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ファイナル・カウントダウン

The Final Countdown
1980年【米】 上映時間:104分
ドラマSF戦争もの
[ファイナルカウントダウン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-11-06)【イニシャルK】さん


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監督ドン・テイラー〔監督・男優〕
助監督ロバート・K・ランバート(第二班監督)
キャストカーク・ダグラス(男優)イーランド艦長
マーティン・シーン(男優)ウォーレン・ラスキー
キャサリン・ロス(女優)ローレル・スコット
ジェームス・ファレンティノ(男優)オーウェンス中佐
チャールズ・ダーニング(男優)チャップマン上院議員
ロン・オニール(男優)サーマン中佐
ロイド・カウフマン(男優)カウフマン
ピーター・ダグラス(男優)操舵手
宮部昭夫イーランド艦長(日本語吹き替え版【フジテレビ/テレビ朝日/TBS】)
佐藤正治イーランド艦長(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
金内吉男ウォーレン・ラスキー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
佐久田修ウォーレン・ラスキー(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
小林清志オーウェンス中佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大宮悌二チャップマン上院議員(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
内海賢二サーマン中佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
飯塚昭三カウフマン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
徳丸完(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
池田秀一ウォーレン・ラスキー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木弘子ローレル・スコット(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
有川博オーウェンス中佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生チャップマン上院議員(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫サーマン中佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池水通洋カウフマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中和実(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
筈見純(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
秋元羊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
峰恵研(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬ウォーレン・ラスキー(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子ローレル・スコット(日本語吹き替え版【TBS】)
若本規夫オーウェンス中佐(日本語吹き替え版【TBS】)
今西正男チャップマン上院議員(日本語吹き替え版【TBS】)
池田勝サーマン中佐(日本語吹き替え版【TBS】)
田原アルノカウフマン(日本語吹き替え版【TBS】)
麦人(日本語吹き替え版【TBS】)
原作トーマス・ハンター〔男優〕(原案)
脚本トーマス・ハンター〔男優〕
音楽ジョン・スコット〔音楽〕
アラン・ハワース
撮影ヴィクター・J・ケンパー
製作ピーター・ダグラス
ロイド・カウフマン(製作補)
特撮モーリス・バインダー(特殊効果)
美術フェルナンド・キャリー(プロダクション・デザイン)
衣装レイ・サマーズ
編集ロバート・K・ランバート
録音スティーブン・ハンター・フリック(音響効果)
ロバート・J・リット
アラン・ハワース(特殊音響効果)
マーク・A・マンジーニ
字幕翻訳野中重雄
その他ロバート・K・ランバート(ポスト・プロダクション総指揮)
ロイド・カウフマン(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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9.《ネタバレ》 “The Final Countdown”『最終秒読み段階』。原子力空母が嵐に飲まれて、真珠湾攻撃直前にタイムスリップする…こんな突飛なSF映画に、最新鋭の空母と戦闘機を惜しげもなく登場させるアメリカ海軍の懐の深さよ。
“アメリカ海軍の宣伝映画”とも言われていますが、これはこれで大成功だったんじゃないでしょうか?この当時の軍用機って、スーパーカーやガンダムのモビルスーツと同じくらい、強さと速さの魅力に溢れていたんですよ。本作は当時少年たちに大人気だったFー14の魅力を余す所なく観せてくれてます。それもドクロマークが印象的なVF-84ジョリーロジャースのトムキャット。着艦時のギアの出方、細かい尾翼の動き。桁違いの空戦能力。零戦が遅すぎて可変翼は開きっぱなし。なのに敢えて閉じたり開いたりして観せるサービス精神。攻撃も零戦の機関砲の「バババババ!」と違いガトリング砲は「ヴウーーーー!!」って怖い音するし。戦闘中のF-14は資料映像の寄せ集めでなく、きちんと機体ナンバー202と203の2機なのがお金掛かってる。

サービス精神は他の機にも活きていて、E-2ホークアイのレドームきちんと回ってるのが確認できるし、偵察機はマニアックなRF-8クルセイダー。旧型機A-7コルセアで緊急着艦の実演。あの海域で必要か疑問だけどKA-6イントルーダーの空中給油まで観せてくれる。パールハーバー基地には退役したばかりのA-5ヴィジランティをチラッと駐機。…まぁ解る人だけ解ってくれれば。
ニミッツ級の内部も結構細かく出てきます。ブリッジや格納庫はもちろん、食堂やら娯楽室、放送室まで。こんなの3隻(当時。今は10隻)も持ってるアメリカの、軍事力の誇示ですね。東西冷戦下だけにソ連の漁船(スパイ)も出てきますが“そんなに見たけりゃ、映画で好きなだけ観やがれ!”って感じでしょうか?

『宣伝部分は解った。じゃあ映画はオマケか?』と言われると、そんな事もなく、タイムトラベル“if”物としてきちんと面白いです。少しずつ置かれた状況が見えてくる上層部と、断片的にしか情報が入らず、第三次世界大戦の勃発と誤解する下士官。未知の兵器に驚く上院議員と日本兵。
帝国軍の機動艦隊を見つけてからの、上層部のタイムパラドックス議論も想像を膨らませます。アメリカにとって、真珠湾攻撃は“合衆国史上、唯一の屈辱(※後に9.11テロが加わる)”でした。突飛な事態で、思っても見なかった雪辱を果たすチャンスが訪れた。面白いですね。
イーランド艦長の決断は終始悩みつつも、一貫して「我々は、もしアメリカが攻撃を受けたら、過去や未来に関係なく、国を守るのが任務だ」でした。
実際の最終決戦が起きないことに物足りなさを感じるかもしれませんが、もし戦闘が起きても、ニミッツの一方的な勝利で終わるのは観るまでもありません。そして、まだ真珠湾攻撃を仕掛けていない帝国艦隊を、一方的に奇襲攻撃で撃退するというのは、パールハーバーの屈辱の上塗りになります。艦長の未来に帰る決断は、映画的に間違ってなかったと思います。
最後のSF映画らしいオチもいいです。40年の時を超えて愛犬チャーリーと再会するスコット。タイムパラドックス議論で「一度起きた事実は変えられない」と考えていたオーウェンスが、オープニングで、自分の体験した過去と同じく、やっぱりラスキーをニミッツに派遣したのも納得でした。そして過去の戦史を研究していたオーウェンスと野心家のスコットが、軍事産業タイドマン社を創って、歴史を変えること無く、陰ながらアメリカの防衛に尽力してきたんですね。 K&Kさん [地上波(吹替)] 7点(2024-10-07 14:55:32)

8.歴史的な“混迷”をリアルタイムに感じずにはいられない昨今、日本国内はもとより世界的規模で“時代”は進むべき方法を惑っているように思わずにはいられない。
そんな折に触手を伸ばした古いポリティカルSF映画が、殊の外面白かった。
前々から某動画配信サービスのマイリストには入れていて、キャスティングの豪華さとあらすじの壮大さに反して、作品としての知名度の低さに懸念を覚えて鑑賞するタイミングを推し量っていたのだが、想像以上にしっかりとしたスペクタクル映画だったと思う。

ハワイ沖を航行していた最新鋭(1980年当時)の原子力空母が、時空乱流に巻き込まれて1941年12月6日にタイムスリップしてしまう。奇しくも時は日本軍による真珠湾攻撃前夜、空母に搭乗していた現代のアメリカ海軍の面々は、日本軍の奇襲を阻止(=歴史介入)して祖国を守るべきか否かを迫られる。

個人単位のタイムスリップにより、歴史の改変に対して葛藤したり、奔走したりする映画は多々あるけれど、数千人の乗組員を有する巨大な原子力空母ごと時間移動してしまうという設定が大胆で嫌いじゃなかった。(似たプロットだと、半村良原作の「戦国自衛隊」や、かわぐちかいじの漫画「ジパング」が思い起こされる)
40年の時を遡って現れた原子力空母は、太平洋戦争当時であれば強大な国が新たに出現したことに等しく、180度歴史を転換してしまう力を有していることへの説得力も大きかったと思う。
様々な立場や歴史観を持つ人物が入り交じる空母艦内だからこそ、歴史を改変してしまうことの是非や、軍人・米国人としての倫理観も多角的に対立し、ストーリー性にも幅があった。
カーク・ダグラス、マーティン・シーンをはじめとして、当時のスター俳優たちの競演にも見応えがあったし、実際に大西洋上に配備中だった空母ニミッツでの撮影や、トムキャット等実機を贅沢に映し出した戦闘機の描写にも迫力があり申し分なかったと思う。

上映時間が104分とこの規模の娯楽大作としてはコンパクトだったこともスマートで好印象だったけれど、一方では、映画としての骨格がしっかりしていた分、もっと掘り下げたストーリー展開があっても良かったかなとも思える。
ストーリー展開がテンポよく進むので鑑賞中はあまり気にならなかったけれど、主要キャラクターたちの人格描写やバックグラウンドは、もう少し丁寧に描き出した方が、彼らの葛藤や対立を軸にしたストーリーに厚みが出たろうと思う。
特にマーティン・シーン演じる重工業会社の社員や、実務の傍らで歴史学を研究している航空隊長(演 ジェームズ・ファレンティノ)の両者においては、言動の理由がやや不明確だったように感じてしまう。
実質的な主人公でもある彼らのキャラクター描写と人間ドラマにもっと深みがあれば、ラストのタイムパラドックス的“オチ”も更にエモーショナルなものになっていただろう。

ともあれ、期待を大きく越えた娯楽映画であったことは間違いない。
世界的な混迷を迎えている現代においても、「ああ、あの時代に戻ってやり直せなたら」と、世界中のあらゆる人間たちが悔恨や憤りを感じていることだろう。
でも、本作で歴史学を愛する航空隊長の台詞にもあるように、「すべての物事は一度しか起きない」ということが真理であり、決してやり直しは効かないのである。
ことの大小に関わらず、どんな物事であっても常に「今」が勝負時であり、もし失敗しなたらば次の機会にその反省を活かして巻き返すしかないのだろう。

現代を舞台にしても十分成立するストーリーだと思われるので、リメイクしてほしいものだ。原子力空母という存在感の大きさを活かして、ドラマシリーズ化して多様なストーリー展開を見せても面白いかもしれない。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-21 11:35:38)

7.かなり昔の映画なのでチャチに感じる部分はあるけどとても楽しめました。ラストは鳥肌立つ位好きです。音楽も抜群。ただラストの曲を聴いてアレ?と思って調べてみると盗作騒動があったらしいです。ま・・・いい曲だもんね。
これは是非2もいつか作って欲しい。主演はマイケル・ダグラスとチャーリー・シーンかエミリオ・エステベスだと最高。何度も観たいけどDVDが絶版していて手に入りにくいのが難点・・・だけど伝説と化した?日本人役の日本語のセリフだけでも是非観て欲しいかなっと。 ジェイムズさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-20 12:25:02)

6.《ネタバレ》 空母がタイムスリップするって設定は面白いと思う。まして真珠湾攻撃直前ってのもなかなか良いと思ったが、しかし結果的には大日本帝国との接触はF14と零戦の2機どうしだけだったのが残念!戦闘しないまでも何かの形で日本艦隊との接触が有ればもっと面白くなったと思うのだが・・・ みんてんさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-10 22:42:48)

5.初見が何年も前なのでトムキャットがもっと活躍したように記憶していたが、案外何もしないで帰ってきてたのね。ラストの落ちは良いけれど対零戦をもう少し見たかった。日本人としては複雑な展開になるけど。。。 北狐さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-17 01:01:05)

4.《ネタバレ》 封切られた当初、「戦国自衛隊」のぱくりだとバカにする声もあったけど(実際パクリと言われてもしょうがないところもある)、映画の出来で判断するとこちらの方が数段良い(というより戦国自衛隊は評価の対象にならないほどひどい)。原題からすると、米側の真珠湾の恨みのこもった映画だと想像したのだけど、決してそうではなく大統領候補の失踪や過去に取り残された男の後日談なども交えてなかなか丁寧にリアルに描いている。ゼロ戦との交戦シーンなども入れて楽しませてくれる。
最後に、さあミニッツ対帝国機動部隊の対決か、と期待させておいて、直前で現代に戻ってしまうのはやや拍子抜けではあるけども、あそこで
一戦交えてしまったら、荒唐無稽の映画になってしまっていただろうからあれが限界というところだろうか。 キムリンさん 7点(2003-10-29 13:52:11)

3.まずは最新鋭の軍事力のすごさを観客に見せつけた上で、いよいよ真珠湾攻撃直前へタイムスリップ、さあ、この武力を以てすれば零戦なんてメじゃないぞ、というわけですが。でもこれは逆に言うと、今の「最新鋭」だって、またこれから数十年経てば、屁みたいなもんだよ、という事を、この映画は言わんとしているのかな、と思いました。どうでしょうか。映画としては、よいオチもついてて、悪くない仕上がりだと思います。 鱗歌さん 7点(2003-06-22 15:51:40)

2.基本は、「パール・ハーバーを忘れるな」という映画だが、「パール・ハーバー」よりは、日本人には取っ付きがいい。当時は、少年漫画で「エリア88」が人気を博していた頃で、その便乗のように、トム・キャット見たさに、5回は映画館に通った。この当時は、VTRでさえ、やっと普及し始めた頃だったからで、TV放映された時に、せめて音だけでも取ろうと録音したカセットが残っている。夢中で見た記憶がある。が、その割りには、配役の名前は、チャプマンしか覚えていない。あ、そうそう。犬の名前は覚えている。「チャーリー」という。大型犬で、確か、コリーだったと思う。ヒロインが車の中から、最後に、「チャーリー」と呼ぶんだった。この当時から、アメリカ映画で「犬」は必需品らしいし、クレジットに載ってもいいくらい、ポイントのある役だったように覚えている。ストーリー性はともかく、戦闘機の空母への発着シーン、ゼロ戦とトムキャットのドッグ・ファイト、空中給油のシーン、空母の中での兵士の生活などは、リアルで面白い。だから、マニア向け、かな。当時、着眼点としては、面白い発想だった。 由布さん 7点(2002-11-08 00:45:13)

1.当時、アメリカ海軍全面協力の映画って言う事で、話題になりましたよね。SFとしては大体予測の範囲内で事が起こっているのがちょっと拍子抜けでしたが、面白かったですね 奥州亭三景さん 7点(2002-10-13 11:00:57)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 5.42点
000.00% line
100.00% line
212.08% line
348.33% line
41020.83% line
5612.50% line
61633.33% line
7918.75% line
812.08% line
912.08% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 7.66点 Review6人
5 感泣評価 5.33点 Review3人

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