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ボクサー(1997)

The Boxer
1997年【米・アイルランド】 上映時間:114分
ドラマラブストーリースポーツもの
[ボクサー]
新規登録(2003-07-27)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-23)【Olias】さん
公開開始日(1998-06-13)


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監督ジム・シェリダン
キャストダニエル・デイ=ルイス(男優)ダニー・フリン
エミリー・ワトソン(女優)マギー
ブライアン・コックス〔男優・1946年生〕(男優)ジョー・ハミル
チャーラン・フィッツジェラルド(男優)リアム
ケン・クラナム(男優)マット・マグワイア
ジェラルド・マクソーリー(男優)ハリー
脚本ジム・シェリダン
テリー・ジョージ
撮影クリス・メンゲス
製作ジム・シェリダン
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
UIP
美術ブライアン・モリス[美術]
字幕翻訳戸田奈津子
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》 司馬遼太郎をして、百敗の民と言わしめたアイルランド人。
何より彼らの独特のユーモアが、アイルランド系の映画人にはあり、
それが映画ファンにとっては、たまらない。
最近のジョンカーニーやケネスブラナーをはじめ、面白い映画が多い。

本作は、納得いかない不条理が描かれるが、
それがギャングの存在や性の乱れとかそういうものではなく、
カトリックをめぐる歴史や、IRAなどの紛争の歴史が背景にあるので、
観ていて、簡単には心にストンと来ない。

それでも、どこかに信じられるものが一本あるのが、救いである。 トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2023-07-17 12:54:01)

3.《ネタバレ》 アイルランド好きにとっては見逃せない一本。ダニエル・デイ=ルイスは相変わらずの精彩を放っているし、政治的背景が濃いのにそれをラブストーリーで見事に中和させて、奥深い人間ドラマに仕立てることに成功していると思う。思うんだけれども、どうしても一つだけ納得いかないというか、ストンと落ちないというか。それは息子リアムの心についての描写。ジムに火をつけるほど母親喪失への恐怖感があるのに、服役中の実父を捨てる母親への嫌悪感はないのか、ということ。どう見ても、ラストはダニーと母親との生活になることを予感させるわけで、違和感ありまくり。夫婦間でいくら関係が破綻していたと言っても、息子にとって父親はたった一人。きちんと夫婦関係を清算もしていない状況で、あんな多感な年頃、しかも男の子にとって、母親の恋愛ってそんな簡単に受け入れられるものなのか? リアムと父親との関係の描写がまったくないので、一概に言えないけれども、これはあまりにも説明不足という気がするのは私だけなのかな~。というか、他に特に破綻がないので、この一点が却って異様に見えるんだよなあ。だって、母親がダニーといなくなると思っただけで火つけちゃう息子だよ? 逃げないのならダニーと一緒でもいい、ってのがよく分かんないのだよ。これって、些末なことなのかな。私的にはかなり重要なファクターだと思うんだけどなー。ダニーの見世物ファイトを見て心動いた? いや、そういうもんじゃないだろう、と思ったり。何度見直してもそこに納得の行く描写がゼロなのが、作品全体の完成度が高いだけに、大いに不満。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-08 13:46:36)

2.投獄前の部分の説明がほとんどないので、前半はどういう人間関係なのかが分かりにくかったが、話が動き出した後半は一気に引き込まれた。デイ=ルイスを相手に回して一歩も引かない演技を見せたエミリー・ワトソンの功績が大きい。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-18 11:41:40)

1.IRA関係の映画って、ひたすらつらい映画が多い(『ナッシング・パーソナル』とか)けれど、この映画は主役の二人の恋を描くことで悲劇的になり過ぎないよう、バランスが保たれている。だから、同じようなテーマの映画に比べるとまだ観やすい。そして、いつも思うことだが、宗教がらみの争いは、宗教がらみであるがゆえにここまで根強い&必死だし、その一方、明らかに宗教的な平和への願いとは矛盾している。なんでかな~。やっぱり、自分の好きな人だけ守るのはダメですか? 何気ない日常が一触即発の状態と隣り合わせである、というものすごい状況をエミリー・ワトソンのおそろしい演技で良質なサスペンスにしてる。そこら辺が映画としても良くできてると思う。 wunderlichさん 7点(2004-11-26 15:58:26)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 7.82点
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414.55% line
500.00% line
629.09% line
7418.18% line
8836.36% line
9627.27% line
1014.55% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【ゴールデングローブ賞 情報】

1997年 55回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ダニエル・デイ=ルイス候補(ノミネート) 
監督賞ジム・シェリダン候補(ノミネート) 

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