みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 “A Little Princess”『貴族の幼い女性』って意味あいの児童文学を、当時のセンスある翻訳家が、解りやすく魅力的な言葉を創って名付けたタイトルが『小公女』。 当時『小公女セーラ』のアニメを、家族揃って毎週観てました。思えばそんな、両親もみんなで観たアニメは、この作品だけかもしれません。暗く悲しいオープニング『花のささやき』。重たい空気と、ささやかな幸せと、終わりのない絶望感。セーラと共にミンチン先生の飼い猫・シーザーが、いつ学園を追い出されるかとヒヤヒヤして観ていました。 以前、他作品のレビューで『創作の“主人公を不幸なシチュエーションに遭わせる感動作”が苦手』って書きましたが、こういう、逆境を跳ね返す作品は大丈夫みたいです。 そんなワケで、思い入れがあるだけに厳しめな評価になりそうですが、これがまた、児童向け映画として良く出来ていました。 うろ覚えですが、アニメとの設定の違いを考えると、セーラはアニメ版より気が強く、言われたら言い返す性格です。ミンチン先生との口論や、ラビニアに魔術を掛けるのを、アニメのセーラがやっているのを想像すると、ちょっと微笑ましいです。ミンチン先生、アメリア先生、ラビニアとロッティが、アニメのイメージのまんまで嬉しかったです。ベッキーが黒人になってるのは、まだポリコレとか言われる以前の映画で、人種の変更はどんな意図があったんでしょうかね?原作でもベッキーは田舎出身の白人のようです。アーメンガードは一目で解りましたが、イメージよりポッチャリでメガネっ子でした。シーザーはさすがにアニメオリジナルか。 舞台をイギリスからアメリカにしたため、ベッキーの人種変更とか、インパクトの大きかった衛兵がセーラを手助けするエピソードが割愛されていました。(※アニメオリジナルだったりして) 「女の子はみんなお姫様」良い言葉です。この言葉に生徒たちだけでなく、ベッキーやアメリア先生(!)までが救われていく展開は、胸がスカッとします。 『お姫様と普通の女の子の違いって、何なの?』とか、『どうしてお姫様だと幸せなの?』とか、現代風に屁理屈こねるのでなく、子供でも『幸せな女の子=お姫様』って解釈できる解りやすさが、夢があって素敵です。 “ I am a princess. All girls are.”宇宙飛行士やアイドル歌手になる夢よりも、そこに至る過程の難しさやドロドロした政治的な内情に目が行ってしまう今の世の中で、このシンプルな事実はとっても大切だと思います。 エンディングに向かっての奇跡とピンチ、スリル。そしてアニメ版以上の急展開。とっても上手くまとまっています。アニメ版が好きだった人は、ミンチン先生、アメリア先生、ラビニアの最後に注目ですが、それぞれ、良いですねぇ。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-01-19 14:00:10) 8.《ネタバレ》 発音的には完全にサラだし、小公女セーラって訳は超微妙ですね。 普通に面白かったけど、普通かな。ストレートな親子愛、友情、勧善懲悪、夢を見ることの大切さ。掃除するシーンのカメラワークはROMAと一緒ですね。キュアロンはROMAの最初のシーンや最も危険な愛し方のテキーラのシーンみたいに、水の描写はもう少しディテールまで表現して欲しかった。有名な原作だとあまり個性出せないのだろうか。 US Netflixで字幕なしで観ました。"All girls are princesses." 覚えておこう。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-26 15:01:54) 7.《ネタバレ》 ファミリームービーは退屈さを感じてしまうものが多いので最近は敬遠し始めていたのですが、これはとても楽しめました。確かに刺激は少なめだし、いかにも童話をそのまま映画にしましたって雰囲気なんですけど、父親の訃報を受けてからの急展開が面白かったと思います。特に原作を知らない方であれば(僕も知らなかったのですが。)逆に楽しめるのではないかと。 セーラ役の女の子の演技がとても可愛らしく力強く、純粋に彼女の幸せを劇中願い続けていました。逆境から最後はハッピーエンドになるっていうのは見え見えなんですけど、良い意味で期待を裏切らないので安心して見られます。王道には王道の良さがあるものです。それでもセーラが父親の名前を叫びながら警察に連れて行かれるところは、これファミリームービーか?と思っちゃうくらいの迫真の演技で、どうなることかとハラハラしましたね。父親が唐突に思い出したのはいまいちな感じがしましたが、ラストのミンチン校長のオチは個人的に大好きです。 万人に愛される良作ではないでしょうか。刺激は少なめですけどね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-12 17:38:54)(良:1票) 6.《ネタバレ》 セーラ役の女の子はお人形さんのようで可愛いですねー ただ、途中のアニメ(CG?)はちょっと作風に合ってない気はしてしまいました ある程度先が読めそうな展開ではありましたが、学園の子どもたちの友情や親子愛(牛乳屋さんとの駆け落ちも…愛…ですねぇ)を描いたいい内容だと思いマス 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 7点(2009-04-28 23:10:34) 5.すごく極端な話ではあるけど、わかりやすく、そして優しい映画。見終わっていやな気分になる人はあまりいないでしょう。細かいところを気にせず、子供と一緒に絵本を読んだり、アンパンマンを見たりする感覚で見るといいです。 【オニール大佐】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-09-07 10:20:44) 4.《ネタバレ》 幸い、世界名作劇場のアニメも原作も知らずに観たので、純粋に楽しめて幸せでした(あのハラハラドキドキ感は、先の展開を知らない者の特権だと思います)。 ハッピーエンドで無かったら観終わった後にどれだけ凹むだろうという内容でしたが、登場人物1人1人のキャラ設定も憎めない人たちばかりで(あの先生を除けば)最後も救われましたし、幸福感に満ちて楽しかったです。 主人公セーラの幸せ⇒どん底の振り幅がとても大きいのでそれだけハラハラもしましたし、観ている側は余計に「この純粋で前向きな女の子に何とか人並みの幸せを与えてあげてほしい」と願わざるを得ません。また大人たちは先入観で酷い事をするなという事も痛感しました(肌の色の違いや貧富の差などで)。 セーラを演じた子は健気で可愛いですね。そしてラストで記憶を無くしたお父さんがセーラの必死の投げかけに記憶を取り戻すあのシーンには思わず目が潤みました。先生が小間使いとして立場が逆転するのもご愛嬌。こんな世の中だからこそ余計に親子揃って観るべきファミリームービーだと思います。時間的な長さも丁度いいですね。ただ1つ、インドでの空想話が、日本人にはピンとこない部分もあるかな?と。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-08-29 11:16:31)(良:1票) 3.映像がとても美しく、ファンタジーな部分も良かった。でもアニメとラスト違いますよね??でもこのラストでもいいと思います。セーラがとにかく可愛かった。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-29 14:34:12) 2.「世界名作劇場」での感動や細かさが大きい分、内容が物足りないが、それでも良かったと思える作品。現実の世界での「小公女」はあれぐらいがしつこくなくて丁度良い。やはりセーラはいいね!何度もリメイクして頂きたい。 【西川家】さん 7点(2003-02-18 20:03:05) 1.ひたすら痛々しい程にイイコちゃんなセーラに描いてないところが共感を呼びます。インド風よ!って意地悪っ子に抵抗したり…逞しいヒロイン像の方が絶対良いですもん。それにしても、ランドルフ(ミンチン改め)女学院の制服がお嬢様っぽくて可愛いですね☆ 【トルーデ】さん 7点(2001-10-09 10:56:06)
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