みんなのシネマレビュー

あなたを抱きしめる日まで

Philomena
2013年【英・米・仏】 上映時間:98分
ドラマ
[アナタヲダキシメルヒマデ]
新規登録(2014-04-09)【shoukan】さん
タイトル情報更新(2019-06-30)【Olias】さん
公開開始日(2014-03-15)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督スティーヴン・フリアーズ
キャストジュディ・デンチ(女優)フィロミナ・リー
スティーヴ・クーガン(男優)マーティン・シックススミス
メア・ウィニンガム(女優)メアリー
バーバラ・ジェフォード(女優)シスター・ヒルデガード
ルース・マッケイブ[女優](女優)バーバラ院長
脚本スティーヴ・クーガン
音楽アレクサンドル・デスプラ
製作スティーヴ・クーガン
配給ファントム・フィルム
衣装コンソラータ・ボイル
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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7.《ネタバレ》 かなり多くのテーマを内在しながらも、それらを重すぎないタッチで描き切った良作でした。タイトルと予告編を見る限りではかつて幼少期に手放した息子を探すヒューマンものかと錯覚しましたが、ふたを開けてみると宗教やジャーナリズム、移民、同性愛、といった様々なトピックが入り組んだ実話を、抑制の効いた展開で見せてくれる小品でした。
メインテーマはやはり規律と伝統を重んじるカトリック教会な犯してきた「罪」にありますが、人がおもしろがりそうなエピソードをとってつければ「記事」という名の商品を量産してしまう現代のジャーナリズムのあり方も描かれている点に、わずかながら興味と好感をもちました。ジュディ・デンチの安定感ある演技はもちろんのこと、当初のやっつけ気味なスタンスから想定外の展開に徐々に熱量を高めていく記者をスティーブ・クーガンが好演しています。
本作は「宗教など幸せな人生には必要ない」と言い切る記者の視点で進むため、宗教や修道院はいかにも閉鎖的で悪者として描かれていますが、本当に彼らを全面的かつ心の底から糾弾してよいものなのか、個人的には腑に落ちない部分もありました。私自身は無宗教ながら、宗教が人の生活に与えてきた影響や歴史は否定できないものがあります。破壊活動に手を染める盲目的かつ危険な集団が宗教の名のもとにいくつも結成されてきた一方で、人がもつ道徳観や秩序が様々な宗教の影響によって作られてきた歴史もまた事実です。
カトリックのように一見まともな宗教であっても、頑ななルールと判断基準をもつ信者やその行動が、移ろいの早い現代の時流に照らすと時代遅れに見えたり、異常に見えたりすることは出てきます。ただ敬虔すぎる精神を持ち合わせるがゆえに現代社会の中で正しい判断ができなくなっている宗教家もまた、ある意味では被害者なのかもしれないと感じる部分もあります。どう社会と宗教はギャップを解消していくのか、「裸足の季節」を見たときにも陥った虚無感が本作の鑑賞後にも残りました。 Thankyouさん [DVD(字幕)] 7点(2018-02-13 00:57:31)

6.ドキュメンタリータッチで、興味深い映画。
カトリックへの意識も多少込められている。ただし、淡々と進む物語なので、印象に残るかは疑問。ちょっと哀しい作品だが何故か最後にはちょっとホッとする。 simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-13 23:40:31)

5.しっかりした映画。
本当にあった話だけあってとっても考えさせられるる。
でもそれ以上の映画としても重みがなかったのも事実。
見終わってから2週間程度たった今、あまり記憶に残っていないということが
何よりのその証拠。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-24 01:18:38)

4.《ネタバレ》 フィロミナ婆さんがすばらしい。田舎者丸出しで、相手にうざがられているのも気づかず長話。部屋で寝ているところを礼を言うために訪れて起こしてしまう。もう少し空気を読めよと思うけれど、悪気はこれっぽっちもない。マーティンも最初はうんざりしていたけれど、次第にその人柄に魅了されていく。
その純朴な善良さは、偏狭で醜悪なシスター・ヒルデガードとは好対照。死に瀕した息子と母の最後の対面も妨げたのも、神の名のもとに正当化して非を認めない。宗教は薬にもなれば毒にもなるものだけど、このシスターはマイナス要素の権化のような存在。
それを許したフィロミナの深い慈悲と、許さないマーティンの侠気に心を動かされる。何十年も生き別れになってお互い捜し求めていた母子が、再会を果たせなかったのはやるせない。ただ、フィロミナとマーティンに擬似親子のような情愛が生まれたのがせめてもの救い。

原作がノンフィクションというのも衝撃的。古今東西、宗教にたずさわりながら信じられないことをしでかす輩が絶えない。キリスト教の牧師が少年や少女を性的虐待したり、イスラム原理主義者がテロで残虐な殺戮を繰り広げたり。神を崇めながら、どうしてそんなことができるのかと不思議で仕方ない。アイルランドで起こったこの悲劇も、シスターに何の罪の意識もなかったことが怖ろしい。 飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2015-04-25 00:33:21)

3.《ネタバレ》 神を抱くことができたのは自分を騙したシスターを許したフェロミナ。
生涯通して禁欲を貫いたシスターは、もう一つの行いのせいで神に近づくことができなかった。 レイブンのかなづちさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-20 00:31:52)

2.外から見ればフィロミナの息子は社会的成功を収め少なからず幸せな人生を送っていたように見える。それでも彼は母を探すためアイルランドの地へ戻り、そしてその地に骨を埋めた。血の繋がった本当の親にしか与えられないものが人生にはあるのだろう。そんな風に思った。 ばかぽんさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-10 06:20:14)

1.《ネタバレ》 思った以上に良い映画でした。

ノンフィクション小説の映画ということで、どこまでが真実の話かはわからない。
演出はあるにしても、こんな事実があったのだとおもえばスゴイ。
(ノンフィクション・マジックにかかっているのか?)

とにかく、主人公のおばあちゃんの世俗的で世間知らずのキャラ設定が良い。
すっきりはしないけど人間の素晴らしさを感じる・・・かな。 たかしろさん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-14 10:36:10)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.46点
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100.00% line
213.85% line
300.00% line
400.00% line
513.85% line
627.69% line
7726.92% line
81142.31% line
927.69% line
1027.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
脚色賞スティーヴ・クーガン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴ・クーガン候補(ノミネート) 

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