みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.ゲイリー・オールドマンがウィンストン・チャーチルを演じた歴史ドラマ。特殊メイクで外見を寄せたらあとは名優にお任せ。当然チャーチルに会ったことはないけど、あんな感じだったんだろうな~という説得力があった。その英首相は困難な状況で難しい選択を迫られている。ハリファックスたちの言うことも一理あって、当時の人たちが先が見通せない中でそれぞれの正義をぶつけ合っていたことがよく分かる。このあたり見応えは十分。勝てば官軍、負ければ賊軍。有事のリーダーはどちらにも転びうるし、勝ったからこその映画でもあった。確かに羨ましいっちゃ羨ましい。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-03-31 19:34:46) 6.《ネタバレ》 あのゲイリー・オールドマンがウィンストン・チャーチルに扮してオスカーを受賞するなんて、まさに“この世界は捨てたもんじゃない”ですな。だって『レオン』の『シド・アンド・ナンシー』の『二ル・バイ・マウス』のオールドマンですよ、それが歴史上の偉人とはいえ体制側のチャーチルを演じるなんて、「お前、転向したのか!」とツッコミを入れておきます。まあ辻一弘の腕前ならば白人の男優なら(女優でも?)誰でもチャーチルのそっくりさんを造り上げることができそうですが、キレ芸が持ち味のオールドマンが少々エキセントリックなところがあるチャーチルを演じるのに適役だったとは、このキャスティングを思いついた人、GJです。 お話しはチャーチルが首相に就任した1940年5月10日からの一カ月あまりの出来事、まさに彼が体験した“もっとも陰鬱だったとき(原題Darkest Hour)”というわけです。劇中たびたび描かれていますがチャーチルはそれまで政界では嫌われ者の問題児、なんとジョージ六世にまで嫌われていたんですね。失敗したけど初の敵前強襲上陸作戦であるガリポリ戦を立案したり、戦車の開発で中心的な存在だったり、戦略的なアイデアを発案するのが得意でもありまさに戦争指導するために生を受けた人と言えるでしょう。それだけに大戦終了直後に総選挙で敗北して退陣したのは象徴的だったと言えるでしょう。余談ですが退陣はポツダム会談の最中で、「なんで選挙介入しなかったんだ?」と出席していたスターリンが驚いたそうです。そりゃ、ソ連と一緒にされてもねえ(笑)。 「ぜったいに降伏しない」「死ぬまで戦う」という英国庶民の反応を見ていると、太平洋戦争末期の日本とどこが違うんだろうと、なんか複雑な気分になります。まあ結果的に勝ったから美談になると言っちゃうと、身も蓋もないんですけどね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-27 22:00:38) 5.他の数々の映画と併せてみていくともっと俯瞰的に見えますね、「ダンケルク」、アメリカ側のずる賢い「私が愛した大統領」、イギリス側の「英国王のスピーチ」、「ロイヤル・ナイト」、そしてNetflixの「ザ・クラウン」などが参考になるかと。 結果を知っていてもハラハラしてみていられた。エリザベス女王の母(こちらもクイーン・エリザベス)は絶対にロンドンから離れないなど強い意志を貫いたように国王も影響を受け、如いてはチャーチルとの友情につながるという図が見えてきます。 チャーチルは45年に退任後、もう一度返り咲きエリザベス女王のよき相談役にもなります。ノーベル文学賞も獲得するくらいの文才、国会、国民、軍人の士気を高めるためにはそれくらい統率力が必要でしょう。 後の秘書を事故で亡くしたり、また晩年は幼くして亡くした子供のことを思い出して過ごすなど強く見えてもさぞ大変だったろうと察する。 主演・メイクのアカデミー賞はみなさんがおっしゃるようにさすがでした。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-30 21:37:20) 4.BBCのアンケート「100名の最も偉大な英国人」で堂々の1位になったチャーチルの重大な決断を描いた濃厚な映画だと思います。 どうでも良いけど、2位はブルネル(土木技術者)です。 ヨーロッパを守ったイギリスがEUから離脱しようとしているのは皮肉なものですね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-27 00:25:54)(良:1票) 3.邦題から受けるイメージとはちょっと違ってました。 第二次世界大戦の初期の頃の半月くらいの期間のことですよね、 チャーチルという人をじっくり見せる映画でした。 焦点を絞ったことで成功してる映画だなと思います。 名前は知ってるけど話題になるような環境にもいなかったので、 チャーチルってこういう人だったのねとか、猫好きだったらしいこともわかり 最後まで退屈することなく面白く観れましたね。 ジョージ6世も吃音を克服した国王ってことで映画にもなってまして、 それがあるものだから個人的に好感度は上々なわけです。 しかし、あのゲイリー・オールドマンが一国の、しかもイギリスでは今も敬愛されているであろう 歴史上の人物を演じてオスカー受賞っていうのがいちばん感慨深いです。 だって若い頃はシド・ビシャスだのオズワルドでしたし、エキセントリックな悪役演じて魅力爆発の俳優だったもの。 鑑賞後なんか無性に「レオン」とか「トゥルー・ロマンス」が観たいなどと思ったのでした 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-03 16:20:35) 2.《ネタバレ》 見応えある、太った俳優をあまり観ないものね。 昔はチャールズダーニングとかいたんだけど・・ チャーチル演じる俳優に、独特の目力のあるゲーリーオールドマンを特殊メイクして、 起用するとこは面白いよね。 でもゲイリーらしさの、ちょっと悪どいとこが活かされてないというか・・ こんな直球の映画とは思ってなかった。 「ダンケルク」を観てたので、鑑賞もスムーズに。 でも、第2次世界大戦、イギリスこんなに追い詰められてたんだね・・ イギリス王朝が話の分かる人で良かった。 さすが歴史の長い大英帝国。 これから来るEU離脱問題もうまく対処できるだろうか・・ 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-01-27 00:44:13) 1.《ネタバレ》 民衆を奮い立たせ、悪の帝王に敢然と立ち向かった英首相。細身のゲイリー・オールドマンがでっぷり貫禄十分な体形にへ~んしん。まるで別人やな。辻さん、いいシゴトしてます。それぞれ米アカデミー賞ゲット。強敵に挑む勇気を頂いた良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-31 05:37:01)(良:1票)
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