みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.今日は2020年11月8日。 大統領選挙が混沌とする中、アメリカ主要メディアがバイデンの当選確実を報じ、バイデンが勝利宣言を行った。 このタイミングでCSで放送されていたので久しぶりにマイケル・ムーアの作品を見ることにした。 これまでの作品と比べると角が取れている感じですが、彼のことですから当然主張の根底にあるのは反トランプです。 しかし殊更そこだけを強調するのではなく、 アメリカの政治や民主主義の現状、対抗馬の民主党についても冷静に物申す作品となっています。 あまり馴染みのない出来事も取り上げられていますが、相変わらず巧みな構成で分かりやすくまとめられています。 そんな中にも「ブッシュが骨抜きにされるのは快感だったな。」と所々でムーア節が顔をのぞかせてはいますけどね。 「トランプのおかげで僕は目を覚ますことが出来た。今動き出さなければ。その時間はもう無い。」 本作は2018年の作品。トランプが大統領になって2年。そして次の大統領選挙まであと2年。 「119」とは、前回選挙でトランプが勝利宣言を行った11月9日を指すのだという。 これまでの経緯を振り返り、アメリカの現状を見つめなおし、我々は今、何をせねばならないのか。 マイケル・ムーアが本作でメッセージを出すのはまさにこのタイミングだったのだろう。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-09 20:02:22) 8.アメリカに対するかすかな憧れが、とうとうなくなってしまった気がする。 じゃぁ、日本はどうかというとまた考え込んじゃうんだけどね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-20 10:41:30) 7.《ネタバレ》 何故トランプが大統領になり得たのか。その原因を民主党政権の時代にさかのぼって多角的に分析した本作は、これまで「怒り」をベースにしたムーア監督に「疲れ」や「絶望」も垣間見えてアメリカの闇が深まった感がありました。 ごりごりに「左」の監督が民主党への批判をも縷々織り込んで展開してみせるは拝金主義に陥った米政治の混沌ぶり。彼の故郷ミシガン州フリントの水問題のくだりでは、「新しいアメリカの象徴」として輝かしく大統領に就任したはずのバラク・オバマの骨抜かれぶりが記録され、かの地の住民ほどではないにせよ日本人のわたしも衝撃を覚えました。 ヒラリーが献金漬けなのは有名な話だし、政治信条など無いトランプは時に民主党以上にリベラル発言をしたりで場は混乱。結果「どっちも嫌」という有権者を大量に生むことに。 これまで漠然と「米国は民主主義のチャンピオン」と思っていたけれど、実はかの国でも未だ民主主義は到達すべき理想形に過ぎないのだという学者の指摘には、問題がそびえたつほどの山積なのだと思い知らされます。 すぐになど変えられない。でも声を上げないとどんどん専横がまかり通る事態になる。その恐ろしさを胸に刻んで、この国でも選挙には必ず行かなくちゃ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-18 23:31:07)(良:3票) 6.《ネタバレ》 唖然とした。トランプにではない。フリントの水問題と、知事と、オバマにである。この国は、まともではない。わかってはいることだったがそれでもここまでひどいのかと驚かされる。アメリカに未来なんて、あるのだろうか。 【空耳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-22 01:52:28) 5.マイケルムーアは、わかりやすすぎるくらい左寄りな人で(映画の中でもそう言ってますし)、しかしちゃんとそのスタンスで作品を撮るので逆に安心して観ていられるし面白いんですよね。 ニュースであれば「公平で客観的に!」という努力をすべきですが、これはニュースじゃなく映画なんだからスタンスが明確でないと面白くありません。 で、この映画、例の華氏911のタイトルをいじったファッキンなトランプ批判映画かと思いきやそうじゃなくて、なぜファッキントランプが大統領になれてしまうのかというアメリカの政治選挙制度や現在のアメリカの政治的状況を問題にしている作品です。 日本人にはなじみがない話題も多いんですが、人のふり見てわがふりなおせ…じゃないですが、自分の国に置き換えていろいろ考えさせられる映画なんじゃないでしょうか。 あ、ブッシュは相変わらずちょいちょいいじられます笑 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-07 22:41:07) 4.フリントの水道の問題は本当にひどい。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-17 11:21:48) 3.《ネタバレ》 ムーアの久しぶりの監督作品。作品がヒットするようになってから創作意欲が落ちてきているのか?華氏911がブッシュ当選を阻止するために作られたように、これはトランプ再選を阻止するために作られた作品だという。それにしては華氏911に比べ大統領批判の圧力が弱い気がする。フリントでの水道問題など日本でほとんど報道されていない問題にも非常に関心させられるが、トランプがその問題の直接の元凶ではないところにムーアの押しの弱さを見ることができる。前作「世界侵略のススメ」が非常に面白くよかっただけにちょっと残念。取り上げられている内容自体はとてもいいんだけどね。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-05-16 20:45:19) 2.《ネタバレ》 ◇中間選挙前に駆け込み鑑賞。普通の報道では知らなかったであろう情報がたくさんあり、おかげで中間選挙結果を興味深く見ることができました。◇アメリカでも、無党派が大多数を占めることを知り、政治を自分ごととしてとらえることの意義を感じた。ムーア監督、全然痩せないし年を取ったけど、健康に注意して今後も斬り込んで欲しいです。 【ハクリキコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-04 06:47:49) 1.これまでのドナルド・トランプ総まとめ。 まずは、日本人ならあまり知らないであろう、彼が大統領になることを決意した瞬間を含め、彼がどのようにして大統領へなっていったかがじっくりと描かれる。 また、彼が大統領になった事によってどのような問題が起きたかを数々の突撃取材によって描き出す。炙り出す。 拝金主義による水質汚染の問題や、突如として街中で戦闘訓練が行われたりと、国家によるテロとも言える酷い惨状が明かされ、こんな事が起きていたなんて驚いた。 単にトランプを批判するだけでなく、彼の思想や彼を誕生させてしまった旧体制の不手際など、そういった所も踏み込んで描いているのは興味深かった。 マイケル・ムーアはこの映画が公開されればトランプ政権は必ず崩壊すると言っているが果たして…。 奇しくも本日、米中間選挙の開票が行われ、下院では共和党が議席を下回った。少なからずもこの映画の影響があったのだとしたら、意義のある事だと思った。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-11-07 21:27:48)
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