みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.《ネタバレ》 『うわー、本当に見えていたのかー。』というのが率直な感想。 主観を『父親』にするか、『子供』にするかで、こんなにも映画のテイストって変わるものかと思いましたね。 もし父親主観であれば、『神の啓示を受けたダークヒーローもの』っぽくなったのかもしれません。 その場合、子供に殺されるシーンは悲劇として演出され、その後を継ぐアダムが最終的なダーク・ヒーローに。そして暗黒面に落ちた兄フェントンと最終決戦ですね。 ですが、フェントンを主人公に据え置いたことで、作品は完全なるホラー・サスペンスへ。 そりゃあ父親がいきなり『神』だ『使命』だ『悪魔』だと言い始めて、人を殺し始めたら、ホラー以外の何者でもありません。 よくできてるなー。 視点を変えることで、ジャンルも変わる。大変よくできています。 ただ設定にかなり曖昧ですっきりしない部分がありますね。 例えば、『自分の欲望のために人を殺したことがある』という人たちが悪魔としてリストアップされる。 それはいいのですが、まだ誰も殺していないフェントンまでもリストアップされるってのは、どうなんでしょ。 ラストの『神の手』の犯人は結局誰なのか。どちらがフェントンでアダムなのか。若干混乱した部分がありましたが、どうやらフェントンが『神の手』の犯人。アダムが『殺した』いや、『滅ぼした』のは、悪魔になったフェントンと母親殺しの刑事だけのようですね。 そのあたり、もう少しわかりやすくしてほしいものです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-31 03:53:04) 10.ラストの怒涛のタネ明かし、これなかなか凄いです。中盤までの、「ああーこのイカレ親父を誰かなんとかしてくれよう~」という辟易感が一気に変換されました。伏線がやたら早くに張られていたんだと気づくのもまた楽しい。子供の辛さに我慢して付き合って最後までご覧ください。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-11 00:46:49) 9.《ネタバレ》 かなり面白かった。物語中盤でFBI捜査官が母親殺しの犯人で、情報提供してきた男が「神の手」であることは予想出来たけど、低予算ながらアイデアで最後まで観る方の興味を引っ張り楽しめた。ビル・パクストン、なかなかやるじゃないですか。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-02-11 15:57:44) 8.完成度の高い丁寧な作り。ホラーとしてはイマイチ物足りない感は否めないがホラーとしてでなければ退屈することはない。割と淡々と話が進むためもう少し盛り上がりは欲しいと感じるものの、破たんのない展開はこの手の鑑賞後にありがちな、最後にがっかり、を回避してくれており安心して観れる。特に残るもののこそないがとても良くできている作品。 【ムッシュ★いち~ろ!!】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-30 13:59:11) 7.《ネタバレ》 最近ではどんでん返しには飽き飽きしてしまったところがあって、これは比較的よくできていたとは思うけど、無いなら無いで別に良かったかな。愛していた父親がある日突然発狂して子供たちに殺人を強制する、というアイディアだけで充分面白い。中盤までを丁寧かつ叙情豊かに描けば、キングの代表作のような泣けるホラーとして記憶に残る味わいを出せただろう。少年時代の兄に感情移入して観ていただけに、もっとドラマ部分をみせて欲しかった。 それにしても、近年のサスペンスって、どんでん返し中毒ですよね。でもどんでん返しというのはいわば必殺パンチであって、フットワークやジャブを磨いて初めて効果的に生きる技。そこばかり拘っていると一発屋的な、二度以上の鑑賞に耐えない浅い作品になってしまう。だから本作もまずまず面白いんだけど、なんか微妙なんだよなあ。今一歩、心に残るものがない。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-22 15:16:25) 6.こういうスリラーはそこらのホラーよりもよほど怖いです。練られたシナリオがあるとはいえ、丁寧な演出で単なる狂信者のお話にせずに「こんなこともあるかもね」と説得させたビル・パクストン、かなりの手腕だと思います。ただDVDで観たので娯楽として映画館で楽しめたかどうかとなると疑問ですけど・・。 【メルトダウン】さん 7点(2004-03-08 21:28:11) 5.《ネタバレ》 神の啓示により、悪人を退治(殺す)する任務を課せられたと妄想する父親。弟も影響を受けてサイコ化していく・・・、長男はそんな父親を見かねてとうとう殺害してしまう。見る側は、当然父親がイカれていたと思うだろう。それを最後にひっくり返すところに驚きを感じるのだが、面白いのは「兄の名前も神の啓示するリストに入っていた」というとこですね。結局、兄は将来連続殺人犯になるのですから・・・。 さらには、取り調べをしていた警官までもが殺人犯だったと最後に判明する。見る側に対して何重にも罠をしかけた衝撃的な作品です。 丁寧に脚本されているところには関心させられました。 【おはようジングル】さん 7点(2003-12-25 19:30:42)(良:1票) 4.あっと驚くエンディングで最後まで楽しめました。「ユージュアル・サスペクツ」と同じ手法ですよね。主人公の回想シーンとして私達が見せられる映像のどこまでが「真実」なのか?個人的には父親に殺された人達が果たして「悪魔」だったのかどうかが気になります。 【あおみじゅん】さん 7点(2003-11-07 15:21:12) 3.もうヤダよ、ビル・パクストンったら、、。アメリカのホームカタログに出てくるお父さんみたいな顔してるのにねえ。小さい頃からあんな事させていたら兄ちゃんはともかく、弟はまともな大人になれないでしょうよ。困るねえあんな親。でもどんどん引き込まれていきました。 【fujico】さん 7点(2003-10-22 09:09:54) 2.父親の狂気と、そこから逃れられない絶望感ってのが良かった。あの状況はホント怖いしどーしよーもない。なんか「キャリー」の母娘を思い出しました。 【あんこ玉】さん 7点(2002-12-17 01:55:00) 1.ある日突然、神の啓示を受ける父親。「この世に無数の悪魔が放たれた。滅ぼすのが我々の役目だ」。二人の幼い息子の内、一人は父親を信じ、一人は父親の狂気を疑う。そして、連続殺人が始まる。基本は「セブン」型のサイコ・スリラー。これだけどんでん返しが流行っていれば、結末もある程度は予想がつく。しかしこの映画は、ラストで予想を超えるパラダイム・シフトが起こる。「セブン」以降、無数に作られた亜流サイコ・スリラーでは最高峰と言っていい。初監督の俳優ビル・パクストンも堂に入った演出ぶり。かなりお薦めの、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-12-01 22:46:47)(良:1票)
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