みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 カメラワークの下手さが逆に内容の陰惨さを際立たせていた。ものすごく怖かった。ハン・ソッキュはかなりうまい。ストーリーは残念というか・・しっかり把握できなかた。だけど、本能的にぞくっとさせられた+陰惨でものすごい感情がうずまいてるくせに淡々とした描写、というつくりはけっこう好きなのでこの点数。スリーパーの彼女がひたすら哀れ。 【Shiori】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-01-19 10:24:37) 5.80年代の韓国は全斗煥政権全盛の時代で、言わば民主化の直前の時代ですね。 この時期まで韓国は密告社会であり、そこで身の潔白を通して生きることは、命がけだったと言って良いでしょう。 70年代中頃まではスパイ容疑は拷問死もあったんですねえ。 その時代を背景に脚本を書く事は、歴史の暗部、否、タブーにメスを入れるようなもの。 「シュリ」「JSA」に続き、大胆な作品として発表されました。が、それを超えてはいませんね。 上記の映画では「分断の歴史」がスッと入ってくる面がありましたが、この作品では時代背景など少しの予備知識が必要でしょうか。そしたらまた違う見方が出来るかも知れません。 しかし韓国映画はこの二十年、数々の制約を打破し、表現、技術共に、恐ろしいぐらいの速度で発展しました。 この類の実話がゴロゴロあると言う韓国で高い評価を得ただけに、隣国が歩んだ分断の後遺症が今も尚未解決だという題材は、観終わってまた深刻なものが残像として残る想いです。 【白狼】さん 7点(2004-06-07 00:56:20) 4.本作も『シュリ』『JSA』の流れをくむ北朝鮮との対立の中での物語です。韓国や北朝鮮の対立が主題の映画を観ると「ほんまかいな?」と思いますがじっさい本当だったんですよね。大学で韓国語の授業をとっていたとき、ネイティブの先生が「光州事件のときは街中を戦車が走ってきて…」と仰ってました。政治的背景を予習してから観ると、もっと楽しめるかもしれません。あと、ビックリしたのは、A・タルコフスキーの『サクリファイス』のエンディングテーマとして流れたJ.S.バッハ「マタイ受難曲」の「あわれみたまえ、我が神よ」が同じくエンドロールで使われていたこと。やっぱりバッハ良いっすね~・・・っていうかこの曲だったら殆どのシリアス映画にマッチする(?)。 【ひろすけ】さん 7点(2004-02-07 22:19:03) 3. 【SUM】さん 7点(2003-12-22 17:24:23) 2.もう一見たいと思わせるほどの印象はないものの、「面白い」と思える佳作でした。僕個人のアジア映画びいきも根底にはあると思うのですが。最冒頭から緊張感があり、そこから拷問のシーンへと行くシークエンスは見ごたえがあります。また、この拷問のシーンの描写とかは結構なバイオレンスで、思わず眼を覆いたくなりますね。ストーリー的には、韓国映画のメインテーマの一つである「南北対立」の話でしたが、つい先日南北ものではないものの、設定が遠からず近からずなアジアンスパイ映画の秀作「インファナル・アフェア」を見てしまっていたので、少々ふ~んって言うところがありましたが、「インファナル・アフェア」を見ていなかったらかなりの感動が得られただろうなと思います。この「二重スパイ」では、警察の側が一枚、また一枚と薄皮を取っていくように肉薄していく主人公の正体への緊迫感もさることながら、スパイという自らの運命に縛られ、それでも愛する者を失いたくないというコ・ソヨン演じるユン・スミという女性に注目してみてもとても見ごたえのある作品だなと思います。 【暇人】さん 7点(2003-12-02 00:24:51) 1.スリリングな導入部から始まるこの物語は、北朝鮮から韓国へ偽装亡命した或るスパイの行動を克明に追ったもの。終始リアルな描写としっかりとした構成で貫かれ、サスペンスフルで実に見応えのある作品となっている。仲間たちの協力や想定外の部外者からの情報収集を得て、ひたすらストイックに任務を遂行する主人公。が、非情なプロのスパイとして生きてきた男が、時折見せる人間本来の優しさ。結果的にはそれが仇となるのだが、男女の恋愛がらみというのも、今や韓国映画の定番となりつつある。ラスト、国家(韓国)の威信を賭けたオトシマエは、東映のヤクザ映画あるいはマフィアものによくある報復のパターンそのもので、ショッキングではあるが、その作劇はあまりにも通俗的で少々残念。 【ドラえもん】さん 7点(2003-08-28 23:55:06)
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