みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.《ネタバレ》 前回登場作でもそうだったけど、リリーとの関係は、やっぱり恋愛関係じゃないんだな。ほかの人には分からない、放浪人としての感覚と感性が、言葉にはしなくても2人の間では共鳴しているし、そのことを無意識に2人とも分かっている。その視座が明確に設定されているからこそ、新たな切なさがこみ上げるし、演出もさらに突っ込んだ先を行っている。●相合い傘のくだりはもちろん名シーンなのですが、その前フリとして実に効果的なのが、雨の中戻ってきた寅次郎を何事もなかったかのように迎えるさくら、そして寅次郎の(迎えに行きたいという)内心を知ったときの、さくらの何とも言えない微笑みの表情。●そしてクライマックスの「幻の結婚承諾」シーン、ここでの浅丘ルリ子の演技は何度見ても凄い。「いいわよ」のときには、ずっと押し隠していたであろう少女のような純真さがふわっと現れている。しかし次の瞬間、さくら達が大喜びしている横では、すでに「何であんなことを言ってしまったんだろう」という強烈な後悔がにじみ出ている。そして寅が帰宅した時点では、膝を抱えて、まるでそれまでの感情の吐露を壁に塗り隠そうとするかのような無表情さ。●一瞬だけ登場する、デビュー直後の若き日の早乙女愛ちゃんも忘れてはいけません。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-28 00:16:28)(良:1票) 9.《ネタバレ》 基本的に寅次郎という人間が嫌いなんで、レビューすることもないと思っていたが、とても自分好みに寅という人間のつまらなさ、 小ささ、駄目さ加減が描かれていたのでとても楽しめてつい。 メロン騒動、寅のあまりの小ささにイラっとしたが、リリーさんの啖呵にすっきり。お前がそんなこと言える立場なんかと、明確に寅に指摘したのは後にも先にもこれだけじゃないだろうか。 あと、かねがね寅は妹が好きすぎて女性経験が皆無の人間じゃないかという説を唱えているんだが、今回ますますその思いを強くした。 そうじゃなきゃ、さんざん人の気持ちとか言う人間が、さくら、ひろし、おいちゃん、おばちゃん、そしてリリーの気持ちを、あそこまで軽く踏みにじれるのが説明できない。相当こじらせてるんだなと考えれば初めて理解できる。 まあ、自分みたいな主人公が大嫌いな人間まで楽しませてくれるのは名画と言わざるを得ないかも 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-22 22:21:22) 8.《ネタバレ》 寅さんシリーズできちんと見たのは四作目。 ここのレビユーサイトではシリーズ中一番人気が高い今作、 期待してみたら確かに納得の出来。 見てて気持ちいい。 ただオチはちょっと弱い。 続きに含みを持たせてるから仕方ないのかな。 代わりに船越サイドのエピソードでオチをつけても良かったかもと思った。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-19 12:28:15) 7.《ネタバレ》 シリーズ15作目。リリーはもはや女寅さんと化し、寅さんと絶妙なコンビになってました。超常識的なパパを旅の友に加えることで、リリーと寅さんの型破りなところが際立って面白いです。リリーからの逆プロポーズ?も寅さんまさかの反応。照れ臭かったのでしょうか?メロンを分けてもらえず駄々をこねる寅さんが最高に面白いです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-19 06:53:38) 6.不器用で自由人な男女のすれ違いの恋物語。私はこの作品で、初めて男はつらいよを鑑賞しました。笑っていれば楽しいことがある。失敗したり辛い時でも、家族や仲間が助けてくれる。日本人の価値観って、昔はこうだったんだよね。現代は、効率やスピード、成果主義が第一。その色眼鏡で見てしまうと、この映画はある種無駄なこと、非効率、ナンセンスなことだらけ。でもそこには、家族の暖かみや、人と人との助け合いから生まれる、ゆるぎない幸せが、今よりずっと多い気がする。 【VNTS】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-03-16 18:26:21) 5.はっきり言うけど、寅さんとリリーは友達としてはいいのかもしれないけど、夫婦として一緒になっても上手くいかないと思う。似たもの同士ってのは概して上手くいかないもの。それは本人達が一番わかっていて「冗談だろ?」になるんだと思います。これをみてつくづく思ったんだが、寅さんが結婚できない(しない?)のは「さくら」が原因なのでは?と。あんな自分思いの妹がいれば、誰かと一緒になって幸せになるという事が想像できないのでは?現状に甘んじているわけではないだろうが、夢や希望に邁進するガメツさがあるわけでもなく、誰かと一緒になって幸せになるという事に対しての遠慮や恐怖が、寅さんのシャイな所や潔さとなり、その結果としてマドンナに対する詰めの甘さ・態度に表れているんだと思う。まあその辺のじれったさと清清しさが前人未踏のシリーズとなるわけだが。<追記>10年ぶりに再見。無駄が無く完成度は高いが、関係性だけを描いているので物語性がない。名シーンのオンパレードなのだが、各場面の繋がりが悪いし、全体的には盛り上がりに欠ける。マドンナ再登場は前作鑑賞済みが前提で関係構築過程が不要になるので、こうなってしまうのは仕方ないのだが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-23 22:52:51) 4.《ネタバレ》 リリー再登場で、「男はつらいよ」の毎度のパターンをちょっと超えて結構良い出来の作品になっている。 この時代における女の自立とジレンマも上手くリリーと寅さんに言わせている。 この相手と結婚しないとなるともう一生独身かな...という切なさが漂う。そういう物語になってしまった。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-25 23:30:23)(良:1票) 3.《ネタバレ》 遂に寅さん、ハッピーエンドかと思われたが、もしそうなると寅さんシリーズ終わちゃうもんね!よかよか 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-02-02 07:34:30) 2.《ネタバレ》 【世紀の大事件!メロン事件! だからちょっと待ってってば 六等分ではヤバイって。 駄目だってば! そ~らみたことか 始まっちまったじゃないかよ 見てはいけないものを見てしまったような気がしないでもない メロンの配分による地獄絵図。結果、誰が悪いのかってことならば? 私はあれを持って来た船越さんの名をイチ押ししたく思う 悪く思うなよ(ポリデント。)(^w^) 今回のマドンナ:二度目の登場、浅丘ルリ子さん。】 メロン事件はいいんです。 とにかく面白いんです そのくだり。 でも、どうもしっくりこない どうも好きになれない 今回のお話。 そんなこんなで質問→ なんでとらやは旅館でもないのに、傘にとらやの名前を派手に入れているのか 必死の宣伝なのか そのわりには、団子買いに来た若い兄ちゃんを 寅は平気で『今日は団子売ってないからって追い払っていたぞ』 いいのか それで いくないだろ(笑) いくないと言えば、船越さん、(ポリデント) 彼の家出の件も なんか納得出来ない 陰で心底心配していた優しいご家族と(デカイ犬が) ちゃんといらっしゃったじゃないか(それなのに) なにを家族を疑うような事を言ってらっしゃるんでしょうか 彼のほうこそ家族への思いが足りない感じない。 挙げ句、寅に関しましても、あれでいいのか 自分じゃ彼女を幸せに出来ない だからほっとくんです 放置するんです みたいな閉鎖感。 だったら今後、惚れた晴れた恋したと言った相手にはその後の進展は一切期待してくれるな 俺にはどうせ甲斐性なんてないんだから と、さくらに引導を渡してしまったようなものだと感じる、それではあまりにやるせないではないか だったら今後もう、彼の色恋沙汰を誰も応援出来なくなってしまうではないか そのへん、少し寂しく感じた。ちょっと残念な回となってしまったのでありました。 【3737】さん [試写会(邦画)] 7点(2014-01-28 22:11:38)(良:1票) 1.《ネタバレ》 相合い傘のシーンでは、昭和残侠伝の高倉健と池部良を思い出しました(こちらは雨ではなく雪でしたが)。それくらいカッコいい。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 14:00:51)
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