれなりなんだが。 キレイでさらっとしたカンフー映画ってどうよ、と書いておこう。 最大の疑問は…、なんでウォン・カーワァイはここにきてカンフー映画撮ったんだろう??? 普通にいい映画だけど。 【JF】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-13 23:14:48) 3.《ネタバレ》 スローモーションを多用した格闘シーンは好き嫌いあると思うがこの映画に関しては成功していると思う トニーレオンのイップマンはめちゃ渋 格闘シーンは形を含めて非常に美しい お話は時代背景が理解しやすく描かれない上に色々な格闘家の話が同時に描かれるため(むしろ説明を省略している)理解しにくいところがある しかしそれもこの映画の味かもしれないな しかしストーリーや人間関係を深く追いたい人には不向き 全編を通してあるのは詩情、これにつきる この詩情を受け入れるかどうかでこの映画が好きかどうかが決まる 私は結構イイと思った 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-14 23:59:14)(良:1票) 2.電車の人はどうなったの?と観賞後に奥様が聞かれたので、王家偉だから、関係ないんじゃない?と答えたら納得してくれた。 ストーリーはよくわからんし、縦と横がかっこいいのかどうかもよくわからんけど、スタイリッシュなのは間違いないし、映画館で観といてよかった。ブルーベリーよりは良い。 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-22 22:58:19) 1.《ネタバレ》 久しぶりにウォン・カーウァイの映画を観て、自分がこの人の映画に惚れていたことを思い出す。 6年前に前作「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観たときも、同じような思いをしたような気がする。 近年決して多作ではない映画監督なので、映画を観始めてしばらくして、描き出される映画世界の特異な空気感に「おや?」となり、「ああそうか、これがウォン・カーウァイだ」と記憶が呼び起こされる。 誰もが楽しめ、受け入れられる類いの作風ではないことは明らか。 時に酷く散文的で、ビジュアル的な美しさが強調される世界観を嫌う人は多いと思う。 この映画にしても、ストーリー的にはあまりにまとまりがなく、「結局何の話なんだ?」と主題がぼやけて見えることは否めない。 詰まるところ、激動の時代における、伝説の武術家イップ・マン(葉問)をはじめとするカンフーマスターたちのそれぞれの人生模様を描いた作品なわけだが、「伝記映画」と謳っている故か、超人的なカンフーマスターたちがドラマティックに絡んでいくように見えて、実は直接的な絡みは殆どない。 アンフェアな予告編に騙されて、“カンフー映画”としてのエンターテイメント性を期待してしまうと、きっと肩透かしを食らう。 ただし、十数年前に「恋する惑星」を観て以来、この映画監督の作品に惚れてしまっている者としては、映画全体からほとばしるその「美意識」だけで、諸々の否定的要素は霧散してしまう。 ハット姿のトニー・レオンが土砂降りを切り裂くように敵を蹴散らす。薄い化粧(けわい)が秀麗なチャン・ツィイーが降雪の中で強く美しく舞う。 ビジュアル的な「美意識」だけが先行してしまっている映画という評は間違ってはいまい。しかし、その「美意識」だけで充分だとも言える。 ウォン・カーウァイがカンフー映画を撮るというのはこういうことなのだ。と、理解してもらうしかない。 兎にも角にも、映画自体の完成度はともかく、大好きな監督の最新作を久しぶりに観られたことの満足度は高い。 ああ、「恋する惑星」が無性に観たくなった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-16 01:05:48)(良:2票)
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