みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.光の使い方のうまさ。電灯をつけたり消したりすることによる光と影のコントラストにハッとさせられる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-11 00:16:05) 5.《ネタバレ》 かなり昔のこと、幼少の頃だったが、何とはなしに深夜映画を観ていた。 薄暗い倉庫の様な場所で、不気味なマネキンに囲まれ、二人の男が格闘する映画だった。 その時に観た、不気味な映像が今でも忘れられないでいた。 そんな幼少期のもやもやを払拭すべく、何の映画だったのかを検索した。 そうしたら、かの有名なキューブリックの初期の頃の作品だったわけである。 そこで30を超えた私は、今になって本作をレンタルしてきたのであった・・・ スタンリー・キューブリックの作品を観るのは『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』に続いて3作品目。 本作は67分という短い尺の映画で、モノクロ作品である。 ただ、1955年の作品なので、モノクロとはいっても、とてもシャープで綺麗な映像である。 序盤はゆっくりとした展開で、やや退屈感はあった。 しかし途中からどんどんと緊迫感が増してくる。 これぞサスペンスの醍醐味という感じ。 後半では、ニューヨークの古いビル街での“追い駆けっこ”が繰り広げられる。 これが相当に面白い。 興奮する。 そして、そのロケーションが抜群に良い。 主人公がビルの非常階段を駆け上って必死に逃走するシーンがあるのだが、この非常階段が独特で面白い。 シーソーの様な造りになっていて、二階部分に上った人間がつっかえ棒の様なものを外すと、その階段が平行になってしまい、下からは昇れなくなるというものだった。 これが巧みに、逃走シーンの中に織り込まれていて、妙に興奮する。 その階段を昇った後、今度はビルの屋上に出るのだが、ここでの演出もなかなか憎いくらいに上手い。 景色も遠めにブリッジ(ニューヨークの有名な橋)がさり気なく映っていたりもする。 余談だが、この屋上でのシーンは、許可なく撮影したという。 そして何と言っても、本作の見所はラストシーン。 ラストバトル! 既に書いたが、マネキン倉庫での格闘シーンだ。 不気味なマネキン達に囲まれての壮絶な死闘。 マネキンの手が上からぶら下がっていたりする。 マネキンを投げつけたり、マネキンで殴ったり、マネキンで防御したり・・・ これは迫力もあるし、不気味だし、そして何より興奮する。 67分という軽いテイストのサスペンス・アクション映画だが、十分に楽しめる内容である。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-24 06:52:31) 4.この頃はまだ雇われ監督ということで、MGMの意向に沿うような内容になってると思うので、ロリータ以降の作品を見た後だとなんだか面白みがないように感じてしまうかも。 それでも随所に見られる陰影の見せ方などは秀逸。長い作品ではないですし、キューブリックということを意識しすぎなければ、この時代のハリウッド映画の秀作として評価できると思います。 この頃まだまだ駆け出しのキューブリックですから、会社の意向を無視してキューブリック色を出すというのは難しいでしょうしね。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-16 07:27:39) 3.勘違いとすれ違いのカッチリした組み合わせ、雰囲気重視の必然性の無いマネキン工場、エゴイスティックなヒロインと、随所にキューブリック監督の自己主張が垣間見える。もやもやした男女間のしこりを解消せずトーンと突き放して終わらせてしまう冷たさはとても好き。 【ラーション】さん 7点(2004-05-29 00:47:32) 2.これが商業映画デビュー作、27歳時の作品だなんてにわかに信じがたいです。構成力がとんでもなく洗練されています。一時間強の作品にサスペンス、ロマンス、アクション、ミステリーの要素が絶妙に配置されており、登場人物には語るべき部分は語らせ、それ以外のときはカメラが雄弁にそしてシャープに語ります。老獪ですね。 【藤村】さん 7点(2004-02-16 16:35:31) 1.すでに光の使い方やカメラワークに非凡な才能が見てとれます。なによりも、やはりラストのマネキンに囲まれての格闘でしょう。無気味です。 【あろえりーな】さん 7点(2002-09-01 14:33:53)
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