みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
14.《ネタバレ》 映画の作り、名優らの演技はすばらしいですね。本当の当時の時代を感じさせる。 今、大河ドラマを筆頭に、戦国時代ものがあまりにも健美とコメディ、チャンバラ踊りを映していて、 戦上で村民、町民の家財略奪、強姦が当たり前であった姿を 今のドラマ制作者はただ一人も表現できていない。 日本の時代劇も、どんどんファンタジーものとなり下がった。 今一度、現在の時代劇製作者は誰か一人でもよいので、中身のある、過去の時代の生きざまを 映す者が現れてほしい。 【cogito】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-06-11 23:17:06) 13.《ネタバレ》 『雨月物語』は上田秋成の九編からなる怪異譚集だが、その中の二編をピックアップして再構築した脚本、モーパッサンの短編からもインスピレーションを受けているそうです。幽霊屋敷で男が女幽霊に好かれて憑りつかれるという原作『蛇性の婬』がメインプロットとなっていますが、これは『耳なし芳一』などの古くからある怪談のパターンで王道と言えば王道です。森雅之が体に梵字を書いてもらって危機を脱するところなどは、まさに『耳なし芳一』の影響を感じます。『雨月物語』は昔読んだ記憶ではもっと無常観というか辛口の語り口だったけど、全体的に教訓めいたお話しに落とし込んだ感が強いですね。これは溝口健二は人間の本性のダークな面を強調する脚本にしたかったけど、会社というか社長の永田雄一の要望でマイルドな方向になったらしい。その代わりというか撮影にはいっさいの妥協なしで、構図と言いカメラアングルも名手・宮川一夫のキャリアでも最高の仕事と言っても過言じゃない。田中絹代が落ち武者に槍で突き殺されるシーン、こと切れる田中の遠景の下方の田んぼでは落ち武者たちが奪ったおにぎりを喰らっているのがはっきり映っているのは驚愕のショットでした。はっきり言って日本人にはあまりインパクトは感じない題材ですけど、欧米人には絶賛され高評価を得ているのはなんか判る気がします。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-18 22:34:38) 12.《ネタバレ》 出だしの古びた映像から始まって、主人公が謎めいた屋敷で怪しげな女のもてなしを受けるあたりまでは結構引き込まれます。しかし、武士になる夢を叶えた義弟が遊女になっていた自分の妻と再会して悔改めるあたりから、人間臭さが希薄になって教訓めいてきます。期待していただけにちょっと物足りなさが残ります。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-04 23:56:40) 11.2011.7/28鑑賞。暗く重い作品のようでず~と敬遠していた。スタッフも充実、脚本:川口松太郎、依田義賢、撮影:宮川一夫、音楽:早坂文雄。意を決して観る。 印象として黒澤の「羅生門」と重なる。一言で言うと「羅生門」はカンカン照りの乾いた感じで、「雨月物語」は霧がかかった湿った感じ。よく感じが似ている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-29 21:43:38) 10.《ネタバレ》 昔の日本の作品らしいストーリーを日本らしさで装飾されていて好きな作品になりました。欲に惑わされ傷つき、やがて自分が本当にすべきことを認識するという話はありきたりですが胸に沁みます。宮木の最後の心の声に源十郎が戻ってきた嬉しさが籠っていて、それが伝わってき感動しました。またこの映画で使われている雅楽が良かった。どんな場面にも馴染んでいて音の幅の広さとか深さみたいなものを感じます。とにかく日本らしさに溢れる素晴らしい作品。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-22 00:38:49) 9.《ネタバレ》 NHKでやってる「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本・家族編」の作品リストを見て、一番楽しみにしていたのがこの「雨月物語」だった。変に期待しすぎた反動か、多少、物足りない気持ちはあるが、貧しくとも家族そろって暮らせれば幸せだとか、人間の欲の愚かさ、虚しさだとか、言いたいことはよく分かった。(でも阿浜が娼婦に成り果てたのを、夫・藤兵衛のせいにするのはちょっと可哀想…) 溝口健二ならではの芸術性、宮川一夫のカメラワークも素晴らしいが、この映画はなんと言っても京マチ子だな~。笑うにしても、怒るにしても、その演技、そして表情一つ一つが強烈に印象に残る。この人は「羅生門」の頃から既に完成された女優だったというイメージがあるが、妖艶さに磨きがかかって一層、大女優の名にふさわしくなった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-19 18:30:47) 8.映像について少し勉強した後に見ると、カメラワークや陰影など、確かに巧みだなぁと思わされました。船上のシーンとかね。ただ他は正直あまり印象に残っていません。台詞が聞き取りづらかったからなのか、それともいまいちのめり込めなかったからなのか。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-12 10:59:34) 7.《ネタバレ》 御伽噺を思わせる内容の中で、幼子が食べる前に母の墓に供えて手を合わせるラストシーンにハッとさせられました。宮木への供養はその思いを汲み取って生涯を送る事であり、誰にもあてはまる事なのだと痛感させられます。映像と和楽によって、妖艶かつ物悲しい世界に惹き入れられます。ご参考までに、ビデオの台詞は幸いにしてクリアでした。 【The Grey Heron】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-10-15 16:27:07) 6.嫁さんの言うことはいつだって正しい、か。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-10 13:13:50) 5.《ネタバレ》 二組の夫婦の顛末と女幽霊の存在感がものすごい。とくに幽霊になった女たち、見た目が絶世の美女だった姫君の妖艶さ、理想の良妻賢母だった宮木の、じつは亡くなっていたという現実の恐ろしさ。立身出世や快楽を夢見る男の性。登場人物たちの熱演もさることながら、ストーリーの意外性も相俟って傑作と言われるだけのことはある。人間の本質をかいまみせられる。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-04-02 12:25:43) 4.《ネタバレ》 二組の夫婦愛を描いたオカルト昔話。怖いところは怖く、そして切ないところはどこまでも切ない。古臭く冗長な場面も多いが、不穏なBGMと丁寧な映像と役者の熱量のレベルが高く、見入ってしまいます。人間、欲をかきすぎるといかんというお話。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-19 18:30:30) 3.途中で全く退屈しないというのが、自然とこの映画の魅力を感じてるのだろう。 【アルテマ温泉】さん 7点(2004-12-28 18:32:48) 2.前に舞台で見た雨月物語。舞台のは現代版の雨月物語でしたが。 欲・邪・・・その部分を自分がどう捉えるか。 快楽主義ならば、幻想の中から出られない方が幸せとも思える。 自分の望むものがそこにあるのなら、何故それから醒める必要があるのだろうか。 映画の内容とは少し違うかもしれませんが。 戒めと気休め。今の自分はどう生きているのかを考えた作品でした。 【風太郎】さん 7点(2004-01-14 00:06:54) 1.京マチ子、田中絹代のふたりが幽玄と現実の対比のようですごかった。フィルムが古いのか画質がわからない部分が多々あって残念だった。 【omut】さん 7点(2003-08-06 01:38:30)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS