みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.犯人探しを楽しめる法廷ミステリー。ただし残念なことに犯人を推定できる伏線は張られておらず、推理物というわけではない。基本はワイドショーネタのような下世話な小咄なのだが、丁寧な演出と抑えた音楽、そして「羅生門」のような凝った語り口で品格が感じられる。キアヌは大根で弁護士役はちょっと荷が重い。まあ、それほど切れ者というわけでもない役所なこともあり、ヌルい感じがいい案配とも言える。周りは上手い役者で固められており、特に被告の若者は渋い演技を見せる。短い尺のせいもあってぐいぐい引き込まれて一気に観終わってしまった。あの愛らしかったレニー・ゼルウィガーが、しばらく見ないうちにしぼんでキャリー・フィッシャーみたいになったことにびっくり! 【皮マン】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-21 11:33:58) 4.《ネタバレ》 裁判シーンが大部分の法廷ミステリーです。観ている間中、犯人は誰か考えさせられるので、結構楽しめました。私は母親が犯人だとずっと思っていたので、まんまと騙されました。頭の悪い私にはちょうど良いぐらいのミステリーです。鑑賞後、特に心に残るものもないし、名作とは言えませんが、ドラマとして楽しめる佳作ではないでしょうか。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-16 06:33:01)(良:1票) 3.《ネタバレ》 原題はThe Whole Truthで、その真相はというとまあ正直、予想通り、ってなトコではあるのですが、それでもなお、裁判シーンと回想シーンをうまく交えて、最後までしっかりと引っ張って行ってくれます。父親殺しの疑いで逮捕された青年は、何も語ろうとせず、その一家と交流のあった弁護士が彼の弁護を引き受けるも、裁判の行方は絶望的。その弁護士をキアヌ・リーヴスが演じておりますが、青年とキアヌ・リーヴスとの間の緊張関係の一方で、もうひとり、若手女性弁護士がそこに絡んできて、別に彼女がとてつもないことをやらかす訳も何でもないんですけれども、彼女の視点が映画に加わることで、ドラマに膨らみを持たせています。 で、陪審員制度の難しさと限界。弁護士は制度を利用しようとし、でも時には弁護士自身が利用されることもあり・・・。という訳で、そもそもThe Whole Truthって何だろう、そう呼べるものが、そもそも存在するんだろうか、というオハナシ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-30 16:28:16) 2.《ネタバレ》 なかなか面白かった。ま、キアヌかっこいい~~と思ってる派なので、こういう弁護士役もいいですね~。で、お相手は、の、レネーですが最初誰だか分らんかったほどの変わりっぷりに軽くビックリ。キアヌより年下なのにえらく老けてしまったような?以前のぽちゃかわいいさが全くないのは何かちょっと残念ですね。犯人はちょっと意外な人だったんだけど、そこら辺が分かってからのお話しの展開がちと物足りないかな~。まぁでも少なくとも全く退屈せず一気に観れたのは、自分的に面白い証拠なので、の、7点。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-16 18:23:34) 1.《ネタバレ》 映画における裁判では「宣誓下にあるのだから、証言台に立たされた人間は真実のみを語っている」という暗黙の大前提が置かれているのですが、その大前提をひっくり返して「証人は、自分に都合の悪い話は捻じ曲げて証言する」ということを追及した点が、本作の新規性であると言えます。名作『羅生門』にも通じるアプローチですが、私はこれをリアリティの一種であると感じたし、二転三転する物語は物凄く楽しめました。 本作で描かれるウソの種類は2つあって、事件の核心部分の理解を意図的に操作しようとしてつくウソと、事件の真相とは直接関係ないが自分自身の触れて欲しくない部分をごまかすためにつくウソとがあります。後者については合理性のあるウソであるため、その人物の背景を紐解く中で不整合が自ずと露わになってくるのですが、難しいのが前者であり、その周辺にある些細なウソを切り崩していきながら「より確からしい理解とは何か」を探ることになっていきます。 作品は証言と回想を行き来しながら進むのですが、回想パートにウソはなく、少なくとも作り手が観客に対してインチキはしていないという点にも感心させられました。また、一見すると荒唐無稽に感じられるオチについても、ある思惑が想定外の形で別の思惑と結びつきながら結果的にこの歪みまくった構図が出来上がったという説明付けがなされており、決して「サプライズのためのオチ」とは感じませんでした。全体として矛盾がなく、おかしいと思われる部分にもよくよく考えればちゃんと説明が付けられており、実によく考えられたお話となっています。 キアヌの弱点である能面フェイスは、本作では観客に表情を読ませないという点で良い方向に作用しているし、疲れきってはいるが男を魅了する色気はギリギリ残っている人妻役に、こちらもくたびれきったレニー・ゼルウィガーが見事にハマっています。また、女性で見た目が良くて有色人種だから陪審員から正義の側に見られやすいという理由で主人公が傍らに置いているインターンの弁護士の堅物ぶり、この場にいるのは自分の実力を評価されているからだという勘違いぶりも面白く、キャスト面でもなかなか充実した作品だと感じました。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(吹替)] 7点(2017-11-10 18:41:58)(良:1票)
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