みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.誰が味方か分からない恐怖。実際味方も誰だか分からん。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-16 22:03:05) 7.消費増税法案が参議院で可決成立し、与党民主党と総理大臣の野田佳彦はヘトヘトになっていた。同じ日、韓国の李明博が日本の竹島に侵入した。野田は特段の反応を示さないまま日程通りに夏休み入りした。その間に韓国は日本への侮辱をエスカレートさせた。夏休みを終えた野田は韓国に親書を送ろうとするが、韓国は宅急便で突き返した。野田はチャイナにも親書を送ることにした。バカのひとつ覚えというやつだ。すでにチャイナの都市部で反日デモが続発していた。北京では大使の丹羽宇一郎が乗る車両に何者かがとり付き、日本国旗を引き抜いて立ち去るという異常事態が起きていた。親書を持たされ北京入りした民主党の外務副大臣山口壯(現在自民党)は、チャイナ外交で次席相当の戴秉国の前に突き出された。日本は他国に不平等外交の無礼をはたらいたことになった。野田はウラジオストクAPECで胡錦濤に握手を求めた。胡錦濤の鬼の形相を見ても、野田は「話はついてる。すべては、危険な東京都知事を尖閣から引きはがすためだ」と信じて疑わなかった。そして野田はそのまま漫然と尖閣国有化を決行し、これが合図となってチャイナの全土で勃発した未曾有の反日暴動にすっかり縮み上がり、「冷静でいたい」と泳いだ目でマスコミに願望を発していた。 丹羽の後任大使が都内の路上で突然倒れてそのまま死亡するということまで、あのときは発生していた。リビア・ベンガジ領事館の襲撃はその表側で起きたことだ。野田が尖閣国有化を閣議決定したのが9月10日で、国有化を完了したのは翌9月11日の日中。カーター政権以来の現職アメリカ大使の殺害死、それも9月11日という日を狙ったテロに世界が言葉を失うその反対側で、「日本にメンツを潰されたから暴れるアルただし国内で!」という民族的奇行を21世紀の極東に再来させた日本の稚拙な政治状況は各国の政界知識層の不興を買い、メディアはまったく報道しなかった。ウクライナと違って、日本は世界のどこからも見向きもされずにチャイナが好きなように蹂躙する、そんな国になっていた。 その危機は安倍総理によって覆され、忠臣の命を奪われたノーベル賞大統領バラクオバマは総理に議会演説を頼み込むことになる。この映画は日本のこの歴史を知る入り口になる。何を特段知らなくとも、貧しく言葉の通じない住民がじつはテロリストの指図通りに流れを決めて動いているというシーンに感じるものがあるはずだ。「わからないと殺される」これは断じて体験してはいけないことであり、人を何が正しいのかわからない精神状態に追い詰めて殺すというやり口は、この現代世界に厳然として存在している。私は彼らにも理解できるようなロジックに自分が誘導され、一度も後戻りできずに殺されるのは絶対にいやだ。 【watson】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-10-23 23:25:42) 6.楽しめた。 ダラダラ間延びしたシーンもなく、終始緊迫した展開が続き、いったいどういう展開になるのか釘付けになる。 ただ、惜しかった。 この映画の最大の欠点は、主人公たちが、やたら絶望感を漂わせるけど、いつまで経っても「追い込まれた」状況にならないことだ。 確かに援軍はいつまで経っても来ない、味方側の戦闘員は少ない、という厳しい状況ではある。 しかし、基地という自分の陣地に立てこもって敵を迎え撃つという有利な状況で、かつ、装備面でも敵を上回ってるおかげなのか、とにかく、味方にほとんど被害が出ない。 敵兵は、やってくるたび返り討ちにあって、ガンガン死んでいくが、味方は軽い負傷者が出る程度。これって、余裕の状況じゃないの? そんな状況を延々見せられても、いまいち緊迫感がなくて盛り上がらない。 しかも、そんな余裕の状況なのに、味方陣営はどいつもこいつも、オロオロあたふたし、絶望的だと口にするもんだから、「なんだかなー」って冷めてしまう。 あまりに盛り上がらないから、心のなかで、「もっと追い込んでくれよ」と敵陣営を応援してしまう始末。 それでも、やっと、敵が迫撃砲という有効な攻撃をしかけきてから、状況は一変する。 防衛体勢は崩れる。死人も出るし、けが人も出る。 おお、これでやっと、追い込まれた感が出て面白くなってくる!…思ったら、はい味方が来ました、終了。 本来ならそこで主人公たちと一緒に援軍の到着を喜ぶべきところなのだが、こっちはもうガッカリげんなり、金返せ、みたいな気分になった。 無論、事実ベースなんだから仕方ない部分もあるのだろうが、あまり現実に即しすぎるとストーリー性は損なわれるのではないだろうか?ブラックホークダウンなんか、ある程度フィクションを入れて話を面白くしてるし。 話としては、この手の実話ベースの戦争映画にありがちなパターンをすべて満たしている。 ・家族への愛を描く ・戦友同士の友情を描く ・戦争で死んでいった者への敬意と追悼の意を示す 実話もの戦争映画は、毎回毎回こんな感じになって、食傷気味。 愛だの友情だのでお涙頂戴にし、あとは殉職した軍人さんを賛美して終わる。実話ベースだと、やっぱり、こんな展開にならざるを得ないのか。 ちょっと文句ばかり書いてしまったけれど、十分楽しめるいい映画だった。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-04-24 16:15:24) 5.《ネタバレ》 味方なのか敵なのか分からない、というのは恐怖感がありますね。戦闘シーンが長く、まだ続くのか、まだか、こちらも疲れてきます。映画としては面白いのですが、実話ということで面白いと感じて良いのか葛藤があります。 【Keytus】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2017-08-05 23:24:57) 4.ブラックホーク・ダウンぽいがどちらかというと戦闘シーンは地味。それでも映画を通して伝わる絶望感はこっちの方が上かもしれません。 【木村一号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-01 21:49:01) 3.レビューが少ないので驚きました。単純に言ってしまうと、実話を基にした戦争映画なので地味な部分もあると思います。しかし私の場合はブラックホーク・ダウンより見やすくて熱中できました。 現場の混乱もよく描かれていますが、全体的に立てこもって戦うという前提で敵味方の方向性がハッキリしていたのが良かったと思います。(全体の流れとしてはわかりやすいほう) 難しい哲学などもなく、、ただ守るだけ。戦う意味や理由はあまり述べられません。おかげで2時間半超えも気にならず一気に見てしまいました。 映画に華があるか?という意味ではブラックホーク・ダウンのほうに軍配が上がるような気がしますが、リアルなグロ描写や判りやすい戦闘など、もっともっと人気が出ても良さそうな映画です。ラストもスマートで良かったです。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-04-01 12:18:51) 2.《ネタバレ》 日本人の僕としては各キャラを見分けるのがなかなか難しく、これが戦闘になると、もう誰が誰やら、しかも、敵が現地人なので、誰が敵か味方かも、当のアメリカ人達ですら、見分けづらいとゆう状況なので、特に最初の領事館襲撃なんかは、本当に、何がどーなってるのか、全く理解できないとゆう混乱ぶり。ただ、それが、現場での混乱具合をうまく、こちらに体感させる仕掛けにもなっていて、さらに戦闘シーンの迫力があるので、なんか大変な状況になってる緊迫感は結構伝わってきました。一応、離れた家族との交流などの泣かせ物語的な表現もありますが、事実の映画化なので、全体的な印象は、盛り上がるようなドラマティックな展開とかはあまりなくて、リビアであった実際の襲撃事件全体の構図を、冷静な視線で捉えた感じになっていて、ちょっとドキュメントよりな感じもしました。そのため、誰かに感情移入したりする事はあまりなく、なんかこちらも冷静に観てしいます。むしろ後半なんかはドラマティックなキャラ同士の会話とかが逆にテンポをちょっとだけ悪くしてるようにも感じました。ちなみに、アメリカ側の視線で描写されてますが、敵の死体に泣きすがる子供や奥さんなどの描写もあり、アメリカだけが正義ではない配慮はそれなりにされてました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-26 17:47:55) 1.イギリス版ブルーレイにて鑑賞。国際郵便料込でも2,000円ちょいで買えてしまい、あらためて日本のソフトは高いなぁと感じました。 『ペイン&ゲイン/史上最低の一攫千金』に続いて国内ではDVDスルーとなってしまったマイケル・ベイ作品ですが、全米公開された2016年1月には「事件当時に国務長官を務めていたヒラリー・クリントンを批判するためのプロパガンダではないか」と話題になった作品だし、公開後の作品評では『ザ・ロック』以来の高評価を受けており、大馬鹿大将マイケル・ベイが大人の鑑賞にも耐える映画を撮れることを証明した作品として仕上がっています。 2012年9月にリビアで起こった米領事館襲撃事件の取材を基に出版されたノンフィクション小説が本作の原作であり、映画は実際の事件経過を丁寧に描写していきます。登場人物が全員ヒゲ面で顔の判別が付きづらい、家族関係のエピソードがこの手の映画としては月並みで、監督が意図したほど感動的ではない等の問題はあるものの、実話ベースの映画に必要な重々しい雰囲気の醸成には成功しており、ドラマ部分の印象は悪くありません。不慣れなパートながら、ベイは何とか及第点に踏みとどまっています。 戦闘に入るとベイはいよいよ本領発揮。5,000万ドル程度の中規模予算ながらそこいらの大作をも凌駕するほどの迫力ある見せ場が連続するし、ホラーを好む監督だけあって時折突き抜けたスプラッタ描写を見せてくることも良いアクセントとなっています。銃を突き付けられた現地人が、直前の爆発でもげた腕を掲げて「撃つな、俺は味方だ」と言う鬼畜ギャグも織り込まれており、『アイランド』『トランスフォーマー』で一緒に仕事をしたスピルバーグの演出スタイルも作品には反映されています。また、戦闘の小休止中に領事館を訪れる者が敵の息がかかった者なのか、それとも味方の救援なのか事が起こるまで判別できないというサスペンスもきちんと機能しており、現場の混乱が見事に映像化されています。 全体の印象は『ブラックホーク・ダウン』に類似しているのですが(『ブラックホーク・ダウン』の編集チームが本作も担当している)、見せ場の瞬発力では時にリドリー・スコットの演出をも凌駕しており、さらには敵の民兵が未熟でRPGをうまく使いこなせないといった通好みの細かい描写も見事モノにしており、これはこれでイケる戦争映画となっています。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-04 11:49:00)
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